今回の記事で、やっと登山をします。病み上がり・2023年シーズン初のテント泊登山と2つの懸念を抱えた中の登山です。無理はしない&登るのがしんどいと思ったらスグに撤退しようと決めて登ってきました。
にほんブログ村
っていうブログランキングに参加しています。
前回の記事は…
見晴キャンプ場から燧ヶ岳登山口へ
朝4時半ごろからダラダラとテントを撤収。
一時期は35Lのザックにミチミチにテント泊道具一式を詰め込んでいたけど…今は40Lザックにムチッと道具を詰め込んでいる。
35Lザックの頃もポーチをサブでぶら下げてたから、実質40Lみたいなもんだったんだけど。
すべて詰め込んだその姿はコチラ。
左にマットを差し込んでいるとはいえ、左右対称にパッキングできていない…。
では出発しますか、今の時間は朝5時50分。
私にしては遅い登山行動開始になりました。
いつもだったら遅くとも5時には出発しているんだけど…それもこれも…。
尾瀬・見晴キャンプ場のまったりした空気のせい?
もちろん早い時間に出発された方々も多いんだけど、周りを見れば朝食をのんびりモードでとられていたり、テントを乾くまで干している方々もいたりで…私もテントが乾くまでついダラダラしてしまいました。
昨夜のテント泊は熟睡してしまって、尾瀬の夜を楽しむコトなく終わったので…またいつの日か尾瀬の夜を過ごしに来ようと思いながら見晴エリアとサヨウナラ。
まずは昨日歩いた道へ戻る。標識方向で言えば尾瀬沼方面へ。
スタートが遅かったせいか?木道に人が居ないのよね。
まあ、平日月曜日って言うのもあったけど。
そのまま木道を進むと、昨日私を悩ませたどちらに進んでも見晴エリアに行く標識がある分岐点まで戻ってきた。
今朝は昨日歩いた道ではない方の木道を歩いてきたのですが、結果はどちらに進んでも大差はない道でした。
見晴エリアから木道を歩くこと15分ほどで燧ヶ岳登山口・見晴新道コースの入口に着きました。
標識には①の張り紙と、燧ヶ岳登山口(上り)の注意書きが…なになに?
山頂まで4〜5時間かかるって書いてある
え〜そんなにかかるかな?
まあ、こういうのはたいてい大きく時間とってあるから…ってこの時はナメてた。
時間は6時9分。いよいよ登山開始。
と、その前に…病み上がりの登山、久々のテント泊装備のザックを背負っての登山なので登る前に自分に問う。
体調は?ダイジョウブ!
ザックの重さは?ダイジョウブ!
気持ち的には?登りたい!
自分自身の問題は一切ないので、計画通りテント泊装備を背負ったまま燧ヶ岳を登りたいと思います。
見晴新道登山口から五合目まで
見晴新道・登山口から先には木道はなくなる。
山頂までの距離は3.5kmなので、大したことないかと思うんだけど…実は標高差が1000m近くある。
標高差1000mって楽ではないよね〜。
この時は久々の登山であったせいで、その辛さを忘れていて、
あら〜随分緩やかな斜度の登山道ね
って気楽に思っていた。
見晴新道は樹林帯の中をひたすら登る。
ブナなどの広葉樹林、オオシラビソなどの針葉樹林、ハイマツ帯へと標高が高くなるにつれて森の様子も移り変わっていくそうだが、木に詳しく私には…よくわからない。
さすがにハイマツはわかるけどさ…
見晴新道に入ってスグに現れた標識。
コレを見てしまうとなんだ〜たったの3kmかって、この先の登山を楽天的に思う人は少なくないはず!
標識には合わせて標高差1000mとも書いてあって欲しい。
緩やかな傾斜の登山道を登っていくと、「2合目」の看板が。
そして…キタよ〜!
燧ヶ岳・見晴新道名物の泥道。
昨日、雨が降っていないのにコレだよ…そしてその先には
段差のある場所&泥。
上りで通過するには何とかなるけど…下りだったら相当気を使って降りないと滑りそう。
ココを通過すると、熊笹の道が登場。
尾瀬には熊が居るので…前後に誰も居ない今、1人で歩くのはチョット怖いな〜。
そうそう事前調べでは、見晴新道は笹を刈ってルートを作っている場所もあるので、薄いスニーカーや長靴は笹が靴底を貫通する恐れがあるって書いてあった。こわっ。
そして、現れた3合目看板。
見晴新道には標識多い気がした。数年前まで道が崩壊して通れなくなっていたそうなので、道の修繕をするときに道標も沢山設置してくれたのかな?
今のところ、1〜3合目の看板すべてを撮ることができているので
今回の登山は全部の「合目看板」を撮ろう。
そんなミッションも自分に課してみた。
泥はあっちこっちにその跡を残す。泥に塗れた丸太階段は…とても滑りそうで怖い。
しばし歩いていると、後ろから来た方々に抜かれる抜かれる。
いいの、疲れないようにゆっくり歩いているから。
そして、4合目の看板も無事撮った。
その後も、ひたすら…うっそうとした樹林帯の中を登っていく。
上り始めて1時間半経過したが、見える風景は変わらず…
木々の曖昧からチラリチラリと見える空は青いので…
早く頭上が全面青の状況になりたい!
と、気持ちは早る。
5合目の標識に到着。
標高に関する情報が合わせて書いてあった。
残り456m登るのか〜…
先は長いな。
見晴新道五合目から九合目
半分まで登ってきた先に現れたのは長い丸太階段。
5合目辺りから、だいぶ斜度が急になったきた感じ。
そんな所に現れた泥で滑る急斜面。
先人たちが滑った跡が多く残っている。
上りでも転びそうな道だったので、ヨチヨチ上っていると…
トレランの人とすれ違った。
トレランシューズでさっそうと降りていく人を見ながら思うことは…よく転ばないで降りていけるな。
最近は自分の身体の老いも相まって、若い人に感心することが多くなったわ。
そして、6合目。
残りの標高差を見て、あと自分がどれだけ分登るのかを想像してみる。
まだまだ…登るわね。
登山道中腹まで来たのに、道はまだまだドロドロ。
色々な山を登ったけど、
なんで燧ヶ岳・見晴新道はこんなにドロドロなんだろう?
って考えながら登っていました。
泥と泥の道の間にあった丸太階段。
あの階段の端っこで泥を落として〜!
って、思うけど…ダメよね…。
それにココで泥を落としたって…
先に待ち構える道は、泥道。
いっときの快楽に身を委ねてはならない。
その後、急な上りと泥に疲れた私に現れたビュースポット。
木立の間から、尾瀬ヶ原が見えてチョット元気が戻った。
あ〜風景ってホント大事!
って思ったら…
今まで一番の泥沼な道。
退避エリアなど一切ない道だ。もう逃げられない。
観念して私は泥を受け入れた。
7合目の看板。
1〜10合目まで看板がある時、7合目が心理的に一番辛くない?
そして、道には大きな石が存在するようになり、
倒木も登場だ。
でも、道に変化が現れたお陰で気が紛れたのか?
7合目から8合目までの間はスグに感じた。
8合目からチョットだけ平行に感じる道を進むと…柴安嵓(しばやすぐら)まで残り0.8kmの道標。
0.8kmなんてスグだよスグ!
そう思いながら進むと…更に傾斜が急になり大きな岩を上っていく道になりました。
ココを過ぎた辺りから木々が減り、燧ヶ岳の最高峰である柴安嵓の山頂が見えてきたよ!
近視の私にも山頂?あたりで人が動いているように見える。
乱視もあるので単にブレているだけかもしれませんが…
そして…足元に…
9合目の看板。
あっぶな〜い!見落とすとこだった!
最後の最後に合目看板を見落としたら、やりきれない!
見晴新道登山口から歩くこと3時間チョットで9合目地点、山頂も見えているし…3時間半で燧ヶ岳山頂の柴安嵓に着くんじゃない!って、この時は思ってた。
これから先も…チョット長かったよ。
次回「電車で尾瀬テント泊で燧ヶ岳(5)」に続きます。