
三股駐車場到着時は断念しかけた蝶ヶ岳登山。11時に登山開始という、あまりにも遅いスタート時間で山に登り始めた私は日が暮れる前に無事山頂にたどり着いたでしょうか?
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01稜線を歩いて蝶ヶ岳山頂へ

今度こそ…今度こそで歩み続けると、ようやく森林限界を超え、稜線に出ました。

やっとここまで来たよ〜!あ〜!しんどかった!と思いながら歩いていると、すぐに大滝山との分岐点に出ました。

分岐点の道標はこれから向かう蝶ヶ岳と大滝山へ分かれています。
蝶ヶ岳と反対側を見ると、見事な雲海が広がっていました。

前に来た時は何も見えなかった、そして寒かった稜線ですが、今回は視界100%!
そう!コレよコレ!これが稜線歩きの醍醐味よ!
見上げるとハイマツが広がっている。

ここからわずか5分ほどで稜線に出ると蝶ヶ岳山頂です。
風と雨にさらされたあの時はこの道がどれだけ長く感じたことか…。
今はただ、ただ楽しい!
15時06分蝶ヶ岳テント場に到着
そして、とうとう蝶ヶ岳山頂に着いた!

休憩なく進んできて、登山口から3時間39分で山頂につくことができました。
一番懸念していた、日が暮れる前に着いて良かった!
02蝶ヶ岳山頂を楽しむ
友人絶賛の蝶ヶ岳からの眺めです。

広い山頂は景色をゆったり楽しめます。

テント場はもう、どこもかしこもテントだらけだ。とうのとっくに登った仲間たちはどこだろう?前に設置した所アタリかな?
おお!!居たぞ!前と同じ場所に仲間がいたー!

近くににじり寄ると何故かゲラゲラ笑われる、何故だろう?しかたがないので笑い返す。

お互いクライマーズ・ハイかしら?
荷物を下ろして、テント泊の準備を整えると…もう夕食の時間だ。
蝶ヶ岳ヒュッテで天水とビールを買ってきて、夕焼けの中、6人で鍋!

いつもひとりでモソモソとご飯を食べ、シュラフに潜り込んで周囲の楽しい声をBGMにして眠りにつくことに慣れていた私が、今!憧れの和気あいあいの団欒を過ごしていますよ!
ご飯を食べ終え、一息ついた時…ダンナから大丈夫?とのメールが来た。
メールを読むと…御嶽山が噴火したらしい…。

そうです、私が蝶ヶ岳に登った日、御嶽山が噴火し、痛ましい山岳事故が起こった日でした。
急いで蝶ヶ岳ヒュッテへ行ってみればテレビでずっと報道が…

被害が出ないことを願いながらその夜はそのまま解散へ…。

5時00分起床

まだ夜が開けきる前に起床し、顔も洗わないまま外へ。
日の出を見ようとアチラコチラから人が出てくる。

5時24分には薄暗かった山々も

20分後には日に照らされて赤く染まってきました。

蝶ヶ岳山頂にも来てみました。

朝日が眩しい…!

御嶽山の煙が横に長く、長く、たなびいています…。

すっかり日が昇り、テントも乾いたのでテント撤収作業に入る。

今回は日の出をゆっくり見て、その後もゆっくり朝食をとったのでテントに張り付いていた結露もすっかり乾いています。
ここが今回お世話になった地面。

フラットで石の少ない場所だったのでよく眠れました。
03下山へ

では、左手に山々を見ながら下山です。

今回の下山も登ってきたルートをピストンで下りるので特筆することはありません…。

そして帰りは仲良く6人並んで下山なんだけど…いやあ!全く変わらず会話のないまま歩く、歩く。
下山を開始したと思ったら、あっという間に分岐点辺りまで来てしまった。

その後も会話のないまま、ひたすら降りる!
あっという間にまめうち平まで降りてきちゃった!

ゴジラの木に足を止めることなく、

ザッ!ザッ!ザッ!

木々の木漏れ日を見上げることもなく、

ザッ!ザッ!ザッ!

吊橋に動じることもなく

ザッ!ザッ!ザッ!

林道に出れば振り返ることもなく

ザッ!ザッ!ザッ!

10時23分三股駐車場に到着

まめうち平での小休憩も含めて、2時間35分で下山してきました。
前回からの3年の間に私の心ない写真撮影テクニックも上がったようで下りの写真も結構撮れていました。
そういえば、三股駐車場にクマ注意の看板がありました。
友人Xは以前、蝶ヶ岳の帰りの車を運転している時に駐車場出て直ぐの山中でクマを見たとか…!ホント?車で通れる範囲まで降りてきちゃってるなんて…怖いですね。
その後、ダンナと合流したら風呂&ご飯。
それが終わったら…すぐ解散!渋滞が嫌なんだって…。ははは…。
帰りの車では昨日から今日まで登山中にあったアレコレをずっとダンナに話しながら帰りました。無言の下山でくだらない会話に飢えていたの。
こうして、私の三度目の蝶ヶ岳登山は終わりました。
3年前の風と雨の蝶ヶ岳、そしてまだ記事にはしていないのですが燕〜大天井〜常念〜蝶ヶ岳〜上高地で訪れた時も雨の蝶ヶ岳、そしてようやく3回目にして晴天下で蝶ヶ岳を過ごすことができました。
今回記事を書いていて、蝶ヶ岳山頂のまったりとした雰囲気がまた恋しくなってきて、また登りたいのですが…いかんせん、公共機関を使っては三股ルートは厳しいのが現実。私が行くとしたら常念経由か縦走計画に組み入れないと蝶ヶ岳へは行きづらいですね。