お盆連休最終日…どうしても山へ登りたい!我が家から近場で、登りごたえがあって…標高が高くて…風景の良い山…どこがいいだろう?と思って地図を見ていたら…ん?そう言えば…あの山だったら…我が家から車で片道2時間半、標高も高いし、見晴らしもいい!それに縦走もできるコースじゃない?そのことに気が付き片道2時間半のドライブで行ってきました。金峰山!
瑞牆山荘から富士見平小屋
金峰山は…結構昔、友人たちと登りました。
その時は男女合計10名近くと言う、今とは違うワイワイ登山で楽しかったことを記憶しています。
その時の登山の思い出写真も織り交ぜたい所ですが…あまりにも古すぎて…私の写真フォルダに全く残っていません。残念!
その時の思い出は年々薄れていき金峰山の五丈岩がすごかったコトしか覚えていません。
なので、今回は単独登山で改めて金峰山のシンボル・五丈岩と再会したいと思い、今回の登山を決行しました。
今回もダンナが車を出してくれたので、瑞牆山荘のある登山口まで送ってもらい、私は金峰山を登って大弛峠下山、そこでダンナにピックアップしてもらうという…ぜいたくな縦走コースを歩ことにしました。
連れ合いが登山をしないからこその贅沢縦走登山ができる…。
いつもカップル登山を見て
と思っていますが…ココだけは…みなさんもいいなーって思ってくれる?ね?ね?
この日は世のお盆連休最終日とあって高速道路も空いているので、朝5時に家を出発しても、高速道路で渋滞に巻き込まれること一切なく、瑞牆山荘まですんなり到着することができました。
8時15分瑞牆山荘に到着
瑞牆山荘に隣接されている公衆トイレは、きれいな水洗トイレ。
利用料は100円。キチンとし払ってトイレを済ませます。
今回のコース、富士見平小屋以外にはトイレスポットがないので、心置きなく…ね!
瑞牆山荘には登山届用紙も設置されているので、ここで必ず登山届を提出しましょう。
用紙もポストもありますよ。
登山靴を履き、トイレを済ませ、身だしなみを整える間に、時間は刻々と過ぎ…登山開始時間はすでに8時半、出発時間が遅いことに焦る〜!
8時30分瑞牆山荘から登山開始
夫婦マイカーだとどうしても、登山出発時間が7時から8時になってしまうのが困っちゃう。
むかし、登山仲間同士で行っていた頃は、現地到着が6時台だったんですが…登山をしないダンナに送迎を頼むとなると…あまりにも早い出発時間が申し訳なく…どうしても出発時間が遅くなったりします。
瑞牆山荘からまずは第一ポイントの富士見平小屋へ向かって登り始めます。
出だしは木々に囲まれたなだらかな坂道をゆったりと登ります
約2年前に瑞牆山を登ったときのレポがあるのでこちらも見ていただけると嬉しいです。
過去の記憶では瑞牆山荘からすぐに上りだった思い出なんですが、出だしは緩めの上りが続いています
たかが2年の間にあっという間に登山道の事など忘れてしまうんですね。
今回の登山で、過去の登山の思い出は…上りが辛かった思い出がセンターになって記憶に残るってコトをヒシヒシ感じました。
それにしても…誰もいない…
誰もいない日を、自ら狙ってきたんだから…これは好ましい状況なんですが、いなければいないで焦るのが弱虫登山者の心境。
一回、車が通れるような林道に出て、その後「富士見平小屋方面」と書いてある看板に従って林道をまたいだ先の道にある階段を登り始めます。
記憶に残っていた階段状の上り道が始まりました。里宮坂の急登です。
道なりに登っていくと、左手に里宮への道標が…でも前に行かせていただいので、今回は富士見平小屋方面へまっしぐら。
急坂の道を登って行くと、青い空と光溢れるポイントが…
登りきった先には、瑞牆山がどーんと見えています。
ここはチョット開けた平ら場所にベンチが設置してあるので、瑞牆山を見て
ってテンション上がるビュースポットです。
私はミーハー登山者なので、見覚えのある山や、有名が山が見えると一気にテンション上がります。
かといって、ここでユックリしている時間もないので、瑞牆山を正面に見て右手方向にそそくさと登っていきます。
ここから富士見平山荘までもひたすらの樹林帯の登り。
けれども道は緩やかになります。
ここらの道は記憶に残っていたので、フフフフ〜ン♪と気持ちラクに登っていけました。
過去に歩いたことのある山道を歩くのは悩むことがないので気が楽ですね
登っている途中で分岐点の道標が登場…。
確か…遊歩道とか散策道みたいなコトが書いてあったのですが…うちの弱虫ダンナだったらココに来るまで一苦労…。
登山道にある「遊歩道」って、決して遊ではないよね〜?
このまま登っていったら、やっと…登りの人がいました〜!
ヤッター!
だって…ここまですれ違う人は皆下山さん…。
自分以外にも登りの人が居てくれるって…心強い…。
ただ、このあとお会いするコトはなかったので…瑞牆山方面さんだったんでしょうね…。
9時7分富士見平に到着
瑞牆山荘から約40分で瑞牆山荘に着きました。
と、ちょっと調子づいていました。この頃…。
この後…私、バテますから。真夏の奥秩父エリアの気温…ナメんなよ。
さて、富士見平小屋にはテント泊撤収の方々が居て…楽しそう。
小屋手前に設置されている道標には以前は左手に行った瑞牆山。
瑞牆山までは1時間50分、金峰山へは3時間30分…か。フフ…ファイトが湧いてくるわ!
富士見平小屋の前のベンチにはかき氷をほおばる人たちがあっちこっちに。
そう、気温は既にかき氷を食するに値する温度に…。
富士見平小屋のメニューが貼ってあったので、見てみると…メニュー豊富でどれもこれも美味しそう!
いつか…そうね、もうちょっと年をとってテント泊装備を背負ったままで縦走ができなくなったら…ここでテント泊をしよう。
そう!私のテント泊の楽しみしているポイントは山へ行くたびに溜まっていく〜。
富士見平小屋から鷹見岩分岐
さあ、金峰山へは富士見平小屋とトイレの間の道を通って進んでいきます。
ちょっと気合の入ったトイレ…ネットで調べたところ、由緒正しきポットン…かぁ。
私は大丈夫だが、ダンナはだめだな。
小屋からは、石が引きつめられた上りになりました。
カラマツ?林の樹林帯を淡々と登っていく。
ひたすら登る…。
時折下山してくる人はいるものの、上りの人はいない…。
日陰の黒と、日向の光で…この日の気温が高いことがおわかり?
でも、ここらへんは
と言いながら登ることができた。
ココらへんは…ね…。
お!何やら道標が見えるじゃない!
お〜あそこまで上りきれば…何かが変わる?
と、思いきや
何も変わらない。登り。
登りながら、大弛峠の方から瑞牆山荘へ縦走したほうが楽じゃね?と幾度か思いました。
大弛峠から金峰山への方が標高差が少なく、たどり着け(以前、仲間とワイワイ登山をした時は大弛峠から金峰山へのピストン)、金峰山から瑞牆山荘へは下り中心になりますものね。
でもね…まあ、日帰り装備でこの縦走ができないなら…テント泊縦走はやめとけ自分と思いつつ登っていました。
そうなの…いつものこの季節なら…北アルプスでテント泊をしている時期の8月なんですが…まあ、なかなか行くに行けず…。
でも、体力維持とその証拠が欲しい…なので、わざわざチョット疲れる登山を選択しちゃってます。
登山を含めてトレーニングで挑んだ今回の登山です。
誰も居ない登山道…時折クマとかが不安になって鼻歌を歌ったり、手をパチパチ鳴らしながら歩く。
ああ、それにしても…時間が経過するにつれ、暑い!
ほら見て!
このクラクラする明るい光
お昼に向かって気温はどんどん上がっていくので暑くて暑くて汗ダラダラよ
今回はペットボトルで2.5リットル用意しました
1リットルは水、もう1リットルは麦茶、残る500mlはコーヒー。
ハイドレーションと違って毎回ちびちび飲むことができないけれど残量がはっきりわかるのはペットボトルの利点でもありますね
さて、今回のコースで思ったのは赤テープは少なめ…かも?
道標は多いんですけどね。
また、今回のレポを書いていて思ったのが…私のデジカメ限界?
写真は幾度か止まって撮影したけど…手ブレが…ひどい…。
皆さん、山の写真って何で撮ってます?
下の青い看板も何度か見ました。
はい、思いやり大切ですね!!
あまり持っていないので、気をつけます。
こうして進んでいくと、あら、分岐点?
9時52分鷹見岩との分岐地点
なんだろう?鷹見岩って…。
気にはなるけれど…地図を取り出して見れば、次の目的地の大日小屋よりも距離長そう…
うーんうーん…ここからちょっと進んだところに何か凄い岩でもあるのかしら
気にはなるんだけど、地図を見るとちょっと距離はありそうだし
天気予報的には今日の15時以降は雷雨と出ていたので…あまりゆっくりしている時間もない。
なので…今回は、今回もちょっと気になるポイントを素通りすることにします…。
鷹見岩分岐から大日小屋
飯森山を右に巻いて進む。
鷹見岩を諦めたんだから、大日小屋へは直ぐに着くっしょ!と思ったが…着かないわ。
しかもなにこれ、クマさんが出てきそうな鬱蒼とした感じの道。
ただね…もう暑いから…きっとクマさんも
と思って歩いていました。
クマの行動時間は夜間から朝方…そう信じて進む。
鷹見岩分岐から大日小屋は、確かに、もうチョットで着いたんですが、この時は…
あ…なんだか開けた場所に着いたわ…
きっとココが大日小屋ね!
10時00分大日小屋に到着
え?大日小屋…どこ?
登山道沿いに建っていると思いきや…大日小屋は…
登山道からちょっと下った場所に……。
ああ、無人小屋なのね、そう言えば富士見平小屋に大日小屋の受付はコチラで行っていますって書いてあったもの…。
え〜〜〜!今!この登山から一週間経った今!
なんで、そのチョットを下って、見に行かなかったの!私!って激しく思っています!
でも…きっと…そんな人は私だけじゃない。
だって、ココにたどり着くまでに、ちょっと靴擦れの予感が出てきたので、靴を抜いてテーピングテープで巻いている間に2名が下山通過していきましたが……2名とも大日小屋を上からしばし見下ろし…そしてそのまま下山していったので、ちょっと気になるポイントを素通りしてしまうのは私だけじゃない!
こうして…おそらく…もう二度と訪れることのないであろう大日小屋探検の機会を失いました……(T_T)
さて、テーピングテープをしっかり巻いたので、このあとの登りもガンガン登るよ!
次回「瑞牆山荘から大弛峠まで金峰山単独縦走(2)」に続きます。