平標山を松手山コースから周回単独登山(1)回想編

平標山…読めますか?「たいらっぴょうやま」と呼びます。スキー場で有名な苗場スキー場の近くにそびえる山です。日帰りハイクにお手軽な距離と日帰りで行けるのに、北アルプスの山々と遜色ない美しい稜線が歩けるこの山を歩いた思い出です。

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目次

過去を振り返る。

実は私、平標山…過去に登った事があるんです。
その時は平標山の村営駐車場から信濃自然遊歩道→平元新道→平標山の家→平標山→仙ノ倉山→平標山→松手山→村営駐車場の周回コースでした。
※このコース、実は松手山ルートから登って周回する登山者が多いそうです。

平標山コースマップ

それは…遡ること9年前。その私はピチピチの登山初心者。バリバリの誰かに依存するタイプの登山者。でした。

みんなが登るなら私も行く〜!…で?どこ?そこ大変なの?


山の漫画で描いているモエのん、そのまんまな女でした。

平標山の鉄塔を見上げる

一緒に登ったのは男4人、女4人の計8人。
今の孤独な単独登山とは比べ物にならない感じのリア充感満載!
…だが、みんなキラキラとはしていない…むっさり・もっさりしたスキーが縁で友になった方々。
※9年前に一緒に登ったメンバーは今はもう…登っていない。

林道コースから登る

9年前は…車でピックアップしてもらって〜、高速道路を運転してもらって〜、登山開始時もコッチだよ〜と誘導してもらえて〜な…まあ!なんて楽チンな登山!
今はね…なんでも自分で決めないとならない、誰かを頼れないけど…………。
ホントのこと言うとね、

登山は自分で計画・決断するが楽しい!


ので…この頃の登山を今でもしたい!とは思わないのよねぇ…。
皆でワイワイ登りに行くのはしたいよ!でも「私を登山へ連れて行って」登山は…しなくていいかな?(^_^;)

樹林帯を歩く

この時は、ルートの出だし部分の信越自然遊歩道はなだらかな林道歩き、平元新道に入ったら樹林帯&急登がはじまる。
急登を登りきった先には平標山の家があるので、ここでプチ休憩もできます。

平標山の家1

先にネタバレすれば、今回描く平標山のレポは松手山ルートから登って平元新道へ周回下山したのですが、この周回コースはどっちらからコースも甲乙つけがたいイイコースだと思うな。

平標山の家2

平元新道から登った場合は、最初は林道歩きなのでゆっくりと身体をウォームアップしていき、樹林帯で身体が暖まった頃に平標山の家でプチ休憩できる。(疲れてなければそのまま進む)
これって登山行程的にもいい感じのコース設定だと私は思う。

平標山の家から谷川岳方面を見る

平標山の家まで登れば、周りの山々の稜線も見えるのでテンション上がる〜!
見えるどこかへ続いていく山の稜線も素敵!

平標山の稜線

そして、平標山の家から平標山山頂までは木道や木の階段の上りが始まる。
この空へ向かっていくような木の階段を登っていったのは今思い返しても素敵な思い出です。

平標山の木の階段

ただ、こんなに晴れているのに…あっという間にガスに覆われたり、晴れたりが交互に訪れる。

そして、この登山で自分なりにムーン(^_^;)と思ったのがパーティー登山の難しさ
9年前に登った頃はスキーが縁で登ったグループなので登山のイロハマナーもルールも知らないメンツで登っていました。

平標山の登り

だから…
同じパーティーはバラけて行動しない!
とか
体力的に弱い人を二番手にして登る!
とかの基本的なコトが守れていなかった。

平標山の木の階段でバテる仲間

私とペースの遅い2人を残して、みんなはサッサと登っちゃうし…
そのフラストレーションで私も下山時は皆より我先にサッサと下ってしまうという

登山者として…それあかんやつじゃ!

怒る登山者のイラスト
を繰り広げた…反省の残る平標山です。

山から見る雲

それでも…平標山の美しさはずっと心に残っていて…
次に登る時はゆっくりとことん味わって登りたい…。

山から見る雲2

その気持がず〜っとず〜っと心にあり…
いつか機会を作って、もう一度登るんだ〜!って心に決めていました。

山から見るスキー場

ですが、公共機関を利用して登山をする私は朝イチで家を出ても平標山登山口につけるのは朝の10時…。
そのことに悶々してダンナに文句を言っていたら

車出すから登りなよ〜…

お腹をさするダンナ

のか声をもらい…やっとマイカーで平標山登山の機会を得ることができたのです。

仙ノ倉山

過去に登った時はワイワイ登山で登山ルートや細かい思い出を忘れていたり、見落としていることも多々。
今回の平標山ひとり登山ではそこらを見落とすことなく登り、そのレポを描ければな〜っと思っています。

仙ノ倉山2

と、ちょっとネガティブなことも綴りましたが…こうやって過去を見返すと私の登山人生恵まれている!
スキー仲間と手探りで登山を始め、ワイワイ登山の楽しさや問題点を経験し、その後少人数でのガッツリ登山、のちにテント泊経験者のアドバイスを頂けてのテント泊デビュー、そして…そんな仲間がいなくなった今、単独登山を楽しめている。

平標山で物思う

もちろん!今回もひとり登山とあって…下調べはバッチリ!
以前登った時とはまた違った平標山が楽しめるはず…。

さあ!平標山へ行こう!

平標山へ向かった日は…関東は雨予報。だが新潟県は晴れ予報
それを信じて出発したが…高速道路…めっちゃ雨!
うちの車のワイパーも激しく動く!動く!

土砂降りの関越道

高坂SAでも小雨。
上里SAでも曇り。
月夜野ICを降りてもどよ〜んとした曇り…。

あらら?なんで〜?なんで青空がないの〜!

叫ぶ登山者のイラスト

天気予報に裏切られるのはいつものこと…なんだけど…すっごい入念に調べ…
日曜日なのに、明日は会社なのに…それでも登山へ来たのに…

って思っていたら…

苗場スキー場エリアに来たら

久しぶりの苗場プリンスホテル

晴れてる〜!

わ〜お!

新潟県に入った途端に晴れたぞー!

うっとりした顔の登山者のイラスト2
天気予報…当たったよ!
三国峠と言われるを越えたら…本当に天気が変わった。
峠…すげー!

このまま国道を車は走り…行動沿いにある平標山登山口前に。

平標山登山口の駐車場はすでに満車…。
でも大丈夫!
今回は、今回も、ダンナは送迎者なので…私を降ろしてそのままどこかに去るのだ。

平標山登山口から鉄塔を見上げる

ダンナに降ろしてもらい、テクテクと平標山登山口へ歩いて行く途中で、駐車場の入口で誘導員のオジサマとちょっとだけ会話。
現時間は8時15分で…

登山開始時間には…ちょっと遅いですかね〜

不満そうな登山者のイラスト

と聞いたら…
そうだね〜
だよねー。
私も登山は6時に開始したい!家を4時に出たのに…現地に着くと、どうしてもこのくらいの時間になっちゃう。
※こちらのオジサマ、「高山植物を楽しんできてね〜」と見送ってくれました(^^)

平標山登山口の駐車場受付

マイカーでこんなにかかるんだから、公共機関を使ったら…現地での登山開始時間は10時になるのよ。
それが平標山登山に二の足を踏んでいた理由。
でも!大丈夫!!ちゃんとコースタイムも測ってきた!
今8時だから…11時台には平標山山頂に到着できると思うし、それより遅くなったら…仙ノ倉山経は行かずに下山するのだ!
こういう登山計画も今の私なら普通に立てるが…「私を登山へ連れて行って」頃だったら…できなかったろうな〜。
こんな些細な所に…普段の生活や職場では得られない経験値アップを感じられるのも登山の喜び〜。

平標山登山口の駐車場

平標山登山口にはでっかい平標山登山マップとトイレもあったよ。
トイレは一切利用しなかったので、中はどうなのかは…わからないです。

平標山登山口のトイレ

さらに登山口には登山届提出ボックス用紙が用意されているので、こちらで登山届を提出!

平標山登山口

さあ!約9年ぶりの平標山登山…過去の初心者時期でも登れた山だったけれど、今回も順調に登れるかしら?次回、「平標山を松手山コースから周回単独登山(2)松手山コース編」に続きます。

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