真っ暗ウチに八峰キレット小屋を出たのはいいが…外は真っ暗!そして道は岩とクサリのてんこ盛り!難易度高めの岩場の縦走は体力的にも精神的もキツめなルートでした。
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過去記事
ー 鹿島槍から八峰キレット越え五竜岳へ単独縦走(1)
ー 鹿島槍から八峰キレット越え五竜岳へ単独縦走(2)爺ヶ岳編
ー 鹿島槍から八峰キレット越え五竜岳へ単独縦走(3)鹿島槍ヶ岳編
ー 鹿島槍から八峰キレット越え五竜岳へ単独縦走(4)八峰キレット編
ー 鹿島槍から八峰キレット越え五竜岳へ単独縦走(5)八峰キレット小屋編
INDEX
01八峰キレット小屋からロノ沢のコルまで
2日目の今日は八峰キレット小屋から五竜岳〜五竜山荘〜唐松頂上宿舎、そして八方尾根スキー場への下山と長距離・長時間の山行。
まずは第一の目的の五竜岳まではキレット小屋からコースタイムで4時間ほどになります。
ルートとしては下図の赤線部分。
もちろん。この区間に山小屋も水場もないよ!
さて…まだ外は真っ暗だが、出発だ!
※イラストでは帽子ですが、当日はヘルメットとグローブを着用しています。
4時54分八峰キレット小屋を出発
真っ暗中、ヘッドライトの灯りを頼りに歩き出します。
ああ、昨日のうちに下見をしておいて良かった〜!
しかし…先は深黒。
でも…進む。
時折心細さに負けて振り返ると…八峰キレット小屋にも電気がつき始めた…。
ヘッドライトの灯りを頼りに進む今、急いで歩くのは危険!
よって、にじりにじりと進むことに
また、このクサリがさ〜ドキドキ感を盛り上げてくれるのよね!
普段はクサリに頼らなくても通り抜けられる道を、この時は
って思いながら、手でクサリを軽く握りながら歩いた。
そうしたら、まあ、見てよ!
この漆黒の闇に向かって消えていくハシゴ!
降りた先が見えないじゃ~ん!
幸い夜露で濡れていないのでこちらも慎重に下る。
周りはだんだんと薄明るくなってきましたが、まだまだヘッデンの灯りなしでは歩けない。
その後に現れた…激しめの岩場!
四つん這いモードで登ります。
上っていると、下から人の気配が…
昨日…布引山あたりから幾度か顔を合わせたオジサンが追いついてきた。
このオジサンと私。
お互い心を開かない性格のせいか?
布引山、鹿島槍ヶ岳山頂、八峰キレット小屋どこで遭遇しても一言も声を交わしていない…。
会釈で先へ行ってもらうと…だんだんと日が昇って来てしまった感じ…。
進行方向右側の長野県側から太陽が昇るのですが…私はまだ稜線を乗り越えていないため日が当たらない…。
稜線から朝日が昇る姿が見たくて、暗闇の中を出発したので何とか間にあいたかったけれど…。
無理は禁物
開き直ってマイペースで歩こうと開き直る。
するとね〜。
見て〜!
このカッコイイ剱岳!
稜線での日の出鑑賞は無理だったけれど、こんなカッコイイ剱岳を今日も見れてラッキー!
稜線まで出ると、既に昇った朝日が勢いよく輝いている。
そして八峰キレット小屋を出て一時間ほどで
5時57分ロノ沢のコルに到着
標高はキレット小屋より低い2416m。
鹿島槍〜五竜岳間で一番標高の低い場所になんです…つまり…一番下ってきたちゃった場所。
そう…これから…標高2814mの五竜岳まで約400mの岩場を上っていくことになります。
ちなみにココに描いてあった
テント禁止
のペンキマーク…う〜ん個人的にはココで泊まりたいと思わないけど…張る人がちらほらいたのかしら?
今回八峰キレット小屋の恩恵を受けてこの縦走ができているので、テント禁止守りますよ!