唐松岳から五竜岳の楽しい稜線をテント泊の重みと共に歩む(3/3)

タイトル唐松岳五竜岳3

五竜岳ピストンを楽しみ、後は五竜スキー場まで下るだけのお気楽下山と思っていたのですが…さすが五竜岳…お気楽には下らせてくれませんでした…。長々と歩いた遠見尾根の思い出です。

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01五竜山荘でヘリを見る

五竜岳から帰ってきて、遠見尾根で下山する前に…まず五竜山荘の前でパンを食べた。

ココぞとばかりにジャンキーな菓子パン

食事をしているイラスト2
帰りのバスは16時52分ということで時間に余裕はあるので、クッカーを出して調理をしても良かったのですが…持っている惣菜パンを食べきってしまいたかった。
めちゃくちゃチープな惣菜パン。
めっちゃ防腐剤とか入っていそうだけど…
反対に安心。

実はこの山行前に行った雲ノ平のアルプス庭園に着いた時、そのくらいフラフラしていたのですが…手元にあるすぐに食べられるヘビーな食べものは…パン屋で買った惣菜パン。
チーズや生クリームタップリでとても美味しそうなんだけど…防腐剤とか入っていない感じ…なのに、購入してから30時間以上経っていた。
夏の暑い中、東京〜折立〜太郎平〜とザックの中に入れたまま持ち歩いていたので、傷んでないかものすごく不安だったけど…

とにかく食べないと、マジヤバイ!

食事をしているイラスト
と、あの時は空腹に負けて食べた。
もちろん腹になにもおこらなかったが、良い子は真似しないように。
※もちろん食べる前に臭い確認、口に一口含んでの味覚確認はしましたよ…^^;

山へ行くと、普段食べないようなパン屋の高カロリーパンに手が伸びるが、やはりこんな時は添加物タップリの惣菜パンが安心できますね。
食べ終わって、コーヒーでも沸かして飲もうと思った時、五竜山荘のスタッフさんが呼びかけてきた。

ヘリが物資を届けるために到着しますので直ちに小屋内か小屋の影に隠れて下さい!

え〜!!

パンをくわえたまま走る

残ったパンを、くわえたままザックを掴んで右往左往!

火を使って調理していなくて良かった…!ラーメンを作っていたオジサンは鍋とザックを持ってあたふた…大変だー!
ヘリは3回に分けて物資を運んでくるので、1回目の搬入の時は小屋の中へ避難。
ヘリが来るまで小屋の中でじっと待つ…ふと上を見ると、五竜岳からキレットまでの登山道の要点が記された絵が…

五竜山荘内に貼ってあった鹿島槍への道のり

う〜ん…なかなかキツそう…。
やはり今日はやめておいて良かった。
八峰キレットを今後チャレンジするとしたら五竜山荘からのスタートか小屋泊装備だな〜と思いながら地図を見ていると、ヘリがやってきた。

五竜山荘に積荷を降ろすヘリ

ものすごい音と共に現れたヘリコプター!

地表に着地すること無く、空中でホバリング。
そして五竜山荘のスタッフさんたち数名がささっと荷物の側へ走りより、ぶら下げてあるアタッチメントを外して荷物を回収。
なんてスピーディーでムダのない動き!
続いて2便3便が来るので、降ろした荷物は急いで山荘の中へ運ぶ…。

続いてヘリが来るので、山荘の外に出たい方は今のうちに!

のスタッフの声で急いで外に出て、山荘の影に置いておいたザックまで移動。
準備を整えていると、2便のヘリがやってきた。こちらも空中でホバリング。

五竜山荘で荷物を受け取るスタッフ

スタッフさんとの連携が阿吽の呼吸で成り立っているので、あっという間に積荷を降ろす。
そしてホバリング中の砂埃もスゴイ!

五竜山荘から飛び立っていくヘリ

いやあ〜ヘリは速いや。
どのくらいのスピードで麓まで行くんだろう?

五竜山荘の不用品を回収していくヘリ

小屋での不要物も回収して3便めも飛び立って行ってしまった。
めったに見れないヘリコプターでの搬入作業とあって、結局3便とも見入ってしまいました。

これも、今日鹿島槍まで行くことを諦めたからこそ!見れた場面ですね。

諦めてよかった!

笑っているイラスト

02遠見尾根から下山開始

地図五竜山荘から大遠見まで
ヘリを見送ったら、いよいよ遠見尾根方面へ下山を開始します。

11時11分下山開始

遠見尾根の入口

小屋の裏手側にあるこんもりした丘の上まで登ると、唐松岳・遠見尾根への分岐があります。

登り始めるとすぐ赤い服を来た、カッコイー!オーラを持つ男性が座っていた。

赤い彗星のシャアじゃないよ

頭を掻いているイラスト
この方も山岳警備隊の方!

見守る長野県山岳警備隊

山は自己責任!なんて偉そうなコトを思うこともありますが、このようなすばらしい方々の見守りの恩恵を受けていることを絶対に忘れちゃいけないですね!

この遠見尾根の歩き出し…見て!このうっとりするような尾根。
この尾根を歩きながら下山できるなんて贅沢なんだろう〜!

遠見尾根から見る尾根

振り返れば、さっきまで居た五竜山荘に歩いてきた五竜岳。
晴天が後ろ髪を引きますが…ここは潔く帰る!楽しい山行をありがとう!

五竜山荘を振り返る

遠見尾根を降り始めた当時…そんな…そんな浮かれた気持ちだった。
この遠見尾根…下山だからって甘くなかったよ…。
大体、五竜スキー場から五竜山荘まで登りで6時間もかかる道なんだよ、下りだって…それなりにかかったんです…。

遠見尾根を歩き始める

まだ私が浮かれきっていた頃、登ってくる人たちは皆辛そうな顔をしていた。
中には五竜山荘まであとどのくらいですか?と聞いてくる人も…
あの方向に見えてますよと言うと、顔がパッと輝く…疲れているんですね。

楽しい遠見尾根の稜線歩き

帰りのバスの時間までまだ5時間ぐらいある。
ゆっくりゆったり降ろう。
前にいる団体さんを追い抜くことなく、この遠見尾根下山を楽しんじゃうぞ〜!

と、この時は思っていた…。

雲海の上にある遠見尾根

時間もお昼近いので雲がモクモクと湧き上がってきています。

結構暑い下り道

そして、暑い…。
登りの人がめっちゃ辛そう…下りで暑いなら登りはもっと暑いよね〜。

あ〜下りでよかった!

笑いながら岩を歩くイラスト
ゴメンナサイ、そんなことを思っていました。私。

雲海が広がる

目の前に広がる雲海が、今、私のいる場所の高さを教えてくれます。思えば高い所へ居るもんだ。

お昼近くになりガスも出てきた

ちょっとガスが湧いてきたようです。
天気予報によると明日も晴れだったし、スマホで確認した天気予報だと今日は天気が崩れる心配はなさげなので、ガスに負けずに下山を続ける。

下りだけではない遠見尾根

ここらで、前を歩いていた団体さんに何らかのトラブルが起きたよう…。10人近い人が登山道で立ち止まっている。
テント泊ザックの重みもあって、私の歩みも遅いので先に行きたくなかったのですが、先に行って下さいと促され渋々進む。

再び登り

今日の行程は下りのみ〜と思っていたのですが、小さい登りもありました。
しかも…幾度も、いくども…。
こういう小さい登り返しって体力的・精神的疲労しません?

ガスの向こうに登り

ガスでうっすら隠れていたりしますが…ガスの合間からチラチラ見えている…登り。

えぐれた道を進む

この道は大雨時は大変なことになりそうですね。

だいぶ足がしんどくなってきたな〜と思った頃に西遠見に到着しました。

西遠見に到着

休憩しようかどうか悩んだのですが…先程抜かせてもらった団体さんに追いつかれるとちょっと面倒かな〜?
こんな広い場所があったら、きっと彼らはここで休憩するだろうな〜…と思って先を進む。

西遠見で休憩している人

こういう所でも整備がされています。

細い木道

大人気の北アルプスの登山道は大体整備されていますよね…ありがたい。
こういう道ばかり歩いている私は、あまり整備まで手が回っていない登山道を歩くとちゃんと歩けません…。転んだり滑ったりします。

木に覆われた道

ここらで西遠見で休憩していたペアに追い抜かれました。その時…

そのザックセロトーレですよね?

と聞かれました。
女性の方のテント泊用のザックはセロトーレだそうで、彼女が今使っているので30Lぐらいのセロトーレのザック。
同じ神保町さかいやで購入し、どうやら同じ店員さんから買ったようだ。
彼女も私も受けた、売り込み文句が全く同じで笑っちゃった。
けれどもお互い、セロトーレのザックにして満足なので

結果オーライ!ですね〜!

笑顔のイラスト
と笑って別れた。