尾瀬と言ったら水芭蕉と見渡すかぎり一面の湿原!その湿原に囲まれながら、のんびり歩くのが尾瀬タイムよね〜。
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前回の記事は…
大江湿原から沼尻峠まで
では湿原を楽しみながら見晴キャンプ場へ向かって歩きだすことにしましょう。
時間は12時40分。
大江湿原から今日の目的地の見晴キャンプ場まではコースタイムで3時間。
遅くとも16時までにはキャンプ場に着かねば!ゆっくりしている時間はない。
季節は7月中旬、水芭蕉の時期は終わっている(んだよね?)けれども、黄色いお花がところどころに咲いていて緑と黄色のコラボレーションが爽やかな初夏を思わせていい感じでしょう?
起伏がない木道の上をスタスタと湿原を歩いていくうちに、気がつけば右手に山が。
あの山は燧ヶ岳なのかしら?
当ブログ、よく山を間違えているコトが多いので不安だわぁ。
平らな湿原の中にひょっこり飛び出ている山の頂まで、かなりの登りが待っていそう。
明日わたしはあの山を登れるんだろうか?
不安なら登るな!って言われちゃうかもしれないが、自信満々もある意味危ない。
登山に対しては
常に臆病であれ!
が私の山登りスタイル。
ってカッコつけて言ってみたが、登山に対してポリシーもスタイルも私はもってない。常に自信がないだけ。
こうして歩いていると、立派な尾瀬看板のある場所に辿りついた。
尾瀬のあちらこちらに立っている、この看板も「尾瀬」に来た感を盛り上げてくれるよね。
湿原も空もすごく広い尾瀬。
病気や仕事で縮こまっていた視野が一気に広くなる気がするわ。
分岐点には道標が。
次の休憩ポイントまで3kmかぁ。近そうで遠いんだよなぁ。
遠くには尾瀬沼が見えるようになってきた。
尾瀬沼沿いに歩ける?
って思いきや、木道は樹林帯に向かっていった。
すると進行方向に金網が見えてきた。
ゲート?
あら〜こんなゲート、10年前に来た時あったかしら?
ゲートを通過し、チョット歩いたら燧ヶ岳・長英新道の登山口だ。
明日の登山はここが下山口。
明日の昼過ぎには無事に下山ができていますように!
明日は時間に余裕を持てるよう、早め早めの行動をしよっと。
その後も木道に沿って進む。湿原地帯で視界が広がったと思えば、また樹林帯。
地図上では尾瀬沼に沿って歩いているはずだが、木々に阻まれて尾瀬沼の姿は全く見えない。
想像では、左手に尾瀬沼を見ながら歩いてるハズだったのに…理想と現実は違うわね。
すると、進行方向に小さな小屋が見えてきた。
上の写真左手に屋根が見えているでしょ?あれが沼尻峠休憩所。
休憩する?先へ進む?
大江湿原から沼沢峠休憩所までは特に難所もなく歩いた。
だが、家から沼尻峠まで公共機関を使って移動してきた疲れ、沼尻峠からここまで歩いてきた疲れもあるので、沼尻峠休憩所でしばし休憩しちゃおう。
沼尻峠休憩所は改装されたばかりみたいでピカピカよ!
ほら!自販機だってまだ何も売ってない!
(令和5年8月5日から沼尻休憩所公衆トイレは利用可能)
ここがオープンしたら、素敵な休憩ポイントになりそう。
この休憩所からは小沼が見える。気温も適温。
のんびりと過ごしたい場所だ。
よって、ここで休憩をすることに。
持っていたおやつを食べながらぼ〜っとする。
スマホも触らず、日常の余計なことも考えずぼ〜っと…。
こんなマッタリ登山、なかなかない。
今回の登山、尾瀬に決めて本当によかったな〜
心底そう思う。
沼尻峠休憩所から見晴キャンプ場まで
沼尻峠休憩所ではちょっと休憩した…つもりだが、気がつけば20分も休憩してたわよ。
恐るべしマッタリゾーン。
いつまでもここに居たい。いっそのこと泊まりたい気分だが…そうはいかない。
重いケツを上げて、見晴キャンプ場へ向かって歩きだす。
道標に目指す地点の「見晴」の文字がないのがチョット気にかかるけど、地図を見ればこちら方向なのは間違いない。
7月現在、青々茂る尾瀬の湿原は秋になるとどのようになるんだろう?
秋にも来てみたいな〜
って、この時は思うけど…ワンシーズンに同じ場所に2度くるのはなかなか無いよね。
川の透明度にうっとり。
私の家の近くの川は灰色で臭って…透明度0ですから。
湿原の間にある池に反射する雲がいいわね〜。
10年前はガツガツ登山がしたかった時期だったので、尾瀬の良さがイマイチわからなかったけど…
ガツガツ時代が終わった今、尾瀬の良さが分かるようになってきた気がする。
この風景&のんびりと歩ける雰囲気がメンタルと身体に優しい。
って、尾瀬を褒め称えていたら…チョットゴツゴツした道が出てきたよ。
しかもその先の道は…木道じゃない。
この手の道は登山で慣れている道だから問題ないんだけど…尾瀬に求めているのはコレじゃない…。
そう思いながら進むと、木道と再会。
途中にあった燧小屋の看板が下に落ちているのはなぜ?
だんだんと木道も荒れてきて…
あれれ?人気の見晴エリアへ本当に向かっているんだよね?
ってチョット不安な気持ちにも…なる。
そして…だんだんとテント泊装備の入ったザックが重たくて辛くなってきた。
今日の重さは13キロぐらいかな?
感染症時代に入ってから重たい物を持っての通勤をしなくなって3年半経ってしまい、重たい物を持つのが辛い。
毎日5キロほど背負いながら、往復6キロを自転車を漕いでいた習慣を失ったのは登山に対してはマイナスになってしまったようです。
テレワークはメンタル的には楽だったんだけどね。
で…このぐらいの時間になると登山道に人が居なくなった。
時間はもうすぐ午後15時。
帰る人たちはとっくに帰っているし、泊まる人たちはほぼ行動を終えている時間帯だものね。
途中にあった川のせせらぎ。
この水は飲めるのだろうか?飲まないけど。
そして…人が全然いないので、ちょっとだけ「熊」が怖くなってくる。
尾瀬もツキノワグマが出るよね。
熊鈴…出そうかな?
って、考え始めたら分岐点に着いた。
ここは燧ヶ岳への登山道分岐。
明日はここから登山をするのか〜。
現在…
重たいなー
って、思っているテント拍装備のザックを背負って登れるのだろうか?
今はネガティブなコトは考えず、とりあえず今はキャンプ場についてテントを設営することをクリアしよう。
そう思い進んだ先には道標…
あ〜出た出た。
どっちへ行っても見晴に向かう分岐点
どっちを歩いても見晴経は行けるけど、せっかくなら良い道を歩きたいよね。
どっちが良い道なのか、ちょっと悩むけど…いいや!直感で左!
結果を言いますと…次の日は歩かなかった方の道を通って燧ヶ岳登山口道まで戻ってきたけど…どちらを歩いても風景に大差はなかったです。
この道を進んだ先が見晴エリアで…山小屋がいくつか建っている場所を通過したら
見晴キャンプ場に到着。
時間は15時20分。
キャンプ場は混み合っている。
尾瀬でのテント泊は尾瀬沼、山の鼻でテント泊をしたコトがありますが、今回の見晴キャンプ場は初めて。
見晴エリアはどんなキャンプ場なのか…?
それは次回「電車で尾瀬テント泊で燧ヶ岳(3)」に続きます。