いよいよ栂海新道に入ります。アップダウンを延々と繰り返す縦走路…キツイとは聞いていて覚悟はしていたけれど…真夏のその道程は想像を遥かに超えたキツさでした。
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記事一覧
ー 栂海新道をテント泊で縦走(1)山から海へ縦走
ー 栂海新道をテント泊で縦走(2)北又小屋からイブリ山そして朝日小屋へ
ー 栂海新道をテント泊で縦走(3)朝日岳から栂海新道に入る
INDEX
ー 栂海新道入り口からアヤメ平辺りまで
ー 湿原をひたすら歩く
ー 登って下って登って下って栂海新道
ー 北又の水場から栂海山荘まで
01栂海新道入り口からアヤメ平辺りまで
06時01分栂海新道を歩き始める
いよいよ栂海新道に入りましたよ!
どんな道なのかしら?とワクワクしながら歩いて行った先に広がる道は…?
池塘があちこちに出てきての湿原地帯!ぐあ〜っと展望が広がります。
出だしからナニコレ?このスゴイ景色!
ちょっと贅沢すぎでしょう?
前を向いて歩いても、立ち止まって振り返っても、どこを見てもキレイ!
栂海新道に入ってからすぐにこんなご馳走ですか!いや〜!やる気でるな〜!
ココらへんは歩いていて本当に楽しい
この風景をまた見に行きたいけれど…もう行けないと思う…栂海新道…。
ああ、もっともっとユックリと愛でれば良かった。
しかも全然人がいないのでこの風景を独り占めできるのが贅沢ですね!
こんな風にのんびり歩いていたら…あっという間に着いちゃった。
06時32分長栂山に到着
さっきまで湿原地帯が広がっていたのに、ココは石がコロコロしているんですね。
この長栂山で2人パーティーの女性がいました。
この後会うことがなかったので反対方向だったのかしら?
いづれにしても女性が居るとチョット安心しちゃう女ひとり登山。
あれれ?私…確かパーティーで行ったんだよね…?んー(-_-;)
もう、ここらから見える景色が良いんですよ!
その後も気分良く歩いていきます。
まだ6時台なので気温もさほど上がったなかったのも助かりました。
こういう看板もサワガニ会の方が建てられているのでしょうか…感謝の一言しかないですよね〜。
それにしても良い道だと思いません?
青と緑のコラボレーションが足取りを軽くさせてくれます。
途中で1名の男性と遭遇。
のんびりと歩かれていました。
は〜と空を見上げる…。
こんな空が広がっていれば、疲労も吹っ飛ぶ…ワケもなく…相当疲れています…私。
真夏の栂海新道はかなり暑く、水の消費もかなり激しい…けっこう飲んだと思うから残りの量を確認した方がいいよね…と思いつつも…でもこの木道のどこかで、この重いザックを降ろして水を出すのもな〜…と悩みながら歩いていると。
とうとう追いつかれたよ!ゴクウとベジーダに!
2人仲良くテクテク歩いています。
余裕のゴクウは水は全く減っていないとのことで、これ幸いに水を分けてもらう。
どうやら私より1時間遅れで出発したそうだ。
02湿原をひたすら歩く
ドウゾドウゾと先に道を譲ると…そのまま先へ行ってしまいました。
ま、ね。
遅いので一人で歩きますと言ったのも自分。
今、道をお先にドウゾと言ったのも自分。
はいはい、登山は自己責任ですよね。
でも、自己責任ってなんだろう?パーティー登山ってなんだろう?と考えながら、颯爽と進んでいく後ろ姿を無言で見送り…。
また歩き始めます。
ちょっとは追いついて見ようかと頑張って見たけれど、やっぱり全然追いつけないよ!
すぐに諦めて、またマイペースで歩きます。
まだまだ続く栂海新道、ひとり歩きなのにオーバーペースでバテたら…ヤバイ。同行者は先に行ってしまったから…誰も助けてはくれないのだ。
ああ、一人で登山経験を積んでおいて本当に良かったと思います。
経験が少なかった頃の私だったら、一人になるのが嫌でオーバーペースで歩き続けて…追いつけなくなって…バテて結果、皆に迷惑をかけてしまっていただろう。
※今回の登山で感じた「パーティーを組んでの登山」への感想は栂海新道レポの最後に書きますね。
さて、道は湿原を歩く木道だけではなく、このような石の上り道も。
う〜ん、しかし…サワガニ会の方に感謝の気持ちしかでてきません。
サワガニ会の方が栂海新道を開拓してくださったお陰でこのような素晴らしい道を歩くことができるんですよ!
この階段も作ってくださったのしら…?
そろそろ立ち休憩だけではなく…ちゃんと座って休みたいんですが…追いぬかれたコトもあって、無駄に焦りを感じ…ひたすら歩きます。
「平」って書いてある場所は休憩するのにイイトコですよね…でも…待たせたら悪いし…で進みます。
いずれにせよ栂海山荘までつけば…思う存分休めるんだもん、がんばろう!
この風景だけが頼り!
この頃になると
の言葉しか口からでてこない…。
けれどね…栂海新道、本気を出してくるのはこれから先!
チョロチョロっと水が流れる沢を渡る。
ちょっとだけ手を濡らして首筋を冷やしておきます。
こんな気持ちの良い道もそろそろお終い…。
ああ、もっとユックリ歩いて堪能しておけばよかった。
時間も8時を過ぎ…日差しが痛い…!暑い!
ダラダラと汗が垂れてくる…。
ふと目に入ったヒスイ峡との分岐点…えっとヒスイ峡へ向かう方は鬱蒼と草が生い茂っているので…とても進む気になれません…。
階段の登りも辛い…。整備されてなかったらもっと辛いのに。
そして、登り切った先に現れたのは…
08時25分黒岩山に到着
わー!到着した!の喜びを感じたい所だが…黒岩山から先に広がるのはこれから越えていく数々の山のピーク!
そう、ここから栂海新道のキッツイ!登り降りが始まるのです…。