今回の山レポは「電車で行ける里山」です。私は面倒くさがり屋なので新宿バスタからバスに乗って登山口まで一直線!コースが多いのですが、面倒と思いつつも電車を乗り継いだ先の里山を歩くと…里山の面白さに「里山…もっと歩こう!」と思うのです。
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伊豆ヶ岳を登ろうと思ったのは
伊豆ヶ岳という山はご存じですか?
私は登山雑誌などで目にした時に
静岡県の伊豆にある山?遠っ
って、まず思ったのですが…ちゃうちゃう。今回のレポに出てくる伊豆ヶ岳の所在地は
埼玉県飯能市
そう、埼玉なのだ。
飯能か、ちょっと電車に行くには乗り換えが多そうだな
って思っていたら説明文に、伊豆ヶ岳には山頂近くに100mほどの鎖場(名称:男坂)があるって書いてある。
100mの鎖場って言ったら…なかなかの距離じゃないの?
※落石が多く通行は自粛されている。右手の女坂を登って山頂を目指すことを推奨されている。
そう、私は…
鎖場が好き。
まず、これが伊豆ヶ岳へ行こうと思った一番の理由。
次に私の心を掴んだ伊豆ヶ岳紹介文は
電車を利用して縦走できる。
万年初級者レベルなので本来は安全度の高い往復同じ道を歩くピストン登山がオススメなのだが、無謀な私は登りと下りで道が違う
縦走が好き。
これが2番目の理由でこの登山を決めた。
鎖場と縦走が楽しめる伊豆ヶ岳
行っちゃうよ!
あ…一般的に言われる伊豆ヶ岳の魅力も合わせて明記しておきますね!
伊豆ヶ岳は1年を通して登山を楽しめるそうです。
標高は851mと低い山なのですが、登山口から山頂までの緑に囲まれた登りごたえもある登山道。
登山初級者から健脚者まで楽しめるコースがあります。
登山口のある駅は西武秩父線・正丸駅(しょうまるえき)駅。
この駅を起点にした登山コースが…
▶初級者向けは正丸峠周回コース(約4時間)
正丸駅→正丸峠分岐→正丸峠→→伊豆ヶ岳→正丸駅
西武秩父線正丸駅からスタートして、正丸峠経由で伊豆ヶ岳山頂コースは登山初級者におすすめコース。
4時間で歩けるというのも登山としては程よい行動時間ですね。
▶健脚者向けは正丸駅〜吾野駅縦走コース(約6時間)
正丸駅→正丸峠分岐→伊豆ヶ岳→古御岳→高畑山→天目指峠→子ノ権現天龍寺→吾野駅
私が今回歩いたのはこちらのコースになります。
山レポネタバレになりますが
メインの伊豆ヶ岳までは余裕じゃ〜ん♪
と、伊豆ヶ岳までルンルンって歩いていたんだけど…その後が…長かった!
歩くことに慣れていないと途中で嫌になってしまうかも?私も後半…嫌になった!
このコースについては、今回のレポで語っていきますね。
電車で行こう
時は2022年6月4日に伊豆ヶ岳登山を決行した。
暑くもなく寒くもなく、梅雨入り一歩手前の山が緑が滴る時期。
移動手段はモチロン電車です。
さて、出発地点を新宿駅とした場合、今回の登山口のある正丸駅まで1時間45分ほどかかります。
まずJR池袋駅で西武池袋線に乗り換えます。
池袋に慣れていない私は
西武池袋線の乗り場はドコだー!
と、池袋駅に設置されている看板を頼りにJRから西武池袋線へ乗り換え。
池袋駅で西武池袋線へ乗り換えたら次は飯能駅で西武秩父行きに乗り換える。
西武池袋線・西武秩父行のホームはドコだー!
西武秩父行きは1時間に数本しか出ていない、乗り遅れる訳にはいかない!
こんなに必死なわけは…事前に調べてきた乗り換え予定表通りに乗り換えないと、今日の登山の予定が全て遅れていく!
必死の形相で各電車を乗り継ぎ…私は正丸(しょうまる)駅に降り立った。
正丸駅の場所はこちら。
正丸駅は車でも向かうこともできますが、私の住む地域からだと高速道路を使うとなると関越道経由になって遠回りだし、一般道を使うと街中を通過していくので信号で止まることが多そう。奥多摩エリアは地図で直線で考えれば近いんだけど、なかなかに遠い!
正丸駅ホームにはこのような看板が設置されています。
ふむふむ。ありがたいが川場坂峠ってどこだ?自分が調べてきた地名以外の場所がデデーンと明記されているとキョドりません?
ホームから見える風景は緑。
正丸駅はコレと言った大きな建物はないんですね。
そうそう、駅にも駅前にもコンビニもない。なので食料は事前調達必須。
改札は一つ。ICカードで降りれるよ。
私の到着時刻は7時5分。
我が家から始発で出発し、2時間チョイでやっと駅に降り立った。
駅から出て左手にトイレ。
山に入ればトイレはない、ここでシッカリ済ませておこう。
西武秩父線正丸駅前には1日500円の有料駐車場があった。
17台ぐらい停められるのかな?
駅の前には正丸駅売店があったが、7時の時点ではまだ営業していない。
自販機はあるので、水分を忘れたら自販機で購入はできる。
とりあえず、私は駅前のベンチに腰掛け、おにぎりを食べ、靴紐を結び直し…ザックを背負ってベルトを…ってしている間に誰もいなくなっちゃったよ!
だって駅に降りてから登山開始まで25分もダラダラしていたんだもん。そりゃあ皆出発しちゃうよね。
登山口へ向かって歩く
さぁ登山スタート。
駅の正面に見て左手に登山道を道標看板が設置されています。
写真で見返すと靴洗い場所まで用意されている。
そちら方向へ進むと、急な階段の下り。
まずはココを降ります。
降りた先を右に…。
と、イチイチ書かなくても…道標が設置されているのでソレに従って進んで行こう。
登山口までは一般道を約20分歩く。
ゆる〜い登りなので、ウォーミングアップも兼ねてゆる〜く歩く。
民家がぽつりぽつりとある。
あと、足元には…
陣馬山や棒ノ折山でも見た「関東ふれあいの道」の石版。
これがあるとチョット安心するが、コレ一個においくら万円かかっているのかな?
途中に会った安全地蔵尊。
そして、道標も設置されているので心強い。
でも…こういう道標を作るにもお金がかかるのでしょう?私、交通費以外払ってない。
正丸駅でもお金使ってないし、縦走なので登山を終えた先は別の駅…。
正丸駅で消費せず…申し訳ない
って思うのよ。いつも。
歩みを続けた場所には…茶屋?もう営業していないのかな?
このような茶屋があっということは、伊豆ヶ岳…昔はもっと混んでいたのかしら?
私の出発時間が遅かったこともあって、周りには誰も居ない。なので伊豆ヶ岳が人気の山って実感が得られないまま進む。
すると…なんか登山口っぽい場所があるよ。
ここは伊豆ヶ岳山頂を最短で目指すなら左の大蔵山コースの登山口。
ついついココから登山を始めたくなるけれど…
今回は正丸峠を経由したいので、ココはスルー。
そのまま道なりに進んでいくと…あったよ!
ココが正丸峠を経由する登山口だ。
位置関係的にはこんな感じね。
………先程の大蔵山コースの登山口の方が立派だった気がする。
登山口へ着いたときの時間は8時3分。
正丸駅から30分ほどかかりました。
ココからいよいよ登山開始だ。
伊豆ヶ岳…いったいどんな山だろう?鎖場は登れるのだろうか?
初めての山の登山は先が読めず…ドキドキわくわく。
次回、「電車で行く伊豆ヶ岳縦走登山(2)」に続きます!