02八峰キレットからキレット小屋まで
それはなにやら黄色い看板。
14時27分八峰キレット看板前に到着
おお!ここが鉢嶺キレット核心部なのね!
きっと今まで岩場以上に危険箇所が待ち受けているハズ…。
早速スケスケな橋を渡る。
その先にはハシゴ。
ここから先は鎖にハシゴが連続する区間でした。
足を滑らせないよう、落ち着いて、気をつけて鎖場を降りる。
すると…何だか神々しいハシゴが現れた!
このハシゴがなかったら、どうやって登るんでしょね。ココ。
八峰キレット核心部に入ってからは、道幅は狭くなり…場所によっては足場が狭く人一人がやっと通れるくらいの幅。
今回は平日だったからすれ違う人もおらず、スイスイ進めたけれど…混んでいる日であれば八峰キレットを通過するのに譲り合い時間がかなりかかりそうだ。
場所によっては斜面が急なので、進行方向先に登山者がいるかもわからないケースもありそう。
人の気配を感じるようであれば、声を掛け合って安全に通過するようにした方がいいと思います。
それにしてもさ〜…!
見てよ!これ!
白すぎじゃないですか〜!!!
いくども幾度も写真を取り直してちょっとでも姿形がわかるような、そんな写真が撮りたかったのに…。
何度チャレンジしてもダメでしたよ…。
おいおい調べた所によると、八峰キレットは狭いキレット。
その場所はハシゴとクサリが設置されているおかげで通りやすくなっているそうですが…
あ〜ん!もったいなーい!
その後も岩場の下りは続く…朝、扇沢から歩き始めて8時間以上…だいぶ足もガクガク…。
でもココで転んだら大怪我に繋がる
と、少女漫画に出てきそうなセリフを脳内で繰り返して歩きます。
写真で見ると、怖そうに見えるんですが…ん〜…実際のところ…あまり怖さは感じませんでした。
それもこれも…きっと…ガスの真っ白けっけのせい!
せめてドキドキできるような写真を撮ってみよう…!
と歩いている足元をパシャリ。
どう?スリル感ありますか?
この後もほっそ〜い崖道がちらほらと出現します。
細い道にはクサリが設けられているんですが、鎖にしがみついて歩くのも危険だと思っているので、足場と手元の岩場の安定を確信してから進みます。
そして…絶壁に設置された最後ハシゴを登りきると…待望のキレット小屋が見えてきた!
うわ〜…噂通り、すごい所に建っていますね!
相変わらずのガス祭りなので、わかりづらいかもしれませんが…小屋が建っている右側と左側…崖ですから!
キレット小屋が見えた場所から、キレット小屋までも下り。
最後の最後に転ばないように、慎重に下り…
14時44分キレット小屋に到着
あ〜…当初の到着予定の15時台前に到着できたー!
よかった〜!
私はテント泊が中心なので、あまり山小屋に泊まることはありませんが、どの山小屋も明るくってバンダナを巻いたお姉さんが受付にいらっしゃった気がします。
ところがこのキレット小屋…立地と比例するようように…硬派っぽい山小屋でした。「鹿島槍から八峰キレット越え五竜岳へ単独縦走(5)」に続きます。