キレット

山に関わる言葉を集めてみました。

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登山用語キレットの前で緊張しているイラスト

類 似 語切処、切戸、キレト


落差が大きく、鋭く切れ込んだ急峻な岩盤状のコル(鞍部)。
高山の稜線がV字に深く落ち込んでいる場所を思い浮かべてもらえばいい。
キレットの場所
「キレト」とも言われますが、この言葉は日本語。「キレト(切戸または切処)は信州の方言になります。
富山側から見た後立山連峰では「窓」と呼ばれる事もあります。現在キレットと言われる場所は一般に「窓」よりも幅が狭い場所が多いようです。

また、下りが大変であることも頭に入れておきたい。
どの登山道でも上りより下りのほうが呼吸だけは楽だが、降りるのが大変だったり、転んだ経験がありませんか?それがキレットとなったら…想像するだけで大変だコリャ!
さらに悪天候時は足場が悪くなって、滑ったり転んだりして滑落しやすくなるので、無理しないことである。
キレットが何故コワイか
登山ルートとしては難所の事が多く、高度のある岩稜帯である場合がほとんどで万が一足を滑らせて滑落などしたら…無傷ではいられない。通過にあたっては細心の注意が必要。

また、岩稜帯であるが故、落石等にも気をつけて歩きたい。

三大キレット

大キレット(穂高岳-槍ヶ岳)

このルートは痩せた岩稜が連続し通過するのに3〜4時間程かかる上に、長谷川ピークや飛騨泣きといった有名な難所が連続する。しかもエスケープルートはない。
国内での一般登山ルートの中では最高難度のルートの1つ。
大キレットの難所

八峰キレット(五竜岳-鹿島槍ヶ岳)

鎖場やハシゴが連発し通行には細心の注意を必要とする。

不帰キレット(唐松岳ー白馬岳)

岩稜が雨などで濡れていない状態で渋滞が起こっていない条件下で歩いたことがある。
天狗の下りを降りてきて、不帰が目の前に広がった時…こんなトコ本当に越えられるだろうか?と気が遠くなりかけた。
実際は落ち着いて、一歩一歩足場を確保し、行先を確認しながら通過すれば問題なく通過できたが、怖いもんは怖かった。
不帰のキレット

この記事を書いているだけで、手に汗をかいてきました…。

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「山の用語集」投稿時、参考にさせていただいたサイト様(敬称略)
Wikipedia、コトバンク、goo辞書、ヤマレコ

詳しいことは自分で調べてください。
ものすごく間違ったことを書いていたら指示お願いします。オススメの山の用語がありましたら教えてください。


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