電車とバスを乗り継いで、やっと着いた男体山の麓、二荒山神社。家からココに来るまでの移動だけで3時間…正直疲れた…。でも、今から今日の登山が始まるんです。
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急な上りから始まる…一合目から三合目
二荒山神社の奥にある鳥居をくぐって…いよいよ登山開始だよ!
って思ったら…早速現れたのは…階段…。
登山に来たのに…出だしが階段だったり舗装路だと…ちょっと出鼻をくじかれた感覚になる私。
でも登らにゃ始まらない!
と、この写真たちに写っている方々をガンガン抜いて上る!
後ろからの「あら〜若い人は早いわね〜」の言葉に、ちょっといい気分…でも
こちらの階段には手すりが整備されています。
階段は…上りはいいけど、下りが怖いので助かります。こんなところが、若くない証拠よ!
いやあ…いきなりの階段…結構疲れます。
ほら、その証拠に写真がブレブレ!でしょう…。
石の階段を上りきった後には木の階段現れ、階段ダブルの効果を5分程味わった後に
一合目の石碑とご対面。
すっごい、写真ブレブレでしょう!
いや〜…懐かしいな…。
この頃はホント登山初心者で…撮った写真がどう写っているかも考えてなかった。
写真を撮るのは単なる証明であって、別になにかに使おうなんて思っておらず撮っていました。
なので歩きながら撮ったんですよ。
一合目の石碑を越え、その先にある鳥居をくぐると…いよいよ登山道が始まりました。
見ての通り、木の根っこが道をつたい…いかにも足を引っ掛けそうでしょ?
この写真では分かりづらいのですが…あのね、出だしから急な上りです。
さすが上り一辺倒な山、男体山!
同じく上り一辺倒な山である富士山は…お初の登山者さんも多いので雰囲気も馴染みやすく、山小屋も多い…ので辛いけど、心の逃げ道がある山なんだけど…男体山にはそれがない。
その過酷さを見せてくれるのは、まだまだ先の話なんですけれどね…。
正直、私は一合目〜三合目が一番つらく感じました。
当時はまだまだ登山初心者というコトもあって…
わざとゆっくり歩く。
それができてなかったこの頃。
なぜだか焦って、がむしゃらに飛ばして登っていたのよね…。
なーんて思ってました!
今から考えればなんて浅はかな…息を切らせてゼエゼエ上るよりも、無駄に体力を消耗せず…周りの状況を見ながらゆっくり上るほうがずっといいです!
その心の乱れが出ているのが、このブレッブレ!の写真です。
一合目~二号目のハッキリとした境界はないようで、ひたすら木の根が露出している林道を登っていきます。
柔らかい土が湿っているし、木の根っこで滑りやすいしで上るのが更に大変。
そして2回登って、2回とも…二合目の石碑を見落としました。
なので、今回のレポに二合目の石碑の写真がない。
二合目の石碑は登山ルートから、ほんのチョット離れた場所に設置されているので…私のように上ることダケに夢中だったり、下を見て歩いていると見落としてしまうようだ。
こうして…
って思いながら、やけくそ気味に、ハイペースで樹林帯を登っていくと…その道は急に終わった。
どこまで続くの?…三合目から四合目
樹林帯の坂道から急に舗装路にポイッと出た…。
え…?なんで舗装路?私登山道を歩いていたはずなのに…
登山初心者だったこの頃…登山道に突然現れた舗装路にかなり度肝を抜かれましたよ。
今だったら…登山道の間の舗装路…あるよね〜!って思うんですが…。
この時はかなーり悩みましたよ。
地図を見れば間違ってないと思うし…
それに舗装路沿いには…
ほら!三合目の証!
ちなみに…二荒山神社の社務所で男体山全体的な登山ルートについて説明を頂いており、このルートも説明されていますが…この頃の私は人生三度目のひとり登山に頭に血が上って覚えていませんでした。
地図を見て、きっとこのルートで正しいのだ!と確信し、三合目からはアスファルトで舗装された道を進む。
ここにたどり着くまでの木の根っこロードに比べれば、舗装路は歩きやすくチョットした休憩モード。
ところが…
振り返ってみれば三合目から四合目間の蛇行した舗装路を20分ほど歩きました。
20分って…結構長いよね。
プラス、ひとり登山が更に不安感をあおって…こっちで正しいはずなのに、
そんな不安を抱えつつ進む。
ああ…本当にこの道で正しいのかしら?
登山口であんなにワラワラいた他の登山客の姿がいないし…不安。
※この時は分不相応に飛ばして歩いていたので…前にいる方はほぼ抜かし、抜かされるコトなく歩いていたせいです。
その不安の先に現れたのは…建物!
山小屋でもなく避難小屋でもないこの建物…いったい何なんでしょう?
そしてその先に…鳥居が見えた!
鳥居の横には登山道入口の看板が!
長かった舗装路歩きは今、終わり…再び登山道に戻った!
この鳥居地点が四合目になります。
こちらの鳥居をくぐる前に左手後ろを振り返ると、中禅寺湖が見えます。
登山前に自分の視線の平行に見えた中禅寺湖を今は上から見下ろす。
さあ!この四合目から本格的に登山が始まります!
いよいよ登山道…四合目から五合目
ここからは本格的な登山道になります。
上るぞ〜!
と思いきや…まずは石畳の階段。
でも振り返れば背後に中禅寺湖が見えているので、一合目からの階段に比べれば楽しく登れます。
階段はすぐに終わり、道はいよいよ登山道っぽくなってきた!
ちょい急だけれども、どんどん登れる。
ちょっと崩れかけた木の階段や石の道も、ああ登山に来たんだな〜って感じられてチョット楽しい。
更に木々の間から見える光や風景が気持ちを高ぶらせてくれて、一〜三合目の上りより楽しく登れました。
大きめの岩もちらほら出てきたけれど、三点支持で上るほどではない。
こんな大きい岩が四合目地点に転がっているなんて…約1万4000年前の噴火で飛んできたの?それとも約7000年前のマグマ水蒸気噴火で飛んできたの?
そのまま登っていると、更に崩れた木の階段が。
急な上り道だから、大雨とかで崩れちゃうんでしょうかね?
こうして登っていくと、何やら建物が見えてきました。避難小屋のようです。
避難小屋の壁に「五合目」って直書きしてあります。
え…?これがが五合目の標識…?
って肩透かし。
二荒山神社の御神体でもある男体山なのに…
って思っていたら…小屋のスグちょい先に
ちゃんと五号目の石碑がありましたよ!
これで男体山の半分まで来たかな?
ひとり登山3回目、不安だった一回目の塔ノ岳、怖かった二回目の岩殿山に比べたら…心に余裕があったかも?
いいえ、そんなコトはありませんでした。
これから先…男体山の過酷な上りが次々登場いたします。
次回「単独初級者の男体山登山(3)五合目から男体山山頂まで」へ続きます。