山に関わる言葉を調べて学ぶ
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熊の出る地帯を歩く時に自然界にはない音を鳴らすことで熊に自分の存在を知らせ、熊との遭遇を避けることができるハズとして使われている鈴。
熊との遭遇で一番恐ろしいのは予期せずばったり出会うこと。
一般的に熊は人の姿を見れば逃げると言われるぐらい、臆病な生き物だ。
なので、ばったり鉢合わせたら…熊はびっくりして、思わず防衛or攻撃体勢に入るのだ…なので音の出るもので自分の存在を熊に知らせるのです。
そう、この鈴を鳴らしたからといって熊避けの効果があるわけではない。
あくまで、自分の存在を熊にアピールするツールなのです。
熊鈴の音が熊に対して有害なワケじゃないんだね
反対に熊が出没しない場所や電車・バス内で鳴らしすぎると、他の登山者からウルサイ!と煙たがられることも大いにある。
他にも存在を認識させるツールとして、ラジオ、人同士の会話、火薬(爆竹)・蚊取り線香の臭いも効果があると聞きますが…絶対安全なツールはない。
「熊鈴」にまつわる4コマ漫画
鳴らしている本人は気にならないかもしれませんが、鈴の高音は結構耳にキーンときます。
どう見たって必要のないところで慣らされているとちょっと…イラッとする。
熊と会うのも嫌だけど、山にまできて人とトラブルを起こすも嫌なので、鈴を鳴らす時は周りの状況を見て判断しましょう。
また、最近聞いた話では、熊鈴を鳴らしいていると反対に「あ〜!なんか美味しいもの持ったのが通る!」と、近寄ってくる熊もいるとか…いったいどうすりゃいいんだろ?
登山時に上記のような張り紙を見ると…心が凹む。
そんな時に限って、熊鈴を忘れたりしているのよね。
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「山の用語集」投稿時、参考にさせていただいたサイト様(敬称略)
Wikipedia、コトバンク、goo辞書、ヤマレコ