ザックの重みに辟易しながらも、なんとかついた薬師峠キャンプ場。この先にある北アルプス奥地の雲ノ平までの道は整備されて歩きやすい!ですが…だからといって楽な道のりではありませんでした…。
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記事一覧
ー 雲ノ平・水晶岳を目指して単独テント泊で縦走(1)折立・太郎平小屋編
INDEX
ー 薬師峠キャンプ場から出発
ー 薬師沢へ進む
ー 雲ノ平を目指す
ー アラスカ庭園から雲ノ平小屋
ー そして…雲ノ平キャンプ場へ
01薬師峠キャンプ場から出発
朝4時ごろに起床。昨夜18時過ぎに寝たので…10時間近く寝たのか…私。
幾度が夜中に目を覚ましたとはいえ、よく寝たもんだ。
起きて直ぐに、食欲はないが…テント内で食事を済ませてから、水場とトイレに行き一通りの出発前準備を済ませる。
昨日はずっと撮り忘れていたが、ここが薬師峠キャンプ場の水場になります。
テントに戻り、テントの撤収作業を始めたのだが水滴がテントにビッシリと付いており、それを拭き取る作業に想定上に時間がかかり…テント場を出発できたのが朝の5時20分頃。
まずは太郎平小屋まで戻ります。
テント場を出て直ぐは緩やかな上りとなっているので、まずはユックリと歩く。
太郎平小屋に着いた朝の5時半には小屋泊の方々も準備を整え出発していく姿が多く見られる。
太郎平小屋に貼ってあった天気予報を見て、天気の大きな崩れがないことを確認したので、今日の雲ノ平行きは決行することに。
ちょっとその前に…トイレに行きたくなったので太郎平小屋でトイレへ行っておくことに。
街に居たら行かなくてもいいレベルのトイレへの欲求だけど、この先全然トイレがないんだもの。
05時50分雲ノ平へ向けて登山開始
02薬師沢へ進む
太郎平小屋を出てすぐ、木道は二手に分かれる。
右の木道は黒部五郎岳方面、今日私が向かうのは…左手の薬師沢方面だ。
ぱっと見、黒部五郎岳に行く人が多いように思える…。
黒部五郎岳方面は上りの木道だが、薬師沢方面はなだらかな下りの木道で楽ちんです。
なだらかな下りの木道が続く…。
足元には高山植物が咲いていて、とても良い登山道です。
ちょっと荒れた道には、人の手が入っていて歩きやすくなっています。
行動を開始したばかりで、テント装備ザックの重み・大きさにまだ慣れてない身体にとってはとても優しい道だ。
道はどんどん下る…あんまり降りたくないんだけどそして現れる木道。
天気がいまいちすっきりしない…むしろ雲が厚くなってきた気がする…さっき小屋で見た天気予報だと天気はこれから晴れる予報だったはず…雨よ振らないで―!とそのことがばかりが頭によぎる。
なにやら沢が見えてきた。その底辺まで降るのだろうか…登り返しがさぞかし辛いだろうなぁ…。
あ〜…そうだよね…だって向かう先の名は薬師沢…そう!まさに沢!
このような橋も設置されていた。鉄で出来たしっかりとした橋だ。
雨の日は沢が増水するので、こういうしっかりした橋でないと大変なんだろうな…。
沢を渡り終えると、ちょっと急な登りが現れたが、はしごかけてある
ハシゴを登り終え、いよいよ上り?と思ったら…まだまだ続くなだらかな木道。
ここも所々にベンチが設置されています。
そして橋…。
木の根っこが露出した道をまたいだりしながら、どんどん下って標高を下げて行きました。
ここらで年配女性グループを抜かさせてもらった…。
「あらまぁ早いこと、超特急!」
って言われたので、ザックの重みに疲れていたこともあって…つい…
と逆らってみたが…「早い!」と言われました。
その場では言えなかったが…私が早いのではなく、たぶん…アナタ方が遅いんだと思う…彼女はどこまで行くんだろうか…雲ノ平まで行くのだろうか…?行けるのだろうか?と歩みを見ていて心配に…。
その後は歩きやすいが、気を抜くとツルっと行きそうな道を下ったり…。
小さいハシゴを上ったり…。
だんだん登ってきたと思ったらまた平たい木道に緩やかな下り道…。
それを幾度も繰り返しながら進む…。
時折り現れる、鬱蒼とした道でひとりになると…私のチキンハートが高鳴ってしまう。
整備された道を歩きながら、これだけの道を作るのは本当に大変だったろうなとしみじみ感服。
ここの平らな道も山々に囲まれて気分がいい。
道が下りばかりだったので、目立った疲労もなく…気がつけば薬師沢小屋に到着!
07時37分薬師沢小屋に到着