北アルプス縦走(14)三俣蓮華岳

三俣蓮華岳レポタイトル画面

鷲羽岳山頂から三俣山荘までの下りは今回で2回目。下りは…呼吸が切れない分、足への負担が強いので決して楽ではない。そして本日は縦走3日目とあって疲れも溜まりに溜まっています…ああ…一年前、三年前より確実に体力が落ちているわ…と、老いを実感させられました。

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目次

鷲羽岳山頂から三俣山荘まで

鷲羽岳から三俣山荘までのイラストマップ

時間は朝6時9分。
さあ!鷲羽岳山頂から三俣山荘までの下りが始まるよ!
今日は水晶小屋から出発したばかりでまだまだ旅の序盤、元気だして…下ろう!

どうせまた登るのに…下りたくない…

登山者のイラスト_0003

と、思っちゃダメー。

鷲羽岳から三俣山荘へ向かってスタート

鷲羽岳山頂から下り始めてすぐ、左手に火口湖である鷲羽池が見える。
場所的に近づけないところにあるので、こうして登山道から眺めるだけなんだけね。
ネットで検索すると近くまで歩いていった人もいるみたいですね。

鷲羽池を見下ろす

鷲羽岳山頂から三俣山荘方面への下り道は、どこまでも広がる山々を見ることができました。

鷲羽岳からの登山道

いろんな尾根や稜線が多くて、山に詳しくない私は気になる山の名前がわからない…。
でも、いいや!見ていて楽しいから〜!
知りたいときに調べりゃいいや!

あ〜!それにしてもなんていい天気〜!The・DAY!だね!!

笑顔の登山者のイラスト
って、浮かれて下っていると…足元に転がる岩につま先をぶつけて痛い目にあう。

よく晴れた北アルプスの空

鷲羽岳山頂から三俣山荘までの道は急な下り!
ちょっと気をつけないと、前につんのめりそう…それを踏ん張るために足にかなりの負担をかけます。
更に私の登山靴の履き方が悪いんですが、登山靴の中でつま先が登山靴先端に当たってイタタタたを繰り返す。

この作業を繰り返すと、足の爪が紫になります

登山者のイラスト_0001
はい!登山靴の履き方をもっと勉強しますです。

鷲羽岳からの急な下り道1

鷲羽岳からの眺めは周りの山々が見渡せて本当に最高!…なんですが……。
一度ガツーンと降って…そして登るって事を常に目にしながら下るのが…ちょっとイケズ。

鷲羽岳からの急な下り道2

登ってくる人の姿もよ〜く見えて…アノ人もこの人も苦しそう!
すれ違うときに、下りの私が道を譲り、どうぞごゆっくり〜といいながら写真を撮って明後日の方向を見る私ですが…わたし自身も下りで足を酷使し続けているおかげで…脚ガクガク!

鷲羽岳からの急な下り道3

進行方向の三俣山荘のバックにはビックスリーの姿ドドーン!と見えているわね!
多分、左から双六岳、三俣蓮華岳、そして黒部五郎岳???

三俣蓮華岳が見える

ここで、アノ山はコレだ!って言い切れないのが…私です。
山についてもっと勉強した上でブログを書いたほうがいいってわかっちゃいるけど…なかなか時間が…。

時間を言い訳にすること多い、怠け者ですから…私

寝転がる登山者のイラスト
こうして風景を愛でながらも、アワアワを繰り返しながら急斜面がを下り切ると、ようやく道は穏やかなトラバース道になる。

鷲羽岳の急な下りを降りきった

途中にある分岐点の伊藤新道・湯俣が気になる〜!
チョットだけ調べてみたら……かなりレベルの高いコース?
じゃあ…私レベルでは歩けないな…しょぼん。人様のレポを読んで架空登山にとどめておこう。

分岐点に到着

ココまでくれば三俣山荘まであと僅か!
過去にココを歩いた時は、私の登山人生一番の空腹を抱えて歩いたな〜。
一度歩いた道を二度、三度歩くと、過去の思い出と相まってなかなか楽しいですね。

三俣山荘までもうチョット

ハイマツゾーンに侵入すると、定番の小虫ちゃんたちが出迎えてくれます。

うわ〜!やめろ〜!

驚く登山者のイラスト_0008
なんで彼らって口の中に入ってこようとするの〜?

ハイマツと槍ヶ岳

ああ…今はこう、穏やかな道だけど…進行方向に見えている出っ張りが…遠く感じる。

三俣山荘までのハイマツ

ハイマツの間から赤いお屋根が見えてきた!

三俣山荘

鷲羽岳山頂から下ること約一時間で…

7時6分三俣山荘に到着!

三俣山荘に到着

三俣山荘の入り口には水場があり、水の補給ができます。
昨日泊まった水晶小屋は水がなくて大変なのに…ちょっとした距離で水が豊富だったりなかったり…山の地形って大変ね。
水を飲みながら、山荘前で小休止。

三俣山荘からは槍ヶ岳が見える。

三俣山荘から見た槍ヶ岳

そしてこれから目指す三俣蓮華岳もハッキリ!

三俣山荘から三俣蓮華岳を見上げる

こうやって見ると面白い山の形をしていますね。

小屋のすぐ近くに設置されている道標で方向を確認。
過去に一度歩いているから、まあ…わかる気もするけど、確認。

三俣山荘の分岐点

三俣山荘から歩きだしてすぐにテント場エリアがはじまります。
そう、ここのテント場広いのよね〜。

三俣山荘のテント場

こちらのテント場もいつか泊まってみたいです。

三俣山荘から三俣蓮華岳

三俣山荘から三俣蓮華岳までのイラストマップ

三俣山荘から三俣山荘のテント場を抜けて、双六小屋方面、黒部五郎岳方面、そして三俣蓮華岳がある方向へ進みます。

三俣蓮華岳へ向かって進む

テント場から道は上り道…。

縦走3日目の身体にはちょっとしんどい

疲れた顔の登山者のイラスト
日も照ってきて気温も上がってきたので、ゆっくりゆっくり…時には立ち休憩しながら進み。
時折振り向くと…

鷲羽岳を振り返る

一時間ほど前に居た鷲羽岳山頂があんなに遠くに!

私一時間前にあそこに居たってマジ〜!?

登山者のイラスト_0006
相変わらずの自画自賛ですが、いやあ…あんな場所からココまで……よくも歩けるもんだ!人は!と毎回毎回感心する。

三俣山荘は北アルプス南エリアの中心

ああ…そうよね〜…私、今、北アルプスの奥地あたりにいるのよね〜。
ちょっと地図を見直してみよう。

ここからコンビニなどのある世の中に帰るには、徒歩で2日はかかる場所です。
読売新道に比べて人が増えてきたが、気を抜かずに行こう。

さあ!登り始めるよ〜!

三俣山荘からの登り1

たった…これっきしの上りがしんどいの!

三俣山荘からの登り2

後から来た人にどんどん抜かれるが…
気にしない気にしない

三俣山荘からの登り3

水戸黄門のオープニングソングを脳内で歌いながら登るよ。

三俣山荘からの登り4

でもさ…こんなにヘタっている状態で…私…今日中に笠ヶ岳…

無理じゃね?

辛そうな登山者のイラスト

三俣山荘からの登り5

順調に歩いたとしても笠ヶ岳へ着くのは15時の予定。
今、この時点でこんなにヘタっているんだもの、このままでは16時…いや17時でも不思議じゃない!

三俣山荘からの登り6

だめだこりゃ!

だめだこりゃの顔をしている
うん、笠ヶ岳は諦めよう…。
折角のいい天気、縦走を楽しみながらまった〜り歩いて、双六小屋のテント場でまった〜り過ごそう!

三俣山荘からの登り7

無理をしない行動予定に変更!
登山の途中で行動予定変更はダメ!なんて言わないでね、安全第一での行動予定に変更ですよ。
もちろん!緊急連絡先のダンナには三俣蓮華岳で連絡を入れました。

三俣山荘からの登り8

私の登山行動予定は遅くとも16時まで!
希望は14時にはテン場に居たいんです。
到着時間が遅ければ遅いほどリスクが上がるから…弱虫はそれだけで気持ちがへなる。

近づかない三俣蓮華岳

そうと決めたら、そりゃあもうユックリ登ったわよ。

三俣蓮華岳への登りが辛い

もうね〜この日は本当に空が青くてさー。
何度空を見ては、今、ココに居られる幸せを噛み締めたことか…。

周りの山々を見る

すれ違う人もみーんなニコニコな青空!
こんにちはの挨拶も「コンニチワ」と、語尾が上がる!

ハイマツの中を登っていく

でもね、時々…日陰が優しい。

石畳を登る

確かに…この山行でかな〜り、日焼けしました!

石畳を登る2

8時16分三俣峠に到着

三俣蓮華岳を双六小屋方面の分岐点

過去にはココから双六小屋方面へ向かって歩いたな〜…。

さあ!ココから三俣蓮華岳まではお初の道!
ちょっと登れば山頂だ!

三俣蓮華岳へ向かって登る

道ははっきりしているし、登山道の整備もバッチリ。
だからヨユーで登れるはずが…そのヨユーが仇となってか?

三俣蓮華岳へ向かって登る2

ひたすら眠かった…!
昨日の水晶小屋で深い眠りに落ちれなかったせいか?
今!猛烈に眠い!

三俣蓮華岳へ向かって登る3

こんな最高の天気で登れるんだから目ン玉見開いて、一生記憶に残るように周りの風景を見たいんですけど…

……………

疲れた登山者のイラスト
目はどろ〜ん。
とにかく、とにかく、とにかく…三俣蓮華岳の山頂まで頑張ろう!

だが、その山頂がなかなか遠い!
もう!すぐ!そこに見えている人が笑顔でいるのがわかるぐらい近くまで来たのに…遠い…。

三俣蓮華岳へ向かって登る4

きっと、きっと、あの場所へたどり着いたら…すっっばらしい!風景が見えているはず!
そう思いながら足を進め…。

8時32分三俣蓮華岳山頂に到着

三俣蓮華岳に到着

わーい!着いた〜!!!
おおおおお!!!
三俣蓮華岳から見える風景は…すご~い!
どうすごいかって?…次回「北アルプス縦走(15)双六岳」へ続きます。

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