いつの間にか知り、そして歌っていた「アルプス一万尺」。
子どもの頃はこの歌を「アルプスの少女 ハイジ」のイメージできっと海外の山を歌った唄だと思っていた。
けれども違うんですね〜この歌詞はなんと日本でつけられた歌詞!
しかも想像以上に「山」に精通した歌詞でした。
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アルプス一万尺は外国の歌だと思っていた
この歌の「アルプス」はヨーロッパのアルプス山脈ではなく、日本アルプスを歌ったものなのです。
元々はアメリカ合衆国の民謡「ヤンキードゥードゥル」を原曲として、日本語で登山にまつわる歌詞がつけられたのが「アルプス一万尺」です。
「アルプス一万尺」の歌詞は全部で29番まであり、槍ヶ岳から西穂高岳や奥穂高岳を中心に色々な山名が出てきます。
京大山岳部の学生、とする説が有力ですが「アルプス一万尺」は作詞者は不明です。
著作権がちょっと心配なのでテキストではなく画像で1~29番までの歌詞を紹介します。「ランラララララララ・・・」の部分は省略しています。
うわっ!何この山心そそる歌詞!
知ってました〜!?!?
これを知ってから、私の脳内にはずっとアルプス一万尺が流れています。
「一万尺」(約3030メートル)はその高さを表す。
1尺は、約30.3センチ。
ということで、1万尺は約3030メートル。
「こやり」は「小槍」
1番の歌詞の「小槍の上で アルペン踊りを さあ踊りましょ」の「小槍」とは、槍ヶ岳の山頂付近にある岩の名前とのことなんです。
この「小槍」の標高は3,030mで、ちょうど一万尺。
槍ヶ岳の頂上は「大槍(おおやり)」になります。
その西側に「小槍(こやり)」、その間に「孫槍(まごやり)」「曽孫槍(ひこやり)」とたくさんの槍があります。
皆が目指す大槍にはハシゴがかけられているので一般登山者でも登ることができますが、小槍自体にはロッククライミングの技術がなければ登ることはできないかと…。
また、尖った先にある頂上も非常に狭いので実際にそこで踊るのは不可能だ。
子ヤギが可哀想…
一番に出てくる「小槍」はよく「子ヤギの上で」踊っている人が多いですが「小槍の上で」、ですよ。
そんなんしたら…カワイソウ。
多分そのイメージが我々にこびりついたのも…「アルプスの少女 ハイジ」だ。
ハイジと子ヤギのユキちゃんのイメージが脳内にインプットされているせいだ。
kakutama.comの印のつけられていない、山の写真については
フリー写真素材ぱくたそ 様
Pixtabay 様
山岳風景 壁紙/フリー写真 様
から、フリー写真をお借りしました。