今回の山レポは距離は短いです。
本当は烏帽子小屋から野口五郎小屋まで書きたかったんだけども、今回の記事に使おうと思った風景写真が(個人的には)綺麗だったので、記事用の写真を選んでいるだけで結構な枚数がいってしまったせいです。
前回の記事は…
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烏帽子小屋から出発
昨夜18時にシュラフに入り、朝起きたのは3時半位。
テント泊では夜中に何度も目が覚め…
を繰り返す。
つまり、あまり深い眠りはできていない…。
小屋泊ならシッカリ眠れるのか?と言うと…そうでもない。
山小屋によっては人の気配や音がガンガンに感じられ、全然寝付けなかった小屋もあった。
寝ては起き、また寝て…をこまめに繰り返し…
で、起きるのが3時〜4時のはざま。
テントの中で食事を終え、テントの撤収。
本日の行動は烏帽子小屋から野口五郎岳、水晶小屋…そして雲の平キャンプ場でテント泊。
鈍足の私としては、行動時間に余裕を持ちたいので朝5時には烏帽子小屋キャンプ場を出発したい。
すると日中の行動時間が13時間程確保できるのだ。
テントの撤収を終え、昨日まで一緒だった2人に別れを告げる。
今度はいつ、彼らに会えるだろうか?
気軽に「またね」と言って別れ、その後二度と会わなくなった友人は沢山いる。
彼らと、また山遊びができるといいな。
5時00分烏帽子小屋キャンプ場から出発
周りはまだまだ真っ暗なので、ヘッドライトをつけ、その灯りを頼りに足を進める。
暗い中での登山は
道迷い。
足元の障害物での転倒。
野生動物との出会い。
が、怖い。
怖いので、熊鈴を鳴らし…足元や進行方向を何度も確認しながら進む。
そんな不安な心を後押ししてくれるのが、この風景。
燃えるような朝焼けと、黒い雲のコラボが地獄を想像させる…。
それに…今回の登山前にチェックしまくった天気予報によると…これから3日間は快晴!予報だったんですが…
え〜と…
曇り???
いやいや…!まだ朝日が昇る前なんだから、薄暗いのは当然!
でも…進行方向で立ち込めているのは雲?霧?
晴れる…よね?
雲の切れ間から高瀬ダムもひょっこり見えてきた。
あ〜あ…お天気イマイチなのかしら?と思いながら登る。
登っていると…空に色味がついてきた。
山座同定ができないので、周りの山々がなんという山なのかはわからないけれど…
この先登るピークがハッキリと見えるようになったよ。
あ、このピーク野口五郎岳じゃないからね。
烏帽子小屋から3時間かかる野口五郎岳の姿は現在場所から全く見えません。
でもスコーンと開けた稜線なので風景が最高!
前見ても、後ろ見ても、横見ても…素敵な風景が広がってきたよ。
それに…ほら!
朝日が登ってきた姿まで見える。
お日様の力によって雲も散って行くと、目の前に広がる風景が更に壮大に見えてきた。
これから先、このピークを登っていくんだ。
マジックアワーな登山道
日が登るにつれ、空の色はどんどん変化していく。
雲海が山に迫っていく風景にうっとりし。
目の前のピークが赤色になっていく光景にうっとりして登っていくと、
更に日は登り…
おひさまパワーで世界が照らされてる
心を弾ませながらユックリ登る。
登りの速度が鈍いのは、体力がないのもあるけど…風景がキレイすぎるのもあるの。
遮るものが何一つのないこの稜線なので、どこを見ても美しい場所しか見えないけど…悪天の時は風からも雨からも雷からも逃げ場がいっこもない過酷な稜線に変わるのでしょう。
ボロボロの道標がそれを教えてくれてます。
まだ日が昇りきらないので日向と日陰の差がくっきりはっきり。
でも日が昇るにつれ山の色がまた変化していく。
今は黄色系?
遠くの山は黒く、そこへ沸き立つ雲海が白く…いい感じじゃないですか?
まだ紅葉シーズンには1〜2週早めの時期だったんですが、日の出効果のおかげで山全体が赤い。
下の写真…歩きながら適当に撮ったんですが…今思えば、ちゃんと止まってアングル考えて撮ればよかった…!
やや、遠くに見えるは槍ヶ岳!
山頂は日の出を見る登山者でいっぱい?
この時は、昨日の地震が槍ヶ岳直下(震度5)だとは知りませんでした。
先程進行方向に見えていたでっかいピークを登る。
登山道はつづら折りでピークを目指していく。
見ての通り、岩場も鎖場もゴーロもザレ場もない、とても歩きやすい道。
すると…なんか看板が見えてきた!ここはどこ?
野口五郎岳を示すことしか書かれていない…。
登山地図上にある標高2616m地点かしら…?
ま、とりあえず…目の前に広がっていたピークを登り終えたらから…良しとしよう。
今回のレポは写真中心で、特にネタもない記事になってしまいました。
面白みのない記事でスミマセン。
登山をしながら、適当にシャッターを押すのでこのレポ区間の写真だけで60枚ほどは撮っています。
そこからブログの記事のために写真を選抜しているのですが…
写真をキチンと撮られている方から見たら稚拙な写真なのですが、その道を歩いた思い出もあいまって…どの写真も愛しく…
結果、自己満足な記事になってしまいました。
次回はサクサク野口五郎岳まで行っちゃうよ!
って…言いたいところだけど…
烏帽子小屋から野口五郎岳までの稜線ってホントキレイで…写真をたくさん撮りすぎてて…どの写真もいい感じで省けず…ん〜どうしよう?
「鈍足・単独・テント泊が歩く裏銀座縦走(07)」へ続きます。