営業自粛、外出自粛、マスク着用など、いろいろあった2020年の夏、私も夏山シーズン真っ盛りの8月はなかなか出かける気にならず家で悶々としていました…季節は9月になり、世の中の雰囲気も落ち着きはじめ…とうとう我慢ならずに公共機関を使って登山へ行ってしまった山レポです。
色々と制限がある中での登山の思い出を綴ります。
公共機関を使って登山へ行く
今年の遠出登山…場所よってはダンナに車を出してもらって行っていたのですが、北アルプスエリア・泊まり…となると…さすがに悪い。
8月の感染状況を見ると、公共機関での明らかな感染の記事は見当たらない…。
毎日毎日家にいて、外に出るのは食材・日用品の買いものか…近所のジョギングぐらい。
今までさんざんお世話になってきた、高速バス予約サイトのハイウェイドットバスを見ると、上高地行きも白馬行きもバスが出ている。
久々の登山だし、お手軽な距離で絶景エリアが楽しみたい。あと、登山者もそれなりにいる場所…
ということで、白馬・栂池からの登山を計画しました。
私が乗る白馬行きのバスは新宿バスタ発。
いつもだったら人で賑わっている花金の新宿。
だが…
空いている!
あのね!あのね!金曜日の新宿駅なんて…激混みよ!
酔っぱらい、デート、どこかへ旅立つ人でニギニギしているのが花金の新宿なのに…
居酒屋も空いている感じ…日本経済に不安を覚えつつ…バスタ内に入ると…
ば、バスタも空いている!!!!
バスタの女子トイレといえば、トイレ待ちの女性、化粧をする女性でごった返しているのに…トイレ待ちの人がいない!
さあ、乗るべきバスがやってきた。
バスの中はどうなっているのかしら…?
バス車内はいつもどおり。席に特殊加工された感じはない。
ただ、いつもと違うのは
お隣さんがいない。
連れ合い同士は並んで座っていますが、私のような単独さんは隣席は空席。
これは…感染予防対策?それとも乗客が少ないから?
どっちにしても…資金面は大変そうだ。
バス内はもちろんマスク装備。
運転席と乗客席はビニールシートなどで仕切られていた。
2回、SAで休憩があったので、トイレへ行く時は手洗い、消毒液すり込み、うがいをかかしませんでした。
ほら!下の写真の左手にも写っているように、バス内にも消毒液とお手拭きが用意されていました。
こうして無事、新宿から栂池へ到着。時間は朝5時50分。
途中、八方や五竜エリアにも立ち寄るんですが…私は知っている。
この白馬ライン。
登山口のすぐ側で降ろしてくれるのは扇沢と栂池だけ。
八方エリアは降りた場所から八方ゴンドラ乗り場まで歩く。五竜は五竜スキー場までかなり歩く。
だから私は栂池で降りるんです。
ああ、それにしても…腰が痛い。
一年ぶりの夜行バスでの睡眠は座って眠るため…腰が痛くなります!
一応、腰の後ろにクッションとなるよう、衣類を敷いて寝たんですが…その程度で安眠できるほど夜行バスは楽じゃない!
今回はお隣さんがいないので、首が痛くなることはなかったのですが、身動き取れない夜行バスだと…腰どころか首も肩も痛くなりました。
あと、この登山から2週間経ちましたが…私は至って健康です。
怪我はしましたが…(ま、それは追々)。
栂池ゴンドラ
さあ!栂池ゴンドラに乗って標高1,900mにある栂池自然園まで登るよ〜!
ああ、文明の利器ってス・テ・キ!
栂池のゴンドラ乗り場手前には登山届投入ボックスに記入用紙もあるので、ここで登山届を投函!
6時半ぐらいになると、ゴンドラ乗り場に併設されているシャッターが開き、トイレが利用できます。
自販機も併設されていたので、飲み物を用意し忘れた方はここでも買えますね。
さて、今回の装備は…こんな感じ!
ふふふヘルメットを用意しています。
今回の登山コースについては次回地図で起こしますが…岩場をガッツリ歩こう!と思っていたので、要ヘルメット。35Lのザックなのにテント泊セットに食料にヘルメット…ザックも
マジキャパオーバーっす
って言っていることでしょう。
さて、ゴンドラ乗り場から見る山の姿はハッキリ!クッキリ!
久々に見た山のセクシーラインに心踊る〜!
そして…朝6時前に栂池ゴンドラ乗り場にに着いたのに…ゴンドラ開始時間は7時半。
8月と9月、公共機関の運営時間は変更されている可能性があるので、運行時間はちゃんと調べておこうね!私。
ゴンドラ・ロープウェイのチケットを買うために並ぶ。
みんなちゃんとマスク人。
私もちゃんとマスク人。
また、並んでいるときにザックの重さチェックもありました。
15キロ以上だと、課金されるようです。
また、チケット購入時に「栂池パノラマウェイ「乗車申込書」兼、「同意書」」の提出を促されます。
COCOAという感染予防アプリをスマホにインストールしていない人は熱はない、マスクを付ける、体調不良時は乗らないなどの誓約をしたこの書類を提出しないと…ゴンドラ&ロープウェイに乗れない!?
私もチケット購入時に提出したんですが…
前に登山へ来た時は、登山届の提出の確認や登山計画も聞かれたんだけど…それに関しては、今回は聞かれなかった。
時代や状況によって聞くことの優先順位は変わるのかしら?
さて、ゴンドラ乗り場内に入る。
イラストにはマスクを描いていませんが、ちゃんとマスクを付けています!
そして、施設内にあったこの白いエリア…なに?
説明書きを読みたかったんですが…どんどん列が進むのでワケワカメなまま通過。
さあ…いよいよゴンドラに乗るよ〜。
密にならないよう対策しているようだけど…私の前は2人組、私の後も2人組、単独の私はどうなるの?
と、ドキドキしながら順番。
おお!一人で乗せてくれたよ!
栂池スキー場のゴンドラは…いつも誰かと乗り合うゴンドラ。
スキーシーズンなんてミッチミチに詰め込まれるのが当たり前〜と乗る方も諦めている。
2021のスキーシーズン…どうするのかしら?
さて、一人で乗るゴンドラは快適!
進行方向、左手、右手、振り返り…360度好きな方向をグルグルっと見まわせる〜!
栂池のゴンドラ乗車時間は約20分と…長い。
久々の栂池スキー場、冬とは違う顔を見せてくれる栂池スキー場、あのゲレンデが草ボーボー、あのコブだらけだった斜面の夏の顔はこうなのね!!
と、スキー場を見て思い出に浸っているうちにゴンドラ降り場に到着。
やたらにレッドブルの広告があるけど…そんなに人気なの?
私は一度も飲んだことないけど…。
だって飲まなくても元気だもの!
栂池ロープウェイから自然園
ゴンドラ降り場からロープウェイへは500mほど歩きますよ。
ほらほら見えてきた、ロープウェイ乗り場。
ロープウェイ乗り場の階段からは栂池スキー場の一番高い場所にあるゲレンデがある。
2020年2月のスキーで…ここで友人からスキーレッスン受けたな〜。
だからスキーがうまくならないのよね。
でも…もうね、怪我なく楽しく滑れればそれでいいの。
ロープウェイは20分毎の出発。
約5分程の乗車になる。
空は青くて、山の稜線も見えて…心はうっきうき!
と、この時は思っていた…。
ロープウェイ乗り場につくと、荷物専用量りがあったので…量ってみた。
約12キロ。
背負っていて…ちょい重いな〜と思っていたけど、あれ?12キロ?
数年前に八方ゴンドラ乗り場で量ったテント泊ザックは18キロあったのに…。
年々、色々弱ってきているねぇ。私の身体も気力も…。
ロープウェイの建物から出たら、乗り物に頼っての移動もこれでおしまい。
後は自分の足で歩くのみ!
今回の登山は栂池から八方への縦走計画だったので、この栂池ゴンドラ&栂池ロープウェイを利用するのは片道のみ!なのでチケットも片道のみ。
って、この時は思っていたんだ。フフフ。
ロープウェイからコンクリートの坂道を登っていく。
ゆっくりだけどマイペースで登っていくと、あらまあ!後ろからドンドン抜かれていく〜。
数年前の羊蹄山登山でも一緒に登った仲間から「いつもそんなユックリなんですか?」って問われたけど。
ユックリよ。
あまりにも抜かれるからチョット
って思うところもあるけど…まあ、焦ってもねえ。
だって今日の行動は白馬大池までの予定なんだもん!
行動時間はたったの4時間。その分た〜〜〜〜っぷり山を愛でながら歩くんだ。
栂池自然園のある場所まで来ました。
栂池自然園は有料の自然園なので、お金を出さないと入れないよ〜。
ここには栂池自然園ビジターセンターや食堂もあるので、ここを観光目的に訪れる人も多いよ。
こうして、密になりやすい公共機関を乗り継いで無事に登山口までやってきました。
約一年ぶりの高山登山、そしてテント泊。
心浮き浮きに登山口をゲートイン!
8時27分栂池自然園登山口から出発
さてさて、この先、事前に立てておいた登山計画どおりにことは進むでしょうか?
次回「白馬大池でテント泊(2)白馬乗鞍岳」に続きます。