数年前、雪が落ち着いた3月中旬に行った鍋倉山の思い出です。雪山を歩いた時のちょっとした「気づき」を綴らせて頂きます。
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01最初に…
最初に言っておきます。
コレをちゃんとしたバックカントリースキーレポと言えるかどうか…なところがあるので「もどき」をつけさせていただきました。
鍋倉山を登るルートやルートを見分けるポイント等については一切書いておりません。なので、この記事は鍋倉山へのバックカントリーの参考には一切なりません。
雪山を登った時の「今回のバックカントリースキーでのこんなコトを覚えておこう…ここを改善しよう」と私が思った、私のためのレポになります。
雪も落ち着いた3月、スキー仲間と一緒に標高1288mの鍋倉山でバックカントリースキーにチャレンジする事に。
この鍋倉山は冬の最盛期には7〜8mの積雪があるそうで、登山シーズンは長野県飯山市にある長野県と新潟県の県境に続く関田山脈にあるロングトレイルで信越トレイルと呼ばれています。
私もいつかチャレンジしてみたいな〜と思ってはいるのですが、ロングなだけに登山道にあまり人が居なさそうで…小心者の私は熊ぁ〜とか水場ぁ〜とかで、不安な気持ちになるんじゃないかと思って…なかなか実行に至らず…。
まずは車で登り口まで移動。
朝8時30分ぐらいについたのですが、すでにたくさんの車が停められている…。
私のパウダースキー用板はコチラになります。
コチラのビンディングはG3 軽量ツアービンディングで雪道を歩く歩行モードに切り替えると、普段はスキー板に固定されている踵が上がるようになっています。
このビンディングには専用のスキーブーツも別途必要になるので、バックカントリースキーセットを用意するのに10万円以上かかりました…。
高い遊び道具です…。
02鍋倉山を登る
雪山を登る時は、スキーの裏にシールと呼ばれる、後方に滑らないようにする毛羽だったテープ状の物をぺったり貼ってから歩き始めます。
雪山でも歩き始めると暑くなるので、汗をかかないように上着を脱いだりして体温調整をしながら登ります。
私は登り始めは大概スキーウェアは脱いでいます。
途中で寒いなら着ればいいし、反対に今日は寒いわ!って日は着たまま登る。
まぁ臨機応変に…ただ、汗をかいた状態で止まると一気に身体が冷えるので、面倒だな〜と思ってもソコんトコは手を抜かずに…。
こんな綺麗な雪景色にうっとりしながら、あっちキョロキョロ、こっちキョロキョロしていると…。
そう!雪山は日焼けます!
上からの太陽!
下からの照り返し!
夏山と違って暑さを感じないので忘れがちなんですが…それが帰って自分を油断させ…それはもう、こんがりと…。
フェイスマスクをしても、鼻が真っ赤なお鼻のトナカイさん状態になるんです!
今はファンデーションを特に鼻に塗っているんですが…フェイスマスクとの摩擦で取れちゃうんですよね〜何とかならないものかしら…。
で、青い空と白い雪が広がる山は本当に綺麗です。
思わず飛び込みたくなるノートラックの雪面…。
けれども、こんな所に何も考えずに飛び込むと…
埋もれます。
動けなくなります。
最悪の場合は雪にズブズブ埋もれて動けなくなって窒息する可能性も…見た目の美しさに浮かれないように気をつけたいと思います。
雪山は目印になるものがないので、ちょっとでも印象に残るものが目印となります。
ちなみにコチラの小屋周辺は私有地のため、通行禁止です。
迂回して歩いていきます。
天気が良いお陰で、先に歩いて行かれたどなたかのトレースの後もハッキリと見えて助かります。
地図やコンパスも持ってきているのですが、こっちでイインダヨネ?って方向にトレース跡があるとやはり安心します。
先ほど書いたシールは板が雪面に面しても、毛の摩擦で後ろに滑らないようになってはいますが…コレをつけていれば絶対に滑らない!ということはない!
シールを付けての歩き方が下手な私は、不安定な雪面やツルツルした雪面、また折り返しの時にシールが雪面と密着しなくなって後ろにズリズリと滑りおち、転ぶ…。
何にしても経験値は大切ですね…。
静かなブナの森を黙々と登ります。
そんな静かな森で滑る度に
ギャッ!
何故か雪の中で立ち転びをする度に
ギャッ!
と異音を出してしまって…雰囲気ぶち壊しでゴメンナサイ。
鍋倉山はブナの森で有名です。
夏に来たら、きっと緑のトンネルが気持ち良い場所なんでしょうね〜。