今回のレポで、いよいよ燧ヶ岳山頂だ。燧ヶ岳は双耳峰で柴安嵓と俎嵓という2つの頂きがある。燧ヶ岳に上ったからには、この2つの頂は訪れたいよね。
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前回の記事は…
燧ヶ岳山頂(柴安嵓)
9合目を通過したってことは、もう山頂近くってことなんだけれど…
周りの風景は木々に覆われたままだよ…
と思いながら9合目を通過して、スグ…
周囲が開けた!
頭上にはすかーん!と空が広がり、眼下には尾瀬ケ原が広がっている。
やっと見晴しが良くなって
見晴新道の名にふさわしくなったじゃないの!
って、この時は思ってたけど…今回の記事を書くに当たって色々調べていたところ、見晴新道の命名由来って登山口近くにある見晴エリアからきている説を読んだ。
確かに見晴エリアから見る尾瀬ケ原は綺麗だった。
…でも9合目から山頂までは見晴最高!で上っていけるから、「見晴らしの良い登山道」ってイメージを持ってもイイと思うのよ。
さて、見晴らしは良くなった、残り一合分を上ってしまえば山頂だ。
だけど〜
9合目→山頂の間を長く感じたのよ。私。
疲労のせいなのか?実際距離があったのか?気持ちが急いていたのか?どれが要因か分からないけど…上っても上っても山頂に着かない。
でもさ、この苦しさも楽しいと思って上っていこう。
低いハイマツ帯を上っていく道も登場した。
足元は大きな岩がゴロンゴロンしている場所になるので雨の日は気をつけないとね。
しかし…まぁ、疲れている。
朝5時50分に見晴キャンプ場から出発して、登ること4時間経過。
その間座って休憩やザックを下ろしてもいないので、
一度ザックを下ろして座って休憩したい
が!
眼の前にはあともうチョットでつくはずの山頂が見えている。
ココまで来たら…最後まで歩き通したいよね。
山頂についたら座って、カントリーマアムを食べよう。そう思いながら小股でチマチマ登り続け…
燧ヶ岳山頂の柴安嵓(しばやすぐら)に到着しました。
時間は朝9時55分。
見晴新道登山口から燧ヶ岳山頂まで4時間チョイかかりました。
見晴新道の感想をネットで調べると、急登で道は泥でぬかるんでて滑りやすく、展望も少ないので精神的にハードな道と評されているようです。
実際私もしんどいな…って思っていたけど、
ココよりキツイ登山コースはまだまだあった
とも思いました。
決して楽ではないけどね。あと泥だけはホントスゴイのでゲーターはあった方がイイと思います。
燧ヶ岳山頂にはこのような標識が立っている。
なんだか…お墓参りに来た気分になるわ。
燧ヶ岳山頂から見えるお向かいの山は尾瀬エリアで燧ヶ岳と並ぶ名峰の至仏山かしら?
至仏山よね?多分?
私はこのブログでもよく間違った山座同定をしているので、とても不安。
山頂にはたくさんの人が休憩中。
見晴新道ではあまり人に会わなかったけど、他の御池コースや長英振動を使って燧ヶ岳山頂に上った方々がいたのね。
山頂からは、この後下山し得て向かう尾瀬沼方面が見える。
遠いな〜。
こうして、燧ヶ岳山頂で10分ほど座り休憩をして…さあ次の目的地へ向かおう
燧ヶ岳山頂へ!
……そう、燧ヶ岳には2つ山頂があるのです。
燧ヶ岳山頂(俎嵓)
今いるのは燧ヶ岳・柴安嵓の山頂。
次なる頂きは燧ヶ岳・俎嵓の山頂。
燧ヶ岳は双耳峰。
双耳峰って何?と思われた方は下の登山用語を参考下さい。
この登山用語にも記したように、燧ヶ岳も2つのピークを持つ山なんだ。
今いるピークは柴安嵓(シバヤスグラ)とも呼ばれている。これから目指すもう一つのピークが俎嵓(マナイタグラ)と呼ばれている。
なんで、こんな覚えにくく、親しみ薄い名前がつけられのか?…それは、そのうち調べて記事にします。
では、俎嵓を目指してあるき出そう。
双耳峰の宿命、次のピークのために下る。
この下りがチョット歩きづらい為、人と人とのすれ違いに時間がかかる。
すれ違いを待っている間に、これから目指すピークを見るが…
同時に下り道と上り道も目に入る。
嫌だな〜下るな〜登るな〜…
って、思っちゃう私。
柴安嵓を下った先は平坦なコル。
木道まで設置されているよ。
ピークとピークに挟まれた束の間の平和な道を歩く。
すると、何だか雲が出てきたわ。
えー!ガスってきたら…!俎嵓からの景色が見れなくなるじゃないの!
チョット気持ちが急いてきた。
もう一つのピークからも尾瀬の湿原を眺めたい!
急いで登ろうと思うが…どうにも馬力がでない。
疲れているわ、私。
座り休憩などで、しっかり休憩をすると…気にしないようにしていた疲労が身体にのしかかって来ません?
また、俎嵓〜柴安嵓を行き来する人が多いので道の譲り合いで歩みを止めることもしばしば。
柴安嵓から人に道を譲ったり、立ち休憩したりとダラダラ歩いた結果…30分弱で双耳峰の一方の山頂・俎嵓(まないたぐら)に到着しました。
小さな祠があるのですが、由来は分からず…。
標識?もあるんですが、ハゲちゃってる。
足元にはぽつんと三角点。
俎嵓の山頂は先程の柴安嵓より狭く・ゴツゴツしているので、大勢で来て調理をしての休憩をしたいなら、柴安嵓で休憩をとるのがいいのかな?
山頂から見える景色は先程居た柴安嵓とあまり…変わらない感じですが…。
とにかく、両方の峰から尾瀬を眺めることができてよかったです。
さて、次は長英新道から下山して、尾瀬沼エリアに戻りたいと思います。
次回「電車で尾瀬テント泊で燧ヶ岳(6)」に続きます。