鹿島槍から八峰キレット越え五竜岳へ単独縦走(1)

目次

04稜線が見えてから種池山荘まで

お…何やら期待したい名前の看板が出てきた。
その名も「水平道」ずっと上りだった柏原新道で、やっと出てきた穏やかな道!
水平道の看板
ここからしばらく…恋い焦がれたほぼ水平の道が続きます。
水平岬の看板
この柏原新道は登山道が小尾根と交差する地点を「岬(ざき)」と名付けているようです。

この後も色々な名前の看板がアチラコチラに
石ベンチの看板
自然石が数個並んでいる場所は「石ベンチ」と名付けられ、
アザミ沢の標識
こちらの「アザミ沢」は7月初旬ごろまでは残雪が残っているそうです。
稜線が近くなってきた1
残雪が残っていても、雪面を歩けるように足場が作られているそうなので雪山装備でなくても歩けるそうです。
稜線が近くなってきた2
ココまで登ってくると、お向かいに見える針ノ木岳がずいぶん近くなり、嬉しい!

ペースもいい感じだし…種池山荘まで余裕じゃない?

笑顔のイラスト
なんて…おこがましい思いも心の中に浮かんできた…。
まだまだ登る
ここらで油断して、定番の足グネりをしないように気を引き締めて登る!
今日の登山はまだまだ出だしだもんね!

そろそろ柏原新道で危険箇所と言われる「ガラバ」に入る。
通行注意の看板
この看板がソレを示唆していませんか?

右手にガレた斜面、左手に2つの沢…。
細い道
そんな急斜面に挟まれた細い道を横切って行きます。

雨の日は危ないんだろうな〜。

登山中の困っている顔
下り方面への滑落に注意し、上からの落石にも注意。
実際近くにあった看板に、猿やカモシカによっての落石も発生していると書いてありました。
細い道2
この道上ではすれ違いが厳しそうなので、お向かいから誰かが来ないことを確認して通過します。

小屋泊装備の軽さのおかげでいつもよりドンドン登って行けている気になっていたので…
もうソロソロ着いてもいいじゃな〜い?と思いながら登る。
登りが辛くなってきた
そこに現れた「富士見坂」の看板
富士見坂の看板
ここから先…実は…ちょっときつい登りが始まるんですよ。
富士見坂の看板以降が辛い1
もうソロソロ種池山荘でない〜?という心の甘えに対しての…登り…。
キツイ!
富士見坂の看板以降が辛い2
日々、ジョギングをしていても思うんですが…残り後チョットって思い始めると…体力&精神的にきつくないですか?
富士見坂の看板以降が辛い3
「鉄砲坂」と呼ばれる登りもコレまたキツイ!
キツイけど…登りきってしまえば…種池山荘…とひたすら登る…。
柏原新道が歩きやすいから、小屋泊装備だから荷物が軽いからと…飛ばしたツケがココで出てきて…太ももがふくらはぎが…シンドイ…。
種池山荘が見えてきた
それでも、青い空を見ながら登り続けていると…
見えて…見えてきたよ!三角の屋根!
種池山荘が見えてきた〜!

8時45分種池山荘に到着

種池山荘に到着
柏原新道の登山口からスタートして2時間37分で種池山荘に到着です!

えっと…ウフフ。
山と高原地図に書いてあるコースタイムは3時間半…!

私、けっこう早いジャーン!

笑顔のイラスト
って思いました!イイ気になりました!

……
そのツケ…この後バッチリきますから…。
種池山荘の道標

コースタイムより早く歩くことは決してすごくない!
ソレを思い知った今回の縦走…「鹿島槍から八峰キレット越え五竜岳へ単独縦走(2)」に続きます。

1 2 3
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次