単独テント泊で黒部五郎岳を縦走登山(06)中俣乗越

黒部五郎岳レポ赤木岳、中俣乗越のタイトル

右手は腫れ、左足ふくらはぎはつった。それでも先に進ませる…そんな魅力が山にあるのだ…と言いたいトコロですが…身体のアッチコッチが痛い状態での登山は…辛い!

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北ノ俣岳から赤木岳まで

北ノ俣岳から赤木岳までのイラストマップ

北ノ俣岳からの風景の良さにスッカリご機嫌になった。
先程までの足のつった痛みなど…忘れたコトにして、やっぱり登山に来てよかったな〜!と自己満足。

北ノ俣岳からの眺め

進行方向の黒部五郎岳方面を見たら…ウッホー!なんて美味しそうな稜線!
これ、行くでしょ!?!?
天気もいいし…ほぼ無風だし…。
行っちゃうでしょ!

北ノ俣岳からの眺め2

つった左足をかばいながら右足中心で歩くため、びっこを引きながらになるけれど

ま、しょせん「つった」程度、そのうち治るっしょ!

幸せな顔の登山者のイラスト
と、山では常に用心であれ法則をガン無視して…先へ進みます。

7時13分北ノ俣岳出発

北ノ俣岳の標識

進行方向は分かっていても、地図と道標で進行方向を再確認して、黒部五郎岳へ向かってゴーゴー!

北ノ俣岳から出発

進行方向には槍ヶ岳笠ヶ岳の2つのトンガリが見えます。
まだ、笠ヶ岳のトンガリは味わってないから…来年は登れると良いな…。

北ノ俣岳から出発2

道はほぼ平坦から緩やかな下り。
これが楽しくないわけがない登山道を鼻歌を歌いながら下る〜。

北ノ俣岳から出発3

うんうん憧れの黒部五郎岳…来て本当に良かったー!
折立スタートの登山道は雲ノ平方面も薬師岳方面も広大ですっごい楽しいよね!

最近はいい年だからいつまで来れるやら…

ぼやく顔

なんてボヤッキーな私ですが…いやぁ…やっぱ5年後も10年後もココに来たい〜!

気持ちの良い稜線

おお!次の黒部五郎岳も見えてきたよ。
黒部五郎岳よ…おまえ…

遠くに見える黒部五郎岳

遠いな!
本当に今日中に黒部五郎岳へ登り、三俣山荘まで歩けるのか?不安になる距離感だけど、まあ…大丈夫だろう。

その後も緩やかに下り…
カウントメーターがある場所まで降りてきたら…。

黒部五郎岳へ向かって進む

はい!登りになりま〜す!

キラッキラッの紫外線がWelcome!

一息ついている登山者のイラスト
ほぼステイホームな2020年だけど、おかげでキチンと日焼けしたよ。

黒部五郎岳へ向かって進む2

登りはやっぱり苦しい。
ザックはコンパクトはいえテント泊装備を背負っているんだもの…だんだんと肩が痛くなる。

登りがキツイ

肩に負担を与えないよう、腰ベルトで支え直す。
この腰ベルトを締め直すとき…ミギーの力も必要とするため痛む右手に力を込める…ミギーがどんどん腫れてくる

あまり私を酷使するな。

右手が痛い登山者のイラスト

あと、登りになってくると…左足のふくらはぎを伸ばす機会も増えてきて…その度に
ツキン!! ツキン!
と足にダメージが…。

登りがしんどい

気がつけば常に痛みをこらえながら歩くように…。
途中にあった道標にはナゼかタオル・バンダナが巻かれていて…

右手と左足が痛いよ


と、話しかけちゃう。
映画・キャスト・アウェイのトム・ハンクスのように、擬人化された静物に話しかける単独登山者。

バンダナがかけられている道標

この先に待ち受ける景色…とっても素敵なんですが…。
見ての通り、下って…登るのがありありと分かる…。

下って登る

特にココらへんは足場がゴーロ状態で…左足のふくらはぎのつった場所をコレデモカ‼コレデモカ!と張らせてくれる…。

岩場が現れた

その痛みで何度岩の上で飛び上がったことか…。
多分2cmも飛んでないけど…。

登りの岩場

2週間前の白馬大池下山時の岩場転倒のトラウマもあって、ものすごく慎重に岩場を渡る。
片足をついて、足場をしっかり確信したら、もう片方…いつもの3倍の時間がかかっています。

岩場がしんどい

でも、転んだりしたら…時間の問題ではなくなるのでココは慎重に行きましょう。
この岩場の左手はハイマツ広がる斜面。
ここで左に転んだらコロンコロンと転がってしまいそう。

左手は谷間

こういう北アルプスの奥地の谷間って…誰も入ったこと無いのかな?
どうなんだろう?

こうして、なんとか、岩場コーナーを何とかクリア!

慎重に岩場を歩く

ここで、私より10歳程上に見える女性と会話。
彼女も本日三俣山荘で小屋泊の予定とか。
お互いすっごく遅くて…いろんな人に抜かれるうちに目があって…何となく親近感が湧いてきて山座同定をしたりとおしゃべり。
そして

「あなたは若いから先へ行って!」

とのお言葉を頂き…とりあえず先へ行かせてもらう。

7時59分赤木岳到着

赤木岳に到着

あ…上の写真の漢字間違えていますね。
赤木岳のピークは登山道から外れた場所にあるようですが…それを確認する気力もなく、ヨレヨレと先を進むのだ。私。

赤木岳から中俣乗越まで

赤木岳から中俣乗越までのイラストマップ

赤木岳ってことはココらへんの稜線ではピーク。
ってことで、ココから先はまた下る。
登ったのに下る。

赤木岳から進む

山歩きはこういうもんだけど…
下りの光景がこれだけ広がると…ヤーン!

赤木岳からは下り

下って、下って、平坦ハイマツ。

ちょっと平らな道

さっきまでニコニコと見ていた笠ヶ岳をねめつけながら進む。
だって足が痛いんだもん!

全く近づかない黒部五郎岳

ある程度下ったらまた登る〜〜〜〜!!!
北ノ俣岳から黒部五郎岳の取り付きまでは小さなアップダウンが続くのです。ぴえん。

これから登るのに下る

身体中の痛みの他にも疲労が溜まってきているので、足が進まない。
ココで4人組の男性たちに抜かれる。
この方たちとも追々お喋りできるんですが、今はお先にどーぞ・ありがとうな関係。

ひたすら下る

こうして進む先には黒部五郎岳!
と言いたいトコロですが…

とても登れる気がしない黒部五郎岳

上の写真、手前はただのピーク。その奥が黒部五郎岳。
ヘイお待ち!もひとつピーク!
甘くない、あまくないわね…黒部五郎岳!

ひたすら歩く1

黒部五郎岳は遠くしょっぱい。右手も左足も痛くしょっぱい。なんだか涙がでてきそう、涙はきっとしょっぱいわよね…。
せめてこのくらいは甘くと…ペトペトに潰れたクリームパンを立ったまま食べる。
食べていると…空は青く…。

ひたすら歩く2

クリームパンの糖分も味覚を刺激してくれて…元気が出てきた。
歩いている途中で何かを食べるって面倒でサボりがちなんだけど…やっぱり必要!
食べていると何だかパワーが湧いてきたわ!

青空が嬉しい

さて!進むぞ!
クリームパン✕2個300キロカロリーのパワーを出すのだ!

ひたすら登る3

クリームパンパワーで…先程のピークに立ったが…
黒部五郎岳…でかいよ!

遠すぎる黒部五郎岳

ハイマツの間をうなだれて歩く。
しばらく進んで…顔を上げると…

ハイマツの間を歩く

黒部五郎岳さっきからちっとも近づいてない!

叫ぶ登山者のイラスト
激ぴえん。

大きい黒部五郎岳

もうチョット近づいててくれてもいいじゃん!
そう思いながら進むと…来た、来たよ…。

下りが!

また下る

目の前にこんなにでっかいでっかい山が待ち受けているのに、下るんですってよ!
この時の意味不明なあうおうん!って叫びたくなる気持ちわかる〜?
えーココ歩いたけど、たいしたことなかったよ?
なんて言わないで!
私のブログは登山初級者対象なので、一般的コースなんて余裕のよっちゃんサ!って方のご意見は…聞こえない〜聞こえない〜!

ごく普通の私は、ごく普通に生活をし、ごく普通の仕事をしました。
でもただひとつ違ってしまったのは…奥様は登山が趣味になってしまったのです!

奥様は魔女

と、奥様は魔女のキャッチフレーズを無理くり自分に合わせんがら進む…。

下り切る

そうしてなんとか…

9時17分中俣乗越に到着。

中俣乗越に到着

ふふふ…落ちるとこまで落ちたわよ私。
だからこの先は上り詰めていくの。
今もなお巨大すぎる黒部五郎岳へ〜!

次回「単独テント泊で黒部五郎岳を縦走登山(07)黒部五郎岳」に続きます。

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