初心者の初めてのテント泊デビューは尾瀬沼ヒュッテ(前編)

目次

03三平峠から尾瀬沼ヒュッテへ

地図三平峠から尾瀬沼ヒュッテまで
やっと、今日の登山コースの中で一番標高の高い場所?の三平峠に着きました。

ひ〜〜〜〜登り終わった?終わった???

登山用テントを背負って疲れているイラスト
テント装備の重さで心が荒れている私は尾瀬の看板に対してヒッソリ悪態をつく…。
三平峠の尾瀬の看板
尾瀬の看板ってどれも似ていて…帰宅後に写真を見ても区別がつかない…。たぶんこれが三平峠の尾瀬看板のはず…。

09:40 三平峠(1,762m)に到着

もう、ここまで来たら…あとは下りと平坦な道だけのはず…行ってやろうじゃないのよ!尾瀬沼ヒュッテという気持ちに切り替わっていました。
皆がワイワイ看板を撮影している中、私は無表情に頑張っているが肩も腰も痛い!背負い方がまだうまくできていないので、テント用ザックのベルトがうまく腰に乗っておらず、アチラコチラに負担がきているのでしょう。
三平峠の案内図
記念撮影や行動食を食べ終わったら、尾瀬沼へ向かって再び歩き出すことに。
ここから下りの木道が始まるのですが、先ほどまで降っていた雨で木道が滑るので小幅でジリジリと下る。この時には順番がちょっと変わってダンナが私の前に。
とにかく滑るから気をつけて歩いてね!とダンナにアドバイスをするフリをしつつ、言っている自分が一番ヒヤヒヤしながら下る。
だって、こんな重装備で滑って転んだら前にいるダンナも巻き込んじゃう!

しばし降りると木々の合間から尾瀬沼が見えてきた。
尾瀬沼が見えてきた
わ〜!と思ったその時…友人A男が下りの木道でツルッ!と滑って尻もち転倒!
転ぶ人と驚く人のイラスト
も〜!よそ見ばかりしているからだよ!
と周囲に怒られ、照れ笑いのA男だが尻もちポーズのまま動かない…いや動けないらしい…顔色がどんどん青くなっていく…。

ちょっと…様子を見させて

苦しそうな顔をしている姿
とその場に座り込むA男。
トラブルにザックの重みもしばし忘れる私と空気が固まる仲間。
万が一、A男が動けないとなったら…どうなるんだろう?山岳保険に入っていると言っていたからレスキュー?でもどうやって?担架?ヘリ??
と、考えこむことしばし…10分ぐらい経った頃、A男が

ちょっと、うん、大丈夫そう

膝が痛くてストックに頼っている
と立ち上がった。
最悪の事態を回避できて一安心。そして再びゆっくりと下り始める。雨で濡れた下りの木道…本当に気をつけましょう。

10:20尾瀬沼山荘に到着

尾瀬沼手前の売店
ここにも売店と休憩所とトイレがありました。
A男が負傷箇所を確認したいということで小休止。打った尾てい骨は痛いけれど、登山を中止して病院へ行く必要はなさそうとの判断で尾瀬沼湖畔沿いの道を進むことにしました。
尾瀬沼
左手に尾瀬沼を見ながら平坦な木道をひたすら歩いていきます。

11:10尾瀬沼ヒュッテに到着

尾瀬沼ヒュッテに着く頃になってもザックの重みには全然慣れません…が、一度ザックを下ろすともう背負えない気がしてザックを背負ったままウロチョロ…。
尾瀬沼ヒュッテに到着
尾瀬沼ヒュッテには誰もいない?どうしたらいいんだろう?う〜ん…。
テント場はあっちの方だねとテント場見れば、まだ張ってあるテントや空いている区画があってどうすればいいのかわからない。空いている場所に張ってしまっていいのかしら?どうしたもんかと悩んでいると…テント装備の方がいらっしゃったので恥を忍んで聞いてみた。
テント場って受付前に今空いている場所に張ってもいいのでしょうか?
そうしたら…なんか…すごく不愉快そうに

…さあ、いいんじゃない…

不愉快そうな老夫婦

そうか〜そうなのか〜

立って考えているイラスト
と思い、張ろうか?どこがいいんだろうか?とザックを下ろして話していると
再び、近くにやってきて

受付前に張っちゃダメだろう

不愉快そうな老人
それだけ言い放って行ってしまった…。
受付前にテントを張っちゃいけない、特に尾瀬沼ヒュッテのように区画が決まっている場所ではNGだってコトは常識だろ~が!って思っていたのかもしれませんが…。先程も聞いた時、違うこと言ってましたよね…あなた、意地悪な人?
私もあまり親切な人ではありませんが…今後、我々のような右も左もわからないような集団に問いかけられても、この人のようにはならないようにしたいと思いました。

かな〜り嫌な気分を頂きましたが…そこは皆で着ているだけあって、お喋りすることですぐに気分は持ち直し。受付まで皆で今までの出来事を振り返りながらノンキに待つ…
尾瀬沼ヒュッテ前の板張り
13時からテントの受付が開始されたので、早速受付をしにいきます。
テント場は尾瀬沼ヒュッテへ予約してとりますが、ここのテント場は区画が決まっており、その区画のどこにはるかは早い者勝ち。
下見しておいた場所を希望して…無事受付を済ませました。

テント場はヒュッテから歩いて3分程の森の中にウッドデッキのサイトになります。完全フラットなのでどちらかに傾くということも、背中に石などが当たるなどということはないので、寝心地は良さそう。
さて、肝心のテント…頑張って張りました。
尾瀬沼ヒュッテテント場にテントを設置
シミュレーション好きなダンナと家で幾度か張ったので、悩むこともなく設置できました。
でも、なんかシワシワ…。

04尾瀬を歩く

テントを設営した後は、お昼を食べ、尾瀬沼周辺を散策することに。
尾瀬を徘徊
見渡すかぎりの湿原、まさに尾瀬。
尾瀬を徘徊1

尾瀬を徘徊2

尾瀬を徘徊3

ある程度散策したら、ヒュッテの隣にある尾瀬沼ビジターセンターも覗いてみた。
尾瀬の植物や、クマ情報を展示しています。
ここで一番興味を引いたのが、明日登る燧ヶ岳への登山ルートの一覧看板。
燧ヶ岳への登山道比較模型図
燧ヶ岳までの標高差と燧ヶ岳〜尾瀬沼ヒュッテ〜大清水までの帰りの時間を考えると長英新道かしらね〜…と話す。

尾瀬沼ヒュッテに戻ってきたら、ヒュッテ泊の友人は中で夕御飯。私たちはヒュッテ前のベンチで夕飯にします。初めてのテント泊で初めての夕飯の感想は…

寒かった〜〜〜!

小汗を書いているイラスト
ここもテント泊初心者でした。
ヒュッテ前のベンチは座り心地は良いのですが、日が陰ると一気に寒くなり、冷える。また暗くなると道具をしまうのも一苦労。慣れてないうちは日が暮れる前に御飯は済まそう! もしくは寒いと思ったら直ぐにテントに戻れる場所で食事をしよう…。
ブルブルしながらレトルトのハンバーグとご飯を食べ、夕食を食べ終わった仲間とちょっと明日の予定を会話をし、そそくさとテントに逃げ帰りました。

そうそう、尾瀬沼ヒュッテにはお風呂があり、テント泊の人でも500円の入浴料金でヒュッテでお風呂に入れるそうですが…湯冷めが怖かったので今回は見送りました。
シュラフに潜り込み、あっという間に眠りにつきました。
明日は燧ケ岳へ登ります。
シュラフにくるまって眠っている

「初心者の初めてのテント泊デビューは尾瀬沼ヒュッテ(後編)」に続きます。


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