低体温症手前までいったと思う雨と風の初めての蝶ヶ岳、縦走ルートの一部で行ったがまたも雨だった二度目の蝶ヶ岳。そして今回三度目の蝶ヶ岳は、一度目の時と同じルートで蝶ヶ岳を登った。今度こそ、三度目の正直で晴天下の蝶ヶ岳を満喫できたのでしょうか?
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INDEX
ー 今回はダンナと
ー 林道からまめうち平
ー まめうち平から大滝山との分岐
01今回はダンナと
ひとり登山にもまあまあ慣れた頃、「真夏なのに低体温症寸前…蝶ガ岳テント泊」の時のメンバーから再び蝶ヶ岳登山のお誘いがきました。久々の誰かがいる登山!このメンバーとも随分会ってないし、ここはぜひ行っておきたい!
今回も前回と同じく三股からの蝶ヶ岳登山だ。
前回も参加した友人Xもいるのだが、友人Xの予定に合わせて同乗させてもらうと…ほぼ徹夜登山になることに体力的無理を感じていた。
毎度おなじみ毎日アルペンを使えばいいんじゃない?と思われるかもしれないが、毎日アルペンはほりでーゆ~四季の郷までしか行かない、そこから1人でタクシーに乗るのは…お財布がキツイ。
ということで決して山を登らないダンナに私が高速代・ガス代・ダンナのホテル代、全部出すから〜!と交渉し、我が家の車で蝶ヶ岳へ行くことに。
一緒のメンバーが三股駐車場に前泊するのは三股駐車場に車を停められなくコトを懸念してが一番の理由。けれども今回の私は、ダンナの送迎!ダンナは私を下ろしたらその場をさるわけで…駐車場に停めるわけじゃないから朝8時ぐらいに着けばいいじゃん!と余裕。
え?前回は6時には登山を開始したのに、今回は8時でいいの?と思われるかもしれない…。そう、私は今回、最初から一緒に登るつもりはなかった。
どうせパーティ行動をしないんだから、登りはひとりで好きなペースで登り、山頂で落ちあえばいいや〜と計画しました。
その旨を他メンバーに伝え、朝4時過ぎに自宅を出て、高速道路でやっぱ家の車は気が楽だね〜とふん♪ふん♪ふん♪と助手席でノンキにしていたら…
なんか…長野方面の雲行きが怪しい…!
見たくはないのに、車のウインドウに雨粒がつき始めた…!
約束は守る…それが大事…私は走れメロスだと自分に言い聞かせながら現地に向かう。
駐車場がある登山口までの林道烏川線は毎年4月25日〜12月2日前後までが夏季登山期間になっていて、マイカーでのアクセスが可能です。
ちなみに冬季はほりでーゆ~四季の郷前のゲートが締まってしまうため通行できません。
で、三股駐車場に着けば…この天気!なに?このやる気を無くす天気は…!
約70台ほど駐車できる駐車場を見れば友人たちの車が3台並んで止まっている。もちろん車内はもぬけの殻だ…。
モヤモヤとした天気の下でも数人の登山者が車両通行止めのゲートから林道へ入ってく。
ここの林道は送迎でも一般車は入れません。
前回の低体温症一歩手前トラウマが脳裏をよぎり、行くことを躊躇してしまった…。
駐車場ある公衆トイレへ行ったダンナが戻ってきた時…
三股駐車場から町へ戻る車内で、せっかくダンナも一緒だし…安曇野観光でもいいんじゃないかしら?と心が傾き始めていました。道の駅まで戻ってきて、もう一度山を見れば…晴れてきている…。
あ〜どうしよう〜どうしよう〜。と悶々としている私。その時の心を当時のアメブロでも語ってます(^_^;)→アメブロサイト「今週末も行ってきます〜!」え、絵が古い…。
そんな私を見かねてか、ダンナが
せっかくここまで来たんだし、山には皆がいるんだから登ってくれば?
とのアドバイス。
そして、ダンナに促されるまま、もう一度三股駐車場まで戻ってきた。
仲間にメールをすれば、上は晴れているとのこと…
いいや!おう!登ろう!どうせ片道4時間の登山道、何かあったらいつでもダンナは駐車場に迎えに来てくれるっていうし…ということで腹をくくって登ることに!時間は8時を等に過ぎての11時に登山を開始することに!なんて遅い!遅すぎるスタートだ!
02林道からまめうち平
ダンナに見送られ林道へ向かう…駐車場から林道のゲートを出発し15〜20分ほど林道を歩くと三股に着きます。
ここが林道終点。こちらには公衆トイレや登山届を提出する管理小屋があるそうですが、公衆トイレを利用したことがないので、どんなトイレだがわかりません…。
ここの登山カード提出所で登山届を提出します。
11時27分登山開始
三股登山口は常念岳への登山口でもあるので、蝶ヶ岳と常念岳の登山道を間違えないように注意。
ココから蝶ヶ岳方面への登山道が始まります。
登山口を通過するとすぐに常念岳との分岐がでてきました。
常念岳への道のりは急な斜面の登山道。私が進むべき蝶ヶ岳は緩やかな登山道なので心がちょっとホッとします。
小さな沢に掛けられた橋を渡って沢沿いの道を歩いていき、つり橋を渡ります。他の方のレポを読んでいるとよく揺れると書かれていますが…そう?
吊り橋を渡り終えると、徐々に登山道の斜度がキツくなってきました。
気が付くと、真っ直ぐに上へと伸びる階段が出てきた。そうだ思い出した!三股登山道にはこんな感じの階段が幾度も出てくる。
三股ルートにある最後の水場「力水」に今回は気がつくことができました。
登山道に入って、まだちょっとしか歩いてないのにもう最後の水場なんです。ほんのチョット歩いただけの、ここで荷物を降ろして汲むのは、なんか手間かからない?
この先から何時間も歩くんだから、水は最初から用意してパッキングしておいた方が良いと思います。
さて、そのまま樹林帯を進むと登りがキツくなってきた。
がっつり汗をかいてきたので、前回の反省を踏まえてココで上着を脱ぎます。ちょっと気温が肌寒いぐらい?かも?の体感温度下で再び歩くとちょうどよいぐらいの体感温度に調整。
ジグザグに登り続けると、尾根状の急坂へ。
「ゴジラのような木」をチラッと見ながらドンドン登っていきます。
三股から2kmの地点。マイペースで歩いていると色々な目印に気がつけますね。
標高1,900mのまめうち平まで細かく階段が続き、標高はグイグイと上がっていく。
階段が現れる、登ってしばらくするとまた現れる。
登山開始時間が遅いせいか、誰にも会いません…。
12時47分まめうち平に到着
まめうち平はこのコースで唯一の広い平坦地なので大休憩するにはちょうど良い所です。
また、座るのにちょうどいい丸太が横たわっているのでザックを降ろして身体を休めるには最適な場所かと。
03まめうち平から大滝山との分岐
せっかくの場所ですが、私は時間が厳しいので休憩を取らず先に進むことにしました。
まめうち平を過ぎてすぐは緩斜面の登りになるのですが、その分水が溜まりやすく道がグショグショ。
しばらく歩くと登って&降りてが続く道になります。周囲は樹林帯に覆われ、景色は全く見えないので進むべき登山道の先をひたすら見ながら歩きます。
だいたい行程の半分まで来たかしら?
標高2,000mを越えた頃にようやく空が見えてきました。
小さな沢を越えた先辺りから何かの稜線が見えてきた。おそらく常念岳?
登山道も土と階段のルートから、石が転がるガレ場へと変わっていきます。
こういう道では足をクキッ!と捻りやすいので気をつけて進む。
ここからの上りがこれまた辛くなってきます。はあはあ言いながら登ります。
また、斜度があるのでザックの重みに負けて後ろに転ばないよう気を張りながら登る。
更に傾斜を増していく。
過去に登った記憶だと、ココが結構辛かったのよ〜。たしかここらで男の人が離脱したのよね。うん、記憶は間違ったなかった…キツイよ!疲れも相まって辛いわ!
急な斜面を右へ左へとジグザグに折れながら上へ上へ登山道がと登っていく。
このあたりからベンチの標識が設置されていますね。
ベンチは2,350m付近と、最終ベンチは2,500m地点にあるそうです。
疲労もかなり溜まってきて、過去の記憶を必死にたぐり、後もうチョットで稜線?あそこまで登れば稜線?の心の問いと戦う。
きっと、きっと…あの先を超えれば…あの吹きっさらしの稜線に出るのよ!きっと!
さて、この先を越えたところが待望の稜線でしょうか?
リベンジ蝶ヶ岳テント泊!三股登山道を単独で登る(後編)に続く
前編、後編に分けるほどの内容ではないのですが…写真の枚数的に多すぎたので分けさせていだきます。