03焼岳山頂から焼岳小屋まで

上高地へ向かって下山を開始します。
先ほどの北峰への分岐まで下って、下りの方へ続く道を見ると
白いペンキで書かれた「←焼小屋」が分岐点にあります。

周りにはコチラ方面に進む人はいませんが、地図と石を信じて進みます。

頂上付近以外にも、そこかしこに噴煙がいっぱい出ている。

看板も噴火の注意喚起が…

焼岳~焼岳小屋はザレた斜面でやや滑りやすいですが展望の良い道です。

展望台と書かれた標識があり視界が開け「展望台」に到着。

中尾峠を通りすぎると、こんもりしたピークが

ここら辺りでテント泊の男性に先に行かせてもらいました。ザックがメチャクチャ重いぞ〜辛いぞ〜!オーラが出ていて…

と不安になる。
ココ最近の日帰り装備に慣れきった身体に…あのテント泊装備の重みなんて…今シーズンはもう無理無理!と思いながら進んでいきます。

そうそう…写真を見ておわかりでしょうが…下山を初めて30分ほどで…空はスッカリ青空へ…!
今、山頂にいたらどれだけの絶景が見えたことでしょう…。

後悔したってしかたない…上高地へ向かって進むんだよ。私。

そのまま進んでいくと焼岳小屋前の分岐に出て…

緑色の屋根が特徴的な焼岳小屋に到着。
12時35分焼岳小屋に到着

こじんまりとした小屋ですが、登山バッジや飲み物などを購入できます。
ここは…ヘリポートとか見えないけれど、どうやってこれらの荷物を運んでいるのかしら…?
04焼岳から上高地側焼岳登山口まで

さて、小屋の前を通って上高地へ進みます。

緑と青のコラボレーションでウキウキ気分で快調に下ります。
このようなペンキマークもありました。

「小屋まで121歩」と書かれた標識がとも聞きますが…これはそうじゃない?
こんな楽しい道ならあっという間に上高地じゃん!なんてことを思いながら歩いていたら鎖場とハシゴがでてきました。

鎖場はそれほど難しくありませんでしたが、直ぐに…なんだか垂直なハシゴが現れた。
恐る恐る覗き込んでみると…

7mはあると言う、長いハシゴでした!しかもほぼ垂直!
コチラのハシゴが今回のコースで一番の難所になるのかも。
かなりの高度感があり、高所恐怖症の方は…緊張すると思います。

うわ〜コレ、雨の日だったら相当怖いな…と思いながら下る。
進む先に上高地っぽい風景が入り込むように。

そして展望の良さはココで終わり…樹林帯に入ります。

ここから上高地まで樹林帯です。
まあ…歩きやすい樹林帯なんですけど、歩き易いが故に…飽きるんです。

時折現るハシゴや

鉄の橋のおかげで時折ワクワクできるのが嬉しい。
焼岳小屋から上高地コースは思ったより歩きごたえのあるコースですね。

この橋も雨などで濡れていたら滑るんだろうな〜。

と、マッタリとワクワクを繰り返しながら歩いていると…前から苦しそうに歩いてくる人が…。
道を譲ろうとすると
お先にどうぞ
と言われて下らせてもらう時に彼の背中に目がとまる…

ボッカ方です…!
ああ…!彼が…ボッカの方が…焼岳小屋まで荷物を運んでくれているのか…!
え?もしかして、もしかしなくても…

ひ、ひえ〜!スゴイよボッカさん…!

さあ、その後も続く樹林帯…。

岩室もありました、お約束の木のつっかえ棒がありますね。

まだまだ続く樹林帯…。

今回の登山でここの行程が一番長く感じました…。

この時の時間は13時40分なのですが、この時間になってもノースリーブで登ってくる外国人集団がいました…。
焼岳小屋に泊まるのかしら?日帰りだったら…ちょっと無謀かな?
そして、疲れてくると期待しちゃう看板の後ろ姿。
登山口はここからです
って書いていないかな〜?って思うけど…全然違ったよ。

道もスッカリ平坦になり…もう、本当に、上高地で良いでしょ!って思ってしまう。

そしてようやく登山口が見えてきたよ〜!!!

13時53分上高地側焼岳登山口に到着

4時間半で中の湯から焼岳を越えてここまで着いたよ〜!
この間…行動食なしで来ちゃった。
前回のジャンダルムで行動食をコマ目にとるクセをつけようと思って、シリアルをジップロップに入れて持ってきたのに…。