な〜にが登山初心者だ!って思われるかもしれませんが、この男体山を登ったのは2012年と2014年の6月。
特に2012年の男体山の時は一人登山3回目でしたよ。まだ一人で登山することに慣れていなかった初心者自体のあの頃を振り返ってみたいと思います。
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乗り継いで、乗り継いで…男体山
この男体山登山の前に、一人で登った登山は「塔ノ岳」と「岩殿山」。
テント泊登山なら友人たちと北アルプスも経験済。
そうなると…一人でもうちょっとハードル高い山を登りたくなってくる気持ち…わかってもらえます?
一人で登れ、満足度の高そうな山を調べていると…男体山の記事が目に入ってきた。
男体山(なんたいさん)
深田久弥が記した日本百名山で栃木県日光市の日光国立公園内に位置する山で、標高2,486mで関東地方有数の高山だ。
しかも、活火山!
男体山の最後の噴火は約14,000年前とされていますが、山頂の噴出物の調査により活火山に分類されたそうです。
コースマップを見ると…登りごたえがあって、登山者も結構いて、一合目から十合目の標識も立ててあるので道迷いの不安要素は少なめ。
さらに全体的な所要時間も都内からの公共交通機関のアクセスが良いので、家から始発電車で移動して東武日光駅へ、そこからバスに乗って登山口へ移動、その後男体山を登って下って…十分日帰り登山できるコースだ。
では始発電車でゴー!
…で行きたいところだか…私の住む町から目的駅の東武日光駅に繋がる東武線に乗るためには北千住で乗り換えが必要だ。
最寄りの駅だと、北千住に着くまでに乗り換えが…面倒。
なら!ちょっと離れた駅だけと、あの沿線に乗ってしまえば北千住まで乗り換え一回だ!
ってことで…
自転車でちょっと離れた駅まで自転車で移動することに。
始発前の静かな町の中を登山用ザックを背負い、登山靴を履いた中年女が自転車を漕ぐ。
第三者的立場から見てみると…ちょっと物悲しい風景ですね…。
しかもですね〜…
登山靴で自転車を漕ぐの結構しんどかった…。
足首の自由度が少ないせいですね。
こうして、無事始発電車に乗り、北千住で乗り換え、延々と電車に乗る。
延々と電車に乗っていると、ケツが痛いですね。
そう思いながら目を閉じて寝ようと思うけど、座り心地の悪い電車の座席に長々と座り続けるが、どうにもこうにもケツが痛い。
それを幾度も繰り返していると…おお!
景色が変わって来たよ!
山々が連なり、空が大きくなり…目的地が近くなって来たと嬉しくなる!
車内アナウンスが流れ、とうとう目的地の東武日光駅に到着です!
北千住を出て約2時間ほどで東武日光駅に到着しました。
東武日光駅近辺にはコンビニはありませんでした。
この記事を書く前にも調べましたが、2019年現在もないようです。
私は地元のコンビニで水や食料を仕入れて来ましたが、持ってこないと…駅のキヨスクでの購入になるのかな?
東武日光駅の建物から出た先にロータリーがあり、そこから今回の男体山登山の登山口がある日光二荒山神社行きの路線バスが出ています。
この写真の時刻表は2014年のものなので、バスの時刻表は行く直前に調べるようにしましょうね。
バス停に並んで待っていると、バスが来ましたよ〜!
あ、あれ?バスにたくさん人が乗っている。
そう!JR日光駅からバスに乗って来た人が乗っていた!
我々、東武日光駅は二番目の停車駅…。
そうか…だから電車から降りてスグにバス停に直行して行く人が多かったんだ…。
なので、この湯元温泉行きバスは混雑していました。
私は幸いギリ座れたのですが…立って乗る人も…。
東武日光駅から下車予定の「日光二荒山神社前」までは50分間、その間に紅葉&くねくね道で有名ないろは坂通過もあるんだから…乗っている方も楽な道じゃありません。
日光!といえば有名な日光東照宮やおみやげ物屋が並ぶ町並みをどんどん通過し、空を見上げれば
あら、山!
あの富士山のような円錐形の形をした山が男体山?
男体山はこのような形をしているので独立峰に見えるんですが、山系としては日光連山になるんです。
こうして…「二荒山神社前」のバス停に到着しました。
ここでバスを降ります。
バス停からは…
中禅寺湖が目の前に広がっている。
今日、無事に男体山山頂にたどり着けば、山頂からこの中禅寺湖が見下ろせるハズ。
バス停向かい側に二荒山神社入口の鳥居がドーン!と建っています。
8時46分二荒山神社入口に到着
家を出て3時間ほどかかって登山口までやって来ました!
まだ、公共機関を使って、そして一人での登山に慣れていなかった頃なので、ココにたどり着くまでに少々疲れた感が…。
そうよ!登山前に疲れてどうする!
いざ!鳥居をくぐって男体山登山口を目指します!
過去にはマイカーでも来たよ
先に書きましたが、私は2回男体山に登っています。
そのもう一回はマイカーで来ました。
登山をしないダンナのオール運転で助手席で楽々移動。
いろは坂もバスで来た時は違って、観光気分でキョロキョロキャッキャッしながら通過。
120号線を中禅寺湖沿いに走って
二荒山神社に到着しました。
ダンナは登山をしないので、私を降ろしてそのままどこかへドライブへ行ってしまいましたが。
この二荒山神社に登山者用の駐車場もあるそうです。
こうして同じ登山口に電車とマイカーで訪れたのですが…やっぱりマイカーの方が楽だよね…。
事前準備をしっかりと…二荒山神社
二荒山神社の鳥居をくぐり、階段を登った先に神社が山が広がる。
ここから見上げた男体山…どう見ても急な登りが待っていることがわかる。
この二荒山神社から男体山山頂までh標高差が1000m以上あり、コースタイム3時間~4時間掛かります。
男体山は古くから山岳信仰の対象。
日光二荒山神社はにっこうふたらさんじんじゃと呼びます。
男体山は二荒山神社の御神体であり、山頂には「二荒山神社 奥宮」があります。
そして日光の観光スポットの日光東照宮の隣に「二荒山神社 本社」。
こちら、男体山の麓にあるのが「二荒山神社 中宮祠」。
せっかく日光まで来たんだから全ての社を巡りたいですね。
上の写真は2012年、そして下の写真は2014年。
2年の歳月では山も神社にも変化はないですね。
ええ、この麓はね。
山頂ではこの2年の間に大きな変化がありました。
境内に入ったら、まずは境内左手奥にあるトイレへ。
今回の登山コースにトイレはない。
なのでしっかりと済ます!
…
………
……………
しっかり出し切るって言われると…トイレも大変ね
ちなみに、私が訪れた時は…ちょっと薄暗い…虫ちゃんもブンブンしちゃってるトイレで
感じだったのですが、どうやら現在改修されてすんごい綺麗になっているそうですよ!
境内には水場や売店はありませんが、自動販売機はあるので飲み物を買い忘れてもここで購入できるのが助かります。
登山道に水場はないので、登山前に水分はしっかり確保しておきましょうね。
トイレを済まし、再び境内内に戻る。
登山口へ向かう前にすることがあります。二荒山神社の社務所に立ち寄らなければなりません。
男体山は二荒山神社の所有ですので、男体山に登るには原則入山料500円を納めます。
すると男体山の登山の概要の説明とお守りが貰えます。
そうそう、男体山は山自体が二荒山神社の御神体になりますので、「登山」ではなく「登拝」と言うそうです。
社務所の方から今日の登山計画を聞かれます。
電車とバスで男体山に来た時は最初から二荒山神社→男体山山頂→二荒山神社へのピストン計画でしたが、マイカーで来た時の登山計画は
二荒山神社から入って、男体山山頂、そのまま志津方面へ下山して梵字飯場跡方面へ下山
ダンナには打ち合わせ済みで梵字飯場跡まで迎えに来てもらう予定になっていました。
と、伝えたのですが…社務所の方からの
志津のあたり、最近熊が出たんですよね…。
その一言で
と行動予定、即座に変更をしました!
だってねえ、熊…会いたくないもの。
もちろん、その旨すぐにダンナに連絡しました。
ってことで過去二回の登山は両方とも二荒山神社からのピストンのみとなりました。
こうして社務所の方に登山計画を伝え、お守りももらったら…
いよいよ登山開始です。
境内の奥に登山口が見えますよ。
これから先、山頂までストイックな登り一辺倒が待っています。
次回「単独初級者の男体山登山(2)一合目から五合目まで」へ続きます。