涸沢カールを上高地ピストンでのんびり単独テント泊(2)

目次

本谷橋からSガレまで

横尾大橋から涸沢ヒュッテまでの地図_0003

本谷橋から涸沢までの区間に入ります。そう…ここからいよいよ登山道になります。
やっと登山靴の力が発揮される時がきましたよ!

本谷橋から出発

まずは岩石で作られた登り坂が始まります。

階段状の登り道

まあまあ急なんですが…歩きやすいよう整備されているので、のんびりを心がけて登っていきます。

歩きやすい登り

この石の階段…けっこう長く…傾斜もずっと急なままなので、急いで登ると…途中で苦しくなりますよ〜。

難しい登りはない

ああ、でも…危険箇所もなく、本当に登りやすい道です。

急だが登りやすい

涸沢はテント泊デビューに最適と聞きますが、それも納得!

ものすごく整備された登山道

上高地から横尾までは「もうダメだ〜」と思ったらエスケープしやすいし、横尾から涸沢への登りも歩きやすく整備されいるのでテント装備を背負って歩くには比較的歩きやすい。
しかも、風景もバッチリだし…行き着いた先に待ち受ける…壮大な涸沢カールがご褒美で待ってるんだもん!

登りが続く

この急な登りがしばらく続き…あ〜疲れてきたな〜と思ってきた頃、道はやっとなだらかに…。
すると前方の景色の樹林帯が開け、まわりの山々見えるようになります。

穂高連峰が近づいてきた

ああ…なんで…なんで私の撮影センスって…こうなんだろう…。
真ん中にドカンと木がある状態で撮ってるよ…トホホ。

視界が良くなって嬉しい

進行方向を見上げれば、穂高連峰がバッチリ!くっきり!
写真ではわからいづらいけど、多分…?北穂高山荘も見えていた!と思う。

穂高連峰

また、このぐで〜ん曲がった木も面白いですね〜。
雪のせいで曲がっちゃうのかしら?

曲がっている木

今日は調子もいいし…

コレだと…けっこう早く着いちゃうな〜涸沢ヒュッテ

穏やかな顔の登山者のイラスト

…と油断した時

ギャー!

悲鳴をあげる登山者のイラスト
事件は起こった。

足をひねる

ああああ〜!やっちゃた!
今シーズン3度目の左足グキッ!で捻挫!
ほんと…安心した時、気を抜いた時にやらかす〜!

テント装備のザックの重みもあってか…今回はかなり痛かった〜!
近くの岩場にヨレヨレと座り込み…痛めた箇所をさする…さする…。

本当に痛い…

痛がる登山者のイラスト

とほほ。
あんな…岩場でも何でもない所で…なんでひねったんだよ私…。
怪我した後に大後悔。

Sガレから涸沢ヒュッテまで

横尾大橋から涸沢ヒュッテまでの地図_0004

ひねった後、5分ほど足首をさすって…うん…歩けそう…。
ちょっとだけ左足をかばいながら歩くコトに。
すると…なにやら更に開けた場所に出た。

外国語の注意書き

近くにあった標識に何か書いてあるんですが…文字が小さめなのと外国語なので、なんて書いてあるのかが読めない!

迫力ある斜面

渡りながら左を見上げると…わーお!迫力ある!
な〜んて呑気に歩いていたら…またも標識が‥今度はしっかりくっきり見えたぞ標識。

落石注意の看板

え…えーと…。

落石多発!
ーここで休むと危険ー

ですって!
キャー!ヤバイじゃん!

さっさと通り過ぎる

今回のルート内で唯一、危機感を感じ焦った場所でした。
捻挫した足を再びひねらないよう、落ち着いてそそくさ通過しました。

登りやすい階段道

涸沢が近づくにつれて傾斜は増しますが、全般的に整備が行き届いてて、登りやすい登山道。
おんなじコトを何度も書いていますが…それしか書くことがないぐらい…登りやすく整備されているんですよ。この道。

ペンキマークもバッチリ

ペンキマークもつけられていて、安心して先に進んでいけます。

歩きやすい登り

ちょっとだけジンジンしていた足首の痛みも、今はスッカリ引いていて…頑丈な身体を持てたコトに感謝!

再び階段状

ここらですれ違ったオジサンと会話。
そのオジサンは横尾でテントを張って、涸沢ピストンだとか…

昨夜はすごく寒かったよ…寒くて眠れなかったよ…。
横尾でアレだけ寒かったんだから…今夜の涸沢テント泊は覚悟しておいた方がいいよ。

とのアドバイス…。
ひゃー
一応…フリース、ダウン、アウター、カイロを持ってきている。
それでも寒いなら…レインウェアを着込もうと思っていたけど…大丈夫かな〜?

明日の朝…映画「シャイニング」のお父さん見たく凍ってなきゃいいけど…私

凍える登山者のイラスト

でも…でも、これだけアレば大丈夫だよ。うん!
だって過去にも10月第2週の大天井テント泊もこの装備でしのげたもん!

岩の階段

今日、目指すべき涸沢カールもかなり間近!
ほら!見えてる! あそこに見えてる!
で〜も近づかないのよ〜!
涸沢カール…でかいんだけど、でかいゆえ…歩いても歩いてもあまり近づいた感が…得られない。

振り返れば山

あ〜ちょっと疲れたな…と今まで歩いてきた道を振り返れば…後ろにも山!
アチラの山の頂にも薄ら雪が…。

涸沢カールへ向かって登る

その後も…淡々と…ひたすら淡々と登っていくと…涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐地点に到着。

涸沢の分岐点

涸沢カールには「涸沢ヒュッテ」と「涸沢小屋」の二つの山小屋があります。
こちらがその分岐点になります。

最後の階段

そう、涸沢ヒュッテまで…もうチョットだー
でも…あともうチョットがなかなかたどり着かないのよね…。

あともうチョットが長い

10年前に登った時…紅葉真っ盛りで…この道も前にも人、後ろにも人でダラダラ登ったよね…。
ダラダラだったが故、この最後の登りがしんどかった思い出がなかった。

涸沢ヒュッテへ着いた

でも、今…紅葉は終わり…前にも後ろにも誰もいないから…自分のペースで登れるし…。
さらに…背負ったテント泊ザックが時間経過と共に心底重たく…さっさと下ろしたい…。。
その2つの効果で最後のラストスパートとがむしゃらに登り…ようやく涸沢ヒュッテ直下まで来た!

横尾大橋を出てから、本谷橋での休憩を含めて…3時間で到着〜!
こうして、約10年ぶりに涸沢ヒュッテに再訪しました。

さて…この後はテントを張り、涸沢ヒュッテのテント場で夜を過ごすわけですが…10月末のテント泊は…どうだったかというと…次回「涸沢カールを上高地ピストンでのんびり単独テント泊(3)」へ続きます。

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