ひたすら登るブナ立尾根。さすが日本三大急登と呼ばれるだけあってキツイわ〜…。でも森林限界まで辿り着けば風景にパワーをもらって楽しく登れる…と思ったんですけれどね…。
前回の記事は…
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押してもらえると見てくれている人がいるんだ〜!って嬉しくなるの。
三角点から「1」の看板まで
さあ…登山地図ルートにある目印の三角点に着いた!
こちらの三角点は道沿いにポツンとあるので…最初は三角点とは気がつかなかったわ。
と思ってたけど…この三角点からチョット歩いた先に設置されていた「4」の看板とそれに添えられているメモ書き「三角点」で気がつけた。
ここでチョット栄養補給をしていたら、後から来たトレラン3人組が
ブナ立尾根全然たいしたことないね
って言ってますけど…
え…?え…?なんとおっしゃいました?
私、ブナ立尾根心底キツイんですけど……!
テント泊装備を背負っての久々の登山なので、身体がなまっていることは認める。
だが!
ブナ立尾根はずっと上りなので、運動習慣がない登山者は辛いと私は思う!
山関係のSNSを見ていても、「ブナ立尾根、評判より全然楽」って書いてあるけど…。
いやいやいやいや
キツイと思うよ〜。
まだ、登ったコトがなくて、近々登る予定のある方はSNSの全然ヨユーって言葉に惑わされないで!
実際登った時にキツイって思っても…後ろから来た人にどんどん抜かれても…このコースはキツイんだ。って認めていいんだよ!私もね…。
こうして三角点以後もひたすら登る。
途中にあった岩は
タヌキ岩。
うーん?どこがタヌキだろ?
由来も調べたけど…わかりませんでした。
その後もひたすら登る。
登る。登る。
上り続ける〜!
三角点を過ぎたんだから…樹林帯も切れて見晴らしが良くなってもいいんじゃない?って思いながら歩くと…
あら!空が見えてきた。
そして足元にも「3」の看板が。
この「3」の看板、ほんと足元にあるのでうっかりすると見落とすかも。
進行方向を見れば、広がるピーク。
あ〜…まだまだ登るのね〜。
でも、歩いてきた道を振り返れば…。山だー!
気持ちが上向きになったのもつかの間。道は再び樹林帯、見晴らしはなくなる。
空が恋しい。
上りはきついし、展望はないし、道が狭いので後ろから人が来る度に道を譲ったりで…条件的には北アルプス三大急登の中房温泉〜燕山荘と似ているけど…上りの斜度とコレと言った休憩ポイントがないので休むタイミングが掴みづらいのが相まって…なかなかシンドイ。
今までの写真を見てもらっても単調な上りしか写ってないでしょ?
この単調がヒジョ〜ニ辛い!
同じ上りばかり味わっていると…岩とか鎖とかスパイシーな物が欲しくなるのよ!
でも、テント場には仲間が待っている…。
もう、絶対にテント場について昼寝でもしている超人的登山パワーを持つゴクウと
もう、絶対にテント場でテントを設営し終わっているだろうペジータ
あんなコト、こんなコト、話したいことがてんこ盛りなので、彼らと話す楽しみが足を進ませてくれるのだ。
11時23分「2」の看板に到着
ココで、権太落とし辺りから抜きつ抜かれつつを繰り返してきた男性と初めて会話をした。
彼とは…道を譲るタイミングと休憩のタイミングがなかなか噛み合わず…あーん!ペースが掴めない〜!とちょっとワジワジしていたので…
ここで会話して良かった!会話ってホント大切!一気に打ち解けられちゃう。
さあ、その方は「2」の看板でまだ休憩しているので
って話して先へ進むのだ!
歩きだしたら…ほらね上り。
ひたすら上り。
ちょっと歩きづらい道にははしご通路が設置されている。
歩いてみて分かったのは、ブナ立尾根はよく整備されている登山道。
ずっと上りなコトを省けば、登山道に危険箇所は少ない。それ故単調なのだが…整備されているからこそ、その単調に文句を言える幸せを忘れるなよ、私め!
木々の合間から見えた山…。
船窪岳方向かな…。近くて遠いね。
その後もずっと登って登って
11時47分「1」の看板に到着
や…やった〜!
ココまでくれば…次のポイント「0」に当たる場所は烏帽子小屋だ。
もうチョットだけ頑張ったら…今日の登山は終わるぞ!
「1」看板から烏帽子小屋。
さあ…「1」の看板に着いた…。
このブナ立尾根コースは看板が10分割で付けられている。
前回の記事を描いた時は看板の写真がなくって、我ながらなんでだろ?と思ってたら…。
スマホで撮った写真の中に看板の写真があったので一挙大公開!
まずは…!
あ、アレ?11から始まっていたのね…。
で、「10」
権太落としの場所でもある「9」
こちらが権太落としにあった岩。
で。「8」には3つも設置されています。
「7」の看板には休憩を促す言葉が…。
「6」は中休み。
中休みってことはココら栄養補給でもしながらシッカリ休んでねってことかしら?
そして「5」
三角点のある場所の「4」
「3」の看板に
「2」の看板。
そして…とうとう辿り着いた「1」の看板よ!
わーい!私、全部の看板をカメラに納めていた!
こんな些細な喜びしか…登山中の心の変化はなかったよ…ブナ立尾根。
「1」の看板後も登るの。
登って、登って…あら…道が平らになった?と思ったその先に見えるのは…
烏帽子岳!
わーん!なんてカッコいいオベリスク!
オベリスクの意味は
になります。
ココまでくれば…きっと烏帽子小屋まであと僅か!
振り返れば…街とダムが見下ろせる…。
コレよコレ!登ってきた証として見たい風景は!
ちょっと紅葉し始めた木々の合間を通過すれば…
見えた!今日の目的地!
12時7分烏帽子小屋に到着
本当にユックリと歩いたので、身体はさほど疲れ切ってはいないけど…。
それでも今日の登山がコレで一区切りついたかと思うと一安心ですよね。
次は烏帽子小屋でのテント泊でも思い出になります。久々の友達とたくさんお喋りしたし、皆で和気あいあいとご飯食べたし、地震も…
次回「鈍足・単独・テント泊が歩く裏銀座縦走(05)」に続きます。