さあ今回からはいつも通りの写真三昧の山レポになります。八方尾根スキー場から唐松頂上山荘までは過去にもレポにしているし、コースに特筆する場所もないので…今回1回で駆け抜けるよ〜!
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八方池コースを登る
八方池山荘前で朝食をとり、装備を整えたら登山を開始します。
そうそう、八方池山荘にもトイレはありますが…立ち寄りの場合有料だったか…な?ゴメン、あやふや。
登山口入ってすぐの場所にもトイレがあるんですね。
(下の写真の左側の赤い屋根の建物)
私は一度も利用したことないです。
私は今回の山行の水洗トイレ閉めは八方尾根スキーゴンドラ乗り場で済ませてきました。山に入り、これからしばらくはポットントイレと覚悟を決めて登山開始。
9時5分▶登山開始
あら〜上の写真なんだかボケてますね。
なんでだろう?
私の撮る写真は心がこもっていないし、撮る時もアングルとか考えずに適当に撮るのでヒドイです。
ちなみにこのコース過去のレポでも紹介しています。
この頃の絵は古くて…描いた本人としては見返すのも勇気がいるのですが…その未熟さもある意味…味!と思ってますが…どうかしら?
登山道に入ってすぐ、道は登山道コースと木道コースに分かれます。
登山道コースは石がコロコロしているので、八方池付近を軽く散策目的な方には木道コースがオススメなんでしょうね。
私は登山道コースへ!
で、入ったはいいが…あゆみは鈍く、どんどん人に抜かれていく〜。
後ろに人を感じる度に道をゆずる。そのおかげで…
さっきまで居た八方池山荘を見下ろせる。
ってことは山の麓に位置する白馬村は今頃曇りなのかな?と心ウキウキ。
飛行機に乗るとさ、羽田空港は曇りなのにフライトして雲を突き抜けると青空の下に出た時の気分と一緒よ〜。
こんな風に周りを気にしながら登っていくと、あ…アレレ?私ってば木道を歩いていた。
登山道コースと木道コース、一箇所超隣接する場所があったので、その時にうっかり木道コースに踏み行ったようだ。
コースとしては間違ってないので、まま進むが
明日歩くコースは道間違いが大きな悲劇を巻き起こしそうなエリア…もっと注意深く歩かねば!
この木道は左側を歩く。
木道が終わる辺りにトイレがあるよ。
こちらのトイレも…一度も利用したことないのです。
気になるなら見に行けばいいけど…この僅かな距離を歩くのが面倒な性格なんだよね〜。
さて、ここから先はゆる〜い登りになる。
しかも風景がいいんだよ!雲で見えてないけど…。
雲がなければ、明日登る不帰キレットもデデーン!と見えるんだ。
私は八方尾根スキー場に冬に滑りに来ることが多く、その時にこのエリアまでバックカントリースキーで登って来ることがあるから、その姿を目にすることがある。
澄んだ青空に出会える機会って…冬が多いのかな?
でも家族から冬山登山だけはヤメてくれって言われているからねぇ…。
第2ケルンから次のケルンの姿も見える。
トイレから第2ケルンまでのユルい登り間に比べると、チョイとだけ斜度率が上がるよ。
この登りは道は大変登りやすいのに、私の足取りが重い。
それもこれも…
私の登り方としては、重たい荷物を背負っている時は息が切れないぐらいのスピードで登るようにしている。
息がキレるスピードで登り続けるとバテるから。
なので…めっちゃ…スピードは遅い。
でも、ま、行動時間に余裕がある時はそれでいいのだ。
次のケルンに到着。
このケルンはちょっと特殊。
ほら!顔じゃん。その顔ワルじゃん!
ここに来たら写真を取りたくなる面がまえよね〜!
左手眼下にはボウル上の斜面が広がる。
バックカントリースキーではここら辺を滑って登り返したな〜。
冬の思い出と今の体験をザッピングしながら進むと。
見えてきたよ八方池!
八方池までくれば第3ケルンもすぐそこ。
八方池近くまで来るのは何度目だろう?
多分…10回以上は来ている気がするんだけど…
一度も八方池近くに行ったことないの。私。
冬の八方池は雪に閉ざされて見えないし、夏は先を急ぐことが中心だから。
で、八方池までくれば今日目指す唐松岳方面が
見えているような…でもいまいち全容が見えてないような…。
今回のコース、ここまでは一応遊歩道的なユルイ言い方ゾーン。
ココから先がいよいよ登山コースになるよ。
唐松岳登山コースを登る
第三ケルンから先に進むと唐松岳登山口と書かれた看板がある。
それには「ここから先登山装備必要!」的なことが書かれている。
10時10分▶唐松岳登山口
私が数年前に来た時、この場所にパトロールの方が居たわね。今回は居ない。
あの時は早朝に新宿を高速バスで出発し、この場所に午後2時ぐらいに着いたから…あまりにも遅い登山者に注意喚起するためにいたのかな?
唐松岳登山口からの登りはユルイ。けど、足元は石がコロコロしているので気は抜かないで。
リフト降り場からは木々など全くなかったのに、ここらで樹林帯復活。
でも。薄いうすい樹林帯よ。すぐ終わるし。
終わった先には唐松岳への道のりが…
う〜ん…見えそうで見えない!
再び樹林帯。
その途中にあるのが扇雪渓への分岐点。
歩いてスグの場所なので、ちょっと立ち寄ってみましょう。
ほら!雪!
私が今回訪れたのは9月中旬。
それでも雪が残っているんだ〜!
季節がもうチョット早いと、この岩場まで雪に埋もれているのかな?
考えてみればGWでもたっぷりの雪に覆われている白馬エリアなので、雪はずっと残っているだろう。
扇雪渓を見たら登山道へ戻る。
戻ったら登る。
登った先からも扇雪渓が見下ろせる。
すり鉢場の地形から成る雪渓はまさに扇の形だね。
雪渓も見たし、テンション上げてルンルンと登っていきたいところだが…どうにもこうにも
眠い
し
ザックが重い。
一昔前まではゆっくりだが休憩なしで登る女だったが、
今の私はゆっくりだし休憩しないと無理な女になったよ。
この3年でガクンと落ち切った我が体力に若返りを切に願いながら歩み続ける。
だってさ〜この程度の階段をサクサク登れなくなったのよ私。
く…
4年ほど前に登った時はノンストップ&3時間ほどで登ったこの道のり。
今はそのタイムを大幅にオーバーしている上に…モーレツに
休憩したい
のだ。
これが老いか。
ま。いいや休憩しよ。
丸山ケルンまで来たしね。
12時15分▶丸山ケルン
丸山ケルンで休憩しつつおにぎりを食べた。
周りでは登山靴のソールが壊れて困っている若者、それを直そうと集まる集団、丸山ケルンのメンテナンスをしている方々…あちらこちらで色々な事が行われていた。
10分ほど休憩をしたら再び歩き出せ!
途中にはすれ違うのに道を譲り合うエリアも。
よく登り優先!って言うけどさ、そんなことより、お互いの譲り合い魂が大切よ。
こうして道なりに進んでいく。
迷うことは少ない道だが…悪天候時には遮る物がない場所なのよね。
テント泊装備の重み、時間と共に増す眠気と戦いながら歩く。
このコースは最後に岩ゾーンが待っています。
写真で見ると
メッチャワイルドに見えるけど…
現地で立てば、それほど…たいしたことない岩場だよ。
それよりもピークを登っては…
登った先で、次のピークがこんにちは!って姿を見せる
が数回続くほうがしんどかったかも
調べれば何ピークあるか分かるけど…小さいピークなので足を止めて調べるもの
ので小さいピークを越えてはまた出たー!って思いながら登ってた。
そう言えば…途中にあったこの道!
ここは今は通行止め!
過去にはこの道を歩いたのですが…
落石で通れなくなったのよ。
登山道も年月とともに変わっていくのよ
こうしてプチピークをいくつか登ると…とうとう山荘と唐松岳頂上方面への分かれ道に出たよ。
今日の行動は唐松岳頂上山荘までなので、山荘へ向かってゴー。
山荘付近がガスっているのが…今日の行動の予定終了を後押ししてくれた。
今日はテントを設営したらとっとと寝ましょう、そうしましょう!
13時37分▶唐松岳頂上山荘に到着!
ふ〜う!こうして初日の登山行動が終わりました。
八方池山荘から4時間半もかかったわ…。
過去には2時間40分で登れたのに…。
それにしても…昔はラクラク登ったこのコースがこんなにもシンドイとは
大げさに言ってるでしょ?
って思うでしょ〜。
もう人生十分に生きたので、そんなに若返りたいと思うことはないのですが
趣味の分野で体力低下による限界を感じた時は…若返りたいと切に思うわ…。
さ〜て、今回歩いた道のりはこんな感じよ!
全体的には急登が少なく、道も整備されていて初心者にも歩きやすい登山道になっています。
いろいろな登山ガイド本にもこのコースは北アルプス初心者にオススメされているルートですものね。
次回はテント申し込み&テント設営と唐松岳登山までを描ければと思っています。
「不帰キレット&白馬鑓温泉テント泊縦走(09)」に続きます。