
予定よりもずいぶん長くなってしまった室堂レポも今回でやっとおしまい。今回はただただ下るだけのレポになるので何の面白みもないんですが…ここまで広げた風呂敷を綺麗にしまって終わらせようと思います。
来た道を下る…室堂から黒部ダムまで
室堂駅の乗り場まで戻ってきましたが、相変わらず混んでいます。
私たちが乗るのは扇沢駅行き方面の電気バス。
同じフロアの隣エリアには高原バス。

この高原バスは富山県側に向かいます…未だに乗ったことがないので、憧れです。
奥大日岳から見た天狗平の真ん中を突っ切って行くのかな〜?
気持ちよさそう〜!
さあ、帰りは急ぐ必要もないので、これから乗る電気バス、ロープウェイ、ケーブルカー…そして黒部ダムを満喫しながら帰ろうと思います。
だって、ダンナと2人で来ることは二度とないだろうから…。

最終話にして…登山装備のダンナの絵ができあがりました…。
まずは室堂から出発した黒部ダム方面への電気バスに乗り込みます。

全員が座れる状態なので、登山の疲労もありボ〜っとしているウチに、停車駅大観峰に到着。
大観峰からは周りの山々が見え…それと照らし合わすコトができる看板が設置されていました。
この看板をいつまでも見ていられるのが…THE・登山者ですわね…!

「あの山を登ったな〜」とか、「あの山の近くにそんな山があるんだ〜…今度登ろう!」なんて妄想が膨らみますもん!
電気バスのあとはロープウェイ乗り場へ移動…。
過去に来た時は、すっっっっっっごい混んでいたのに…あれ〜?人が少ない?

この頃はお隣の国と貿易制限?とかで揉めていて、そのお国の観光客がグッと減っていた時期でした…。
数年前に来た時は、外国人やツアー客優先で…一般客が後回し気味になっていて…近くに居たオジサンが怒っていた思い出のある場所なんですが…空いている。

ということで、速やかにロープウェイに乗り込みます。
乗り物に乗る時はザックを前に抱えましょう…。
背負っていても重いザックは抱えると…ますます重い。

下りはロープウェイの真ん中に乗ったので、ロープウェイが揺れるたびに踏ん張るのが辛い!

つづくケーブルカーも速やかに乗れました。

こちらもボ〜っとしているうちに黒部ダムに到着。
行きは上りでしんどかった急階段、帰りはガクガクの足で降りるのが辛い。

途中にあったこの木箱は…

ビーコン回収BOX。
そうですよね〜山スキーをする人には雪山三種の神器のビーコンは必須です。
のんびり滞在…黒部ダム
帰りは黒部ダムでかなりゆっくりとしました。

そうそう!こういう風景が黒部!って感じ!

この奥地まで行けるんだよね〜?
そこへ行くには下ノ廊下を歩くのかしら…?ああ!行きたい!
黒部ダムエリアはすっごい広くて、行きは素通りしたエリアにも寄ってみると…。
黒部ダムのご立派な看板。

その近くには黒部ダムの成り立ちやどう構成されているかの看板が壁に貼ってある。

黒部ダム作成に携わった方々の慰霊碑もありました。

ここらですごく腹が減っていたので、なにか食べたかったのですが…。
黒部ダムに唯一あるレストハウスは激混みでとても席を確保できない…。

なのでサイダーだけ。
破砕帯天然水サイダー ハサイダー!!
日本人って好きですね、こういうの…(^^)

こういうご当地物も…実はひとりでは全く飲まない私なので、ダンナと一緒ならではの観光登山。
一年に一度くらいはイイね〜。
そして黒部ダムはどこまでもどこまでも広がっていく…。
このエメラルドグリーンのダムの果てはあるのだろうか…。


ふふふ…その果てを近いうちに記事にしますね!!
早く公開した〜い!!
さて…これらの写真は山より観光地のダンナがず〜〜っと撮影していました。
ほっとくとず〜っと見たり、写真を撮っているので…

私は日陰に撤収して待ちました…。

だって…午後2時近い黒部ダム周辺…暑かったのよ。
室堂と比べて標高を落としたおかげで…暑い…。
そのせいか、この黒部ダムから黒部駅へ向かうトンネル周辺には人がわらわら

だって…涼しいんだもん!
黒部ダム周辺の気温は27.5度もあるんですね〜!そりゃあ暑いや!
この黒部のトンネルを通って黒部駅に向かうんですが…壁に何やら電光掲示板があります。


その内容は…













壮大な黒部ダムの歴史が綴られています。
このトンネルの暗さと寒さが雰囲気を盛り立ててくれるので、ぜひぜひ現地で見ることをおすすめします!

この掲示板を見ながら歩いた先には…上り階段!!
これ結構辛い…。

この階段を上りきると…最後の電気バス乗り場へたどり着きました。

いつの間にかダンナが撮っていた赤の他人の鈴…。

雄山にある神社で祈祷料金500円をお支払いするといただけます。
私も持っているはずなんだけど…家のどっかに行っちゃった。
最後の電気バスは…立っての乗車…。

疲れた足に響きます。
戻ってきたよ…扇沢駅
室堂から扇沢駅まではほぼ乗っているだけだったのに…疲れました。

電気バスはずらずらと並んで停車、そのバスからずらずらと人が下車。

もう…一刻でも早く人が少ない場所へ行きたい…。
その気持がつっぱしって、ダンナを置いてサクサク進む…。

そうね…乗り物よりも人に疲れたのかも…。
そして…

私は朝の登山開始時からろくに食べていない、ダンナも朝起きてからお菓子程度しか食べていない。
そんな腹減り減り夫婦なので、扇沢駅内にある食堂でご飯を食べることに。

どちらも美味しかった!
注文後に目に入ったメニュー。

このカレー!食べてみたかった!
朝から山を登って、重たい荷物を背負ってここまで降りてきた私なら5人前の3人分まで行ける気がする!けど、残念…SOLD OUT!
また、食堂には…

プロジェクトX!
数年前に来た時も流されていたけれど…ついつい見入っちゃうし…
あのOPの曲が流れるとなんだか心が揺さぶられる。

食事後にもう一度扇沢駅の改札を見に行ったら、相変わらず人がいるの〜。
サスガー!

室堂駅から出ると…ひとりで登山に来ている時にお世話になるバス停にバスが停車。

そうそう、いつもはココでバスのチケットを買ってます。

扇沢駅から信濃大町駅まで出て、そこから高速バスで新宿バスタまで帰るのが私の帰路ルートです。
今回はマイカーなので、車に戻ったら…なんとなーく

感につつまれ、一安心。
その後はお風呂に入り、お蕎麦を食べて…

ダンナのオール運転で帰宅!
いつもの単独の登山帰りだと…
お風呂に入るとして…バスの途中で下車して大町温泉郷で入浴、そしてまたバスに乗って信濃大町駅…。
余裕がない場合は…着替えだけして、お風呂に入らず帰宅。
更にご飯だって、SAで何かを買ってとりあえず腹を埋める形なので…風呂・ご飯で身体をリフレッシュして帰れるのはとっても嬉しい。

帰りは助手席で寝かせてもらいながら帰りました…ありがとうね、ダンナ!!
私のひとり登山だと、立山室堂エリアはどうしても通過点として利用させていただくことが多いので、今回のように雷鳥沢キャンプ場をベースにマッタリ登山をすることで、室堂から見る山々の素晴らしさを再認識できるいい機会でした。
うちのダンナは人より「山」に対して興味がないので、高いお金をかけて室堂へ行っても喜んでもらえませんでしたが…多くの方は室堂の美しさに感動し、来てよかった〜!と思える場所だと思います。
以上で長くなってしまった立山室堂レポを終わります。お付き合いくださりありがとうございました!
