塔ノ岳
とうのだけ
別名:御塔、尊仏山、孫仏山
所在地
剣山の名前にまつわる4コマ
どの山も「山=信仰対象」の構図がほとんどですね。
ご神体?であった尊仏岩がなかった時のショックを考えると…。大地震の後だけに相当凹んだでしょうね…。
山名の由来・山名ルーツ
昔は山頂の北側に別称の尊仏山(孫仏山)の由来となった尊仏岩という大岩があったと記録されている。
なお、山頂で通年営業している山小屋「尊仏山荘」の名もこの岩に由来している。
山麓の人々はこの尊仏岩を「お塔」と呼び、特に雨乞いの神としてあがめていた。
そしてこの山を「お塔の山」と呼び、それが「塔ノ岳」になったという。
結局…尊仏山という名前があったけど、山麓の人たちの通称「お塔」が現在の山名に通ったってことかしら…?
残念なことに尊仏岩は関東大震災の余震である丹沢地震(M7.3)で北西の大金谷へ転落してしまい、今の山頂にはない。
転落した尊仏岩は大金谷の何処かにあるそうですが…見つけるのに一苦労みたいです。
岩までのルートもないようだし、もちろんコチラが尊仏岩!なんて書いてあるわけでもない。バリエーションルートを歩かない私には一生拝むことのない岩なんでしょうね〜。
登山コース
登山コースは各方面から整備されてます。
山頂からの展望はすばらしく丹沢山塊の全貌が眺められるだけではなく、天気が良いと富士山から南アルプスにかけての展望も望める。
丹沢のコースについては、登山道やバリエーションルートを実際歩いて丹沢を制覇した方が公開している素晴らしいサイトが数々あるので私が書くなんておこがましいので割愛します。
私が通ったことのあるコース
大倉尾根をピストンして塔ノ岳と丹沢山
塔ノ岳山頂から三ノ塔を経てヤビツ峠への縦走
戸沢から塔ノ岳周回
塔ノ岳山頂から鍋割山を経て大倉バス停に戻る周回
まだまだ奥深い丹沢地域…来シーズンは蛭ヶ岳や玄倉からユーシンコースも是非歩いてみたい。
露天賭博の場としても賑わった
塔ノ岳のお祭りは毎年5月15日に行われていた。山麓の農民はお塔の大岩の下の土を掘っては麓の田畑にまいて豊作を祈願した。
また祭りの日の山頂は賭場行われ、なんと昭和25年ごろまで続いていた。
関東のアチラコチラから賭場を求めてた輩が登ってきたという…う〜んギャンブルに全てを賭ける人の意気込みを感じます…。
塔ノ岳の抱える問題
昔は山頂一帯がうっそうとしたブナ林であったというが、今は全くその面影もない明るい山頂になっている。
また、山頂周辺はシカの食害が問題となっている。
大人気の大倉尾根コースはあまりにも多くの人に歩かれているため、登山道の崩壊場所が気になる。
確かに初めて通った時はこんな橋がかけられたいたかしら…?という場所に橋がかけられている気がする。
これ以上山を傷つけないように木道のある場所は木道を通って歩くようにしたい…。
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