2020年、一番頑張ったで賞登山が今回の「黒部五郎岳」登山。2泊3日で折立から黒部五郎岳を経て新穂高温泉まで歩いたのですが…身体の不調もあり、なかなか辛い登山となりました。
憧れの黒部五郎岳
ココ数年、登りに行きたかった山が私にはあった。それは
ネットやテレビで見る雄大に構えるその姿に心ズキュン!!
…必ず、絶対に、登りた〜い!!!
※写真はフリー写真サイトPhotoAC様から使わせて頂きました。
そんな憧れの黒部五郎岳の登山情報を調べてみると…折立から太郎平小屋を経て黒部五郎岳を登るのが風景的にステキらしい…。
折立…関東地区から行くには、マイカーなら富山側からぐるっと回っていくか、公共機関なら富山から便の少ない登山バスを確保するので…行くにはちょっと遠い場所。
でも、タイジョ〜ブ!関東登山民には毎日アルペン号・折立行きが心強い仲間なのだが…昨年は私のスケジュールとバスの空きが合わず断念。
今年も、外出自粛などで厳しいなぁ…と思っていたのだが…。
世の中の雰囲気と私の仕事事情とバスの空き席が上手く組み合わさって…
この、行けそうな時こそ…チャンス!!と思って…急遽会社を1日休み折立へ行くことにした。
一年ぶりに訪れた竹橋にある毎日新聞社の中に毎日アルペンはある。
閑散としたビルの中で毎日アルペンの受付付近だけ混んでいる。
混んでいるのだが、ビルの節電のせいか?薄暗い…。上の写真を見ても…なんか薄暗い感じわかる?
いつもはこんなに暗くないし、ビルに併設されているコンビニも営業していないので…なんかチョットわびしい…。
でも、ココに居る人間がほぼ登山者って雰囲気…興奮するわぁ
予約した登山バスによって受付は変わる。
時間や列によって区切られていて、今回の私は「折立行き」バスなので「折立行きのバスの方、ここで受付開始します!」の言葉が聞こえてから指定された場所に並びます。
受付と言っても、予約名を告げるだけです。
その時に乗るバスが停車している場所も教えてもらえます。
毎日新聞社の前にはたくさんのバスが待機しているので、ココでちゃんと聞いておかないと大変よ。
今回のバスはこちら!
さて…内部は…。
うん…いつもどおりの席だ…。
座席脇には…コンセントはない。
そしてお隣さんも居るよ。
2週間前に栂池へ行った時の深夜バスはお隣さんが居ない設定だった感じだったけど、2週間の間に密もだいぶゆるくなってきた?
竹橋と新宿で人を乗せてバスは進むが車内は静か…。だれも一言も発せず、マスクをして静か〜に時を過ごす。
そのまま私も眠りについた。
バスに揺られて折立へ
ウトウト寝ていると…バスが止まった。サービスエリアになったようだ。
どこでしょう?上里サービスエリアだ。
一回外に出て、またバスに戻る。
バスの乗り口には下記のような注意書きが…
ですって。
お隣さんと触れ合うぐらいの狭い車内なので、態度と寝相の悪い私は迷惑をかけていないかチョット気になる。
そして再び眠る。
寝ては起き、うとうとして寝て…を幾度も幾度も繰り返していると、またバスが完全停車。
混走は有磯海サービスエリア。
ここのサービスエリアには…ホタルイカの沖漬けなどが売っていて…欲しい!
けど、私はこれから山へ向かう身…余計な荷物は背負えないので断念。
そしてバスは三度移動を始め…セブンイレブンに停車。
毎日アルペンの折立行きを利用するのはコレで3度目。
1度目は折立から雲ノ平〜水晶〜新穂高温泉へ行った時、2度目は折立から薬師岳〜スゴ乗越〜五色〜室堂へ行った時。そして3度目の今回は黒部五郎岳…。これで折立スタートで行きたかった登山はおしまいの予定。
キツキツ毎日アルペン折立号ともコレでさらばだ!
ということで…最後の記念にセブンイレブンにも立ち寄っておいた。
そうそう、このセブンイレブンで室堂派と折立派でバスの乗客が別れた…。
乗車人数が少ないと、このセブンイレブンまでは室堂&折立を一つのバスに押し込ん…いいえ、乗せ。ココからバスを乗り換えるのだ。
乗り換えるのは我々折立派。
荷物を背負って今まで乗ってきた緑のバスから白いバスへ移動です…。
乗り換えた先のバスはお隣さんなしで座れたので、のびのびと座っていると…途中でバスが停まり…おじさんが乗り込んできた。
何?
決して食べ物を放置しないでください。
食事をとられる時は折立キャンプ場の電気柵の中で食べて
ゴミは必ず持ち帰ってください
そうか〜もともと折立って熊の出没情報が多いもんね…え…?
そう!2020年の折立キャンプ場付近のクマときたら…食べ物求めて、
ちょっと窓の空いていた空車の車に押し入ったり、登山者のザックをかっさらったりと…自由気まま。
でも、同じバスの仲間がいる!
前にも後ろにも登山者の車もいっぱいだ〜!
1人にならないよう森林限界までは前後に人の気配がある状態で歩こう!
下車したら準備は素早く!この同乗の登山者たちと共に登り始めるのだ!
7時20分折立バス停に到着
バスから降り…ザックと一心同体。
熊にスキを見せてはならぬ。
熊は自分がゲットしたものはオレのもんだ!認識をしてしまうので、決して取り戻そうなんて考えちゃ駄目って聞くもの。うん!
乗り換えたバスの運転手さんは優しく、ゴミは私が持って帰りますから渡して下さい。朝食を食べるならバスの中でどうぞ〜など…言ってくれる。
で、降りた後、ザックにハイドレーションをセットし、日焼け止めを塗り、登山靴を履いていたら…
みんな準備が早いな〜。
こちらが折立キャンプ場?
おお!確かに…電気柵みたいなのある?
ここにクマが出てきちゃうんだ…。
人間エリアと熊エリア…距離感近いな〜。
折立のバス停から今回の登山口の薬師岳登山口は直ぐ側。
この先にもトイレが一個。
このトイレの向かいにある小屋、数年前に訪れた時は開放されていたが…今回は施錠されている。
今の御時世のせい?クマのせい?
出発準備をさっさと済ませたかったので、家を出るときからフル装備で出てきたので…タイツを履いたり、靴擦れ防止テープを貼らなくていいようにしておいてよかった。
インナー装備をしていなかったら…どこで着替える羽目になったやら?
なのに〜なーぜー
ほんと…我ながら何で準備がこんなに遅いのかしら?
やんなっちゃう!
さあ!いよいよ登山が始まります。
次回「単独テント泊で黒部五郎岳を縦走登山(02)太郎坂」へ続きます。
登山行程地図も次回アップします。
太郎坂…今回で登るの3度目なんだけど…前回も前々回も曇り…3度目の正直で晴れて欲しいな〜。