春目前!塔ノ岳からヤビツ峠を単独縦走(後編)

目次

02新大日から三ノ塔まで

新大日から三ノ塔までの地図
新大日茶屋地点も道の分岐になるので、道を間違えないようにしっかり確認し、確信を持ってから歩き始めます。
新大日山頂
歩き始めてスグに見えた眼下に広がる町並み!
開放感があっていいですね〜!
新大日から三ノ塔へ向かって歩く
しかしながら…この頃には足元はこのような状況下に…
かなりぬかるんだ登山道
ドコを見ても逃げ場がない、辺り一面の泥沼登山道…。
ああ、3月の登山って…こんな落とし穴があったのね…。

この泥道に足をつけば…
泥の足元3
で、泥が跳ね上がり…。

泥道を歩けば
泥の足元1
粘着力のある泥が足裏をキャッチ!

ちょっと止まってみれば…。
泥の足元2
泥が浸透してきそう!

こ、これは要スパッツですな…

がっかりしているイラスト

それでも比較的ぐちょぐちょしてなさそうな場所を探しながら進む…。
どこかしこもぐちょぐちょ
ここら辺りでヤビツ峠から登ってきた方々とすれ違いました。
この先の道の登山道の具合はどうですか?と聞かれ…

もうね…グッチョグチョ!覚悟しておいた方がいいですよ〜

ため息をつくイラスト
と返事しました…。

が!

覚悟しておくのは私の方でした…。
この後もずっとずっとず〜〜〜〜っと!!!泥道!
ネバーエンディング泥道!
でした…。
木道がなかったらどうなることやら
辺り一面に広がるグチョグチョ登山道の上にかかっている木道がホントありがたい!

で、足元ばかりに気を取られず前を見てみれば…
遠くに三ノ塔が見えてきた
政次郎尾根の分岐に到着し、表尾根縦走コースに記してあった行者ヶ岳への鎖場が現れました。
丹沢地域となめてかかっていましたが…結構な鎖場ですよね?
こちらの鎖場で渋滞することが多いそうです。
確かに初心者の頃は怖そうですね。
政次郎ノ頭の鎖場
ヤビツ峠から塔ノ岳を目指す場合は、この鎖場を降りなくてはならないので、鎖場に慣れていない&高所恐怖症さんには大変かも。
幸い、塔ノ岳からヤビツ峠へ向かう場合は登りの鎖となるので楽しく登っちゃった…。
整備された木道を登る
鎖場を終えて、木道を登っているいると…眼の前に空が見えてきた。
山小屋が見えてきた
すごく整備されたこの場所は
三ノ塔が見えた
烏尾山に到着!
ここは戸川への尾根の分岐にもなります。
鳥尾山荘の前
鳥尾山荘の前に来てみましたが、こちらも営業しているか不明
鳥尾山から三ノ塔へは一回下る
さて今日の最大の難所、三ノ塔の登りが見えてきました
今いる場所からほぼ平行に見える三ノ塔…そこへ登るということは…
下って登るんです
そう!一度下ってまた登る!
三ノ塔への登り返しが辛い
烏尾山~三ノ塔はく登り返しは結構な登りで辛い…。
一部は階段や鎖も設置された傾斜の急な区間となりまので塔ノ岳方面からの表尾根縦走コース縦走では最後の踏ん張り所と思ってがんばります!
もうどうでも良くなっている足元
足元のグチョグチョ道もその辛さを増大させてくれますが…ここまでくると

もう、思う存分汚れてしまえ!

投げやりな笑い顔のイラスト
すっかり人生投げやりになったオッサンの気分で正々堂々と泥道を歩んで行きます。
眼下に広がる丹沢地域
そうええば、ここら辺に有名な三ノ塔のお地蔵さんがあるらしいのですが…私は見逃したようだ…。

そして…一歩一歩を地味に歩み続け…
三ノ塔へ到着
三ノ塔へ到着!

03三ノ塔からヤビツ峠

三ノ塔からヤビツ峠までの地図
三ノ塔山頂!
すっごい気持ちいい!
見える山々が広がって…
あ〜!やっぱり私登山が楽しい〜!

とさっきまでの登りの辛さも忘れて山頂から見える風景を楽しんでいました…。

が!

三ノ塔山頂…なにやら中学生グループと引率の方々いらっしゃって…
こともあろうに…
なんと…

焼肉をしています!

うわ〜〜〜!なによ〜!この肉の焼ける匂い!なんの拷問!?!?

よだれを垂らしているイラスト
美味しそうな匂いと楽しいワイワイとした声が三ノ塔山頂を独占!
三ノ塔山頂で焼き肉を行っている人々
運動してきた後の焼肉の匂いって…もう、ヤバイじゃないですか!
匂いだけでご飯が食べれそう!
ヤダ!一刻も早く下山して…焼肉&ビールがしたい!

かといって、スグに去るのは悔しいので…無駄に標識を読んでみたり…。
三ノ塔の看板
三ノ塔の避難小屋辺りをウロチョロ…。
扉が空いていなかったので中はみれませんでしたが、外観からもきっと綺麗な避難小屋なんでしょうね〜。
三ノ塔の避難小屋
そして…肉の…若者のパワーに負けて…そそくさとヤビツ峠まで下っていくことに…。
次にあるピークの二ノ塔から先は、足場のあまりよくない道をひたすら下ります。

………

…………

実はこの時、デジタルカメラの充電をろくにしていないまま持っていき…途中で電源が切れ。
では、スマホで撮影!と思ったのですが…私のスマホは寒さにメッチャ弱すぎて…どんなに電池があっても寒いと電源が落ちる…。
よって写真がない!
わ〜ん!ゴメンナサイ!

まあ、この後も泥と木道と階段の道をひたすら降りていくだけです。
道は迷うことなくすすめました。

僅かなバッテリーでかろうじて撮れた写真。
ヤビツ峠へ下山
二ノ塔直下のガレ場からヤビツ峠方面です。
あとはひたすら下るだけです。
登山道が終わった後の砂利道
この手の砂利道が現れるとあら?もう登山道おしまい?な〜んて期待をします…。これを私は登山道終る?終る?詐欺と名付けて、信用しないことにしています…。
うん、たしか…このあと再び山道が現れたような気が…。
最後まで来ても残り1.7キロ
そして、ようやく舗装路に出た!と思って喜んだが…ヤビツ峠までさらに1.5㎞を歩く…。

歩いていると、車や自転車に次々抜かれスッカリ心が荒みつつも…ヤビツ峠へ到着!
バス停はどこかしら〜?とキョロキョロしていると、バスが停車しているじゃないですか!
ヤビツ峠発のバスは本数も少ないので

コレを逃してなるものか〜!

ザックを背負って叫ぶイラスト

と必死の形相でバスへダッシュ!
5分後に出発するバスだったので無事に乗れて本当に良かった!
ヤビツ峠へ到着
乗れなかったら次のバスがやってくるまで、一時間後までヤビツ峠でバスを待つことになるのです。
3月、陽が当たらない、峠ということもあってヤビツ峠は結構寒く…ここでバスを待っていたら相当辛かったろうな〜と思いながらバスに揺られて帰りました。

塔ノ岳〜三ノ塔〜二ノ塔の眺望とても素晴らしく、また歩いてみたい縦走路です。
最初に大倉尾根で体力をガツンと使い、その後にチマチマとしたアップダウン、最後に三ノ塔への大きい登り返しは高山トレーニングにはピッタリ!

これにテント装備で毎週歩けば、北アルプスも栂海新道もこわくなーい!

笑顔のイラスト
って分かっているけど…まあ、しないな。
以上で、塔ノ岳からヤビツ峠への縦走レポを終わります。
最後は写真も記憶もあまりなく、レポと言うにはおそまつな終わり方で失礼しました。


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