03道満尾根から下山
さあ、道満尾根の入り口だー!
周囲に誰もいないけど…。
誰もいない…それはけっこう不安。
やっぱり、メインの登りで使った道のほうがいいのかな〜?う〜ん…。
悩みつつ改めて地図で確認しなおすと、やはりこの道が道満尾根。
道満尾根に入ります。
先程の下山道ほど急な下りではないけれど、まあまあの下りの道満尾根をつづら折りでチマチマと下る。
下る…。下る…。
って、本当に前後に人がいないや!道満尾根!
と思った時に現れる心強い道標。
その後も誰もいない登山道をひとりで歩いている時に現れる三大不安がムクムクと湧き上がってきた。
この道でよかったの?←地図で確認済み&道標も後押ししてくれる。
クマがでてこない?←山に入っている以上仕方ない&けっこう人工的な音が聞こえる場所だからクマもココまではこない?
で、最後にもう一つ。
これだよ!これ!
男性から見れば、誰がこんなオバサンに近寄りたいと思うか!ペーっ!と思われるかもしれませんが…
女としてではなく、金(money)として見られていたら…?
なんて心配もあるんですわよ。
あ、ここで宣言しておこう。
私は登山のときは最低限のお金しか持っていきませんから!
メイン財布は家やダンナに託していくので、お金持ってませ〜ん!
なんでこんな事を急に言いだしたかというと…そうなんです、気がついたんです、けっこう後ろに自分と同じペースで下ってくる男性がいるってことを…。
近くなったら追い抜いてもらうんだけど、つづら折りの登山道を5ターンぐらい離れているので、う〜ん。
さっきまで誰もいなかったのに、今は居るってことは私より歩くペースが速いんでしょ?
早く追い抜いてくれないかな〜?と思いつつも、道は緩やかに。
道が穏やかになって気が緩み、後ろが気になって気がそぞろ…。この2つの要因が重なり合って…ついつい、やっちまったよ。
グキッ!
痛みでウッヒョーっと飛び上がったよ!
見事に足首をぐねりました。
それまでもぷちぐねりはしていたんですが、ここでやったのが強烈!
左の足の外側がぐに〜ん!って伸びたか!ってぐらい
痛い…しゃがみ込みたい…けど、後ろも気になるので、もう目の前に見えている道満山山頂まで
で登り切る。
13時58分道満山到着
道満山山頂には老夫婦がお昼をとっていたので、その近くで足首をさわさわ。
う〜ん。こりゃあ完全に捻挫だね。
その間に、後ろにずっと居た男性が素通りしていきました。
足首をさすりながら軽く自己嫌悪。
ソコに立ち止まっているわけにはいかないので、なんとなく…歩けそうな気分のウチに、道満山山頂を出発することに。
ソロリソロリと歩き出すがやはり痛いぞ左足首。
でも、これでもう一度ぐねったら…。
そんな悲観的に思えるぐらいに足首が痛いので、いつもの5倍の注意深さで下山します。
痛いけれど、歩ける。
そんなトコロが私の基礎骨格の強さよね〜と自分の骨と筋を褒め称えながら下る。
人工的な音や雰囲気がしてきた…もうそろそろで町だよ、町!
そして、安心の舗装路に出た!
コンクリートの地面が懐かしい〜!
舗装路に出ると、山と町を仕切っている?フェンスがドーンと。
開けたら閉めましょうと書いてあって、先に歩いていた親子が開けて、そして締めてくれた。ありがとうございます!
残るは…ここから徳和駐車場までの距離だよな〜。
奥多摩とかさ〜山の終わり地点から市街までんキロとかあるのよね〜。
と、ブチブチ思いつつも…まあ足首がコレ以上痛くなったらダンナに車で迎えに来てもらえばいいや〜とノラリクラリと歩いていると…
あっという間に街の中へ。
みなさんがココに立ち寄るであろう、神社への道をなぜか素通りして…回り込んで再び神社の別門の前に出たみたい。
なんでだろう?せっかくなら神社の中を通りたかったよ…。
14時40分徳和駐車場に到着
舗装路に出てから12分ほどで無事に徳和駐車場まで戻ってきました。
こうして、3度目の乾徳山登山も鎖・風景・岩場を満喫して終わることができました。
今回は9時12分に登山を開始して、5時間28分かけて乾徳山ぐるり登山ができ、標準コースタイムよりちょっと早めに歩けたみたい!
この小さい自信がついたおかげで、今シーズンのテント泊登山ができる気がします!と、言いつつ…まだテント泊荷重訓練はしていないのよね…だって、辛いじゃん荷重…。
下山後にダンナから
と言われましたが。
それ、出発前に緊急連絡先であるアナタに事細かに説明したんだけだね…
う〜ん、今後もこの人を緊急連絡先として信用していいのかしら?私?