中の湯から上高地まで単独・日帰り縦走で焼岳登山

タイトル焼岳

ダンナを上高地へ連れて行く、ダンナに登山をさせる。その目的だけで行った一泊二日の北アルプス・上高地エリア。まずは1日目に焼岳を登ることに…だが…初級者&登山嫌い&体力無しのダンナを連れて焼岳登山なんてとても無理!ってことで焼岳は1人で登ってきました。

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目次

01新中の湯ルートから中の湯新道分岐

地図中の湯登山口から中の湯新道分岐
我が家の車は4WD&チョットだけ車高も高いので山道だって得意なハズなのに…ぜんぜん山へ行くことがない…。そんな可哀想な車にたまには活躍してもらうためにダンナと一緒に上高地エリアへ行くことに。
ただ、この日の上高地は今シーズン一番の寒さとのことなので、寒がり・体力なしのダンナはテント泊なんて絶対できない!

せっかく買ったNEMOのテント…もう2年以上使っていない気が…

感心しているイラスト
仕方がないので平湯温泉に宿をとって、焼岳日帰り乗鞍岳日帰りを行うことにしました。

で、焼岳なんですが…日帰りで登れる北アルプスなんですが…そんな山でも…一番身近でダンナを見てきた私の判定によると、ダンナには無理だ!
ってことで一日目の登山は私一人で焼岳を登ることに。

コース取りとしては、ダンナは私を中の湯側の焼岳登山口で私を降ろしたのち…

ダンナ:平湯温泉まで行って車を置いて、平湯温泉からバスで上高地まで移動
私:中の湯側の焼岳登山口から焼岳山頂を越えて上高地へ

そして上高地で落ち合うことにしました。

さて、中の湯側の焼岳登山口にはトイレはありません。登山道にもトイレはありませんのでご注意を。
今回の登山コースは「新中の湯ルート」と呼ばれています。「中の湯ルート」もありますが、荒廃しているらしく廃道になっているとか?
また、この「新中の湯ルート」が焼岳への最短ルートになります。

中の湯バス停から10個の急カーブを登った先にある登山口の近くには既にたくさんの車が駐車されていました。
駐車スペースは20台分ほどしか無く、駐車できなかった車は道路に沿って路駐されています。
うちの車は私を降ろしたらそのまま立ち去るので、登山口近くに停車。
既に駐車場に人の気配はなく、急いで登山準備を初めて出発!
私の出発する時にやってきた車があったので

ああ、私が最後の登山者じゃないわ…

同意している笑顔のイラスト
と、ちょっと心強い…。

登山口は道路沿いにポツンとある。
中の湯登山口
焼岳の噴気活動に関する看板も…。
焼岳の噴気活動看板
ダンナに上高地での再会を告げて登山開始です。

9時26分登山開始

中の湯から登山開始
出だしは歩きやすい樹林帯です。
廃れた車
何やら車の残骸があるのですが…。コレは何かしら…?
樹林帯を登っていく
急な登りもあるけど、延々と続くわけではないので歩きやすい。
サクサクと登って進みます。
…ちょっと早く進んでいます。
……もっとユックリ登っても良いのですが…。
こちらの焼岳…ネットの情報によると…
熊発見&出没が多いとか…!

こ、こわ〜〜〜〜い

もやもやしているイラスト
登山開始時間が遅めのせいか、登山道には誰もいない。
なので…熊鈴を鳴らしながら登ることに…。
ウルサイぐらいに熊鈴を鳴らす
ウルサイぐらいにリンリンしながら歩きました。
やっと会えた誰かとすれ違う時は、鈴の音はすぐに消しましたが…人の気配がなくなると直ぐにリンリン

熊への怖さのせいか…結構飛ばして歩いていると…
前日までの雨でぬかるんだ道
やっちまいました…!
泥まみれになった足元
泥沼にハマりました…。
前日まで降っていた雨のせいで、まるで底なし沼のようにズブズブと足が泥の中に滑り込み、この登山中で最初で最後の悲鳴をあげることに…。

ギャー!

悲鳴を上げるイラスト

この後は…熊だけではなく泥にも気をつけて進みます。
泥沼にはまらないように進む
熊笹の林が…衣服をシットリさせてくれます…。
レインウェア着ろって?だってさーどの天気予報を見ても晴天予報なのよ?この先に待ち受けているのは青空のみと思うと…面倒で…。
熊笹の茂み
それにしても…こんなに熊笹がおい茂っていたら…熊が近くにいてもわからないんじゃないかしらと不安になってきません?

ふと、視界が開けて…これは…樹林帯が終わった?
道が開けてきたかも

10時37分おそらく?中の湯新道分岐

道が開けた広場
って本当にココが中の湯新道分岐で良いんでしょうか…?
周りを見渡しても看板が見つからないし…う〜ん?
こちらの広場からは焼岳の南峰と北峰が一望でるとの情報がありましたが…

ガスでモヤって見えない!

がっかりしているイラスト

02中の湯新道分岐から焼岳山頂

地図中の湯新道分岐から焼岳山頂
広場周辺はナナカマドが多く、紅葉している木も多いですね。
ハイシーズンならもっと紅葉がキレイなんでしょうね〜。
紅葉がキレイ
ここの広場から先は展望の良い道になるハズなんですが…この天気…。
きっと…きっと山頂につく頃には晴れるはず!それを信じて谷の左手を登山道沿いに登っていく。
天気が良かったら紅葉はもっと綺麗
熊笹やダケカンバがワサワサ生い茂る気持ちの良い登山道を登って行く楽しい道で、焼岳の中で最も人気の高いコースと言われるのも納得。
ハシゴもあるよ
ただ、ただね…事前に調べてきた情報だと
この開けたゾーンでのクマ出没情報が多い…!
ガスっていて見えないがきっと展望が良い道
なので相変わらず熊鈴を鳴らしながら歩く…本当はさーこんなステキな道、静寂の中登りたいけど…熊と私、お互いのために鳴らしながら登るよ。

そして視界は…ますます濃くなったガスで真っ白…晴れて展望が良い時に登れたら最高だろうに…。

登山道には標高を表すペンキマークも出てきました。
2800mの印
ここまで来ると、下山の人たちとすれ違うコトが多くなった…やっぱ今日の登山開始時間は遅いよね…と思いながら足を早める。

足場が石の階段状になり、更にガスが濃くなってきたし…実は小雨まで降り始めた…。
凹む心で、ツイツイ下を見ながら歩きそうになるので、顔を上げてコースがどちらの方向に伸びて行くのかを確認しながら登る。
ガスの中に稜線が見えてきた
ガスが出ているとはいえ、ペンキマークが確認できるだけありがたい…。
人もろくに見えないガスりよう
そうして…稜線まで登りきりました…が!ガス。
一気に硫黄臭い
ここまでたどり着くと…周囲はものすごく硫黄臭い…!
岩場を進む
臭いのおかげで山頂付近は一気に火山モード!
ガスのおかげで相変わらず進むべき方向は白いですが、ペンキマークに従って進みます。
岩場になっても道は分かりやすく、登りやすいです。
北峰へ登るための分岐点から北峰の山頂までの岩場はチョットだけ急になるかな?
分岐点からちょっと激しくなった岩場
ここを登りきれば北峰山頂のはず。
山頂についてもガス
登り切った先は…晴れていれば…色々と見えるのでしょうが…この視界…。
山頂で感じられることは…ただ、ただ…硫黄臭のみ…。

くっせー

硫黄臭くて嫌な顔をしているイラスト

11時44分焼岳山頂

焼岳山頂の標識
焼岳の紹介文を読んでいると、コルの近くには噴火口正賀池があるそうですが…何も見えない…。
南峰三角点が見えるとかの話も聞きますが…何も見えない!
あまりにガスっているので進んで良いのか悩む
山の天気はコロコロかわるのでもうチョット粘れば晴れるかしら…?と思いつつも…正直寒い!
仕方がないので下山することに…。
観念して下山する

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