金時山神社コースの大部分は茂った杉林の中を登るため、展望がなく…少し退屈かもしれません。複数ある金時山登山ルートの中では、最も単調で面白みに欠けるコースとも思われるかもしれませんが…それをあえて「これを楽しめる自分って…イイヨネ」って思いたい。
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前回の記事は…
公時神社から登山開始
8時40分、金時神社の右側にある登山道から上り始めました。
金時山のメイン登山道はどれも整備されているので、初心者でも歩きやすと思います。
ヒノキに囲まれたまっすぐな登山道を進んでいく。
道に迷うこともない、整備された道の右手に…なんか大きい石がありますよ。
これが金太郎が手鞠代わりにして遊んだという伝説が残っている「金時手鞠石(てまりいし)」と呼ばれる登山道の最初の見どころです。
実は…現地では素通りしてた。
たまたま撮っておいた写真に写り込んでいたので、今回の記事で日の目を見た手鞠石。
だって〜特に何か書いてあった記憶がなく…道沿いにある、でかい岩だった気がする。
さらに進むと舗装された道路に出た…。
……え?道路?
そう、道路…公時神社登山ルートの途中には登山道を横切って…道路があるのだ。
夢から覚める…道路の出現。
マイカーで、ダンナによる登山口までの送迎で来ている今回の登山…
ココで降ろしてもらったら…登山時間20分ほど短縮できたんじゃない?
そんな…スキあればスグに楽しようとする思考を振り払い…車が来ないことを確認して横断。
金時神社ルートを登る
この道路の時点で、金時山まで残すところ…55分。
へ〜え…山頂まで1時間足らずで登れるなんて…日々のトレーニングに最適な山じゃん!
道なりに進むと金時神社奥の院入口の道標が立てられています。
私は奥ノ院へは行かなかったのですが、奥の院について調べてみると金時神社奥ノ院入口は道がわかりにくく、登山道から少し外れたところにあるです。
進んでいくと大きな石が金時神社の奥の院に祀られているそうです。
道なりに、登山道を進んでいくと、真っ二つに割れた大きな岩が見えてきました。
この大岩が金時山見どころのひとつ「金時宿り石」。
金太郎が育ての親の山姥と一緒に住んだと言われています。
写真で見ると、割れた大きな石ですが、これは昭和6年に轟音を響かせ突如割れてしまったとか。
当時の人はさぞかし恐れおののいたことでしょう。
しかも「金時宿り石」の足元には…さらなる恐ろしいものが…それは
カエンダケ
触っただけで手がかぶれ、食べたりしたら…食中毒間違いなしの凶悪キノコだ!
「金時宿り石」………恐ろしい。
さて、金時宿り石から先の道はひたすらの登りになるので、ここで体温調整の服の脱ぎ着&カロリーや水分補給をしておくといいでしょう。
金時宿り石を左から回り込むように登って行きます。
ココから先、しばらくはヒノキが鬱蒼と茂り光があまり差し込まない登山道になります。
登山道沿いに立てられている道標に書いてある「金時山へ45分」に余裕ぶっこくが…
延々と続く樹林帯は…距離を長く感じさせる。
途中で私をサクッと抜いて行った年上男性がいた。
けっこう年上そうなのに、足取りは軽い。
あの足さばきは日々山へ登っている者だな
スタスタと登っていく。
私の住むエリアから山は遠い…だから登山の一番効率的なトレーニングである山へ登るをしていない私。
けど〜長く山を登りたいと思うなら…低山でも、何度も登った山でも…頻繁に登りに行ったほうがいいんだよね。
だんだんと心の中で彼を師匠と呼び始め…
師匠!サスガです!
称賛の声を心のなかで叫んでいたよ。
道は赤土の滑りやすい登山道へ…。
階段が設置されているので、階段で転ばないようように登るが…ヒラメ筋を伸ばしきったふくらはぎがプルプル。
金時山は初心者でも登れる山って聞いていたけど、登れる…ってだけで、決して楽な山じゃなかったわよ。
鬱蒼とした樹林帯を抜けた後も上りは続き…
大きな岩が転がる道も歩くので、転ばないようにね。
木々の間から景色が見えるようになってくると、
時間は9時22分、公時神社分岐に着きました。
公時神社から登山を開始して40分程。
頑張って登った割にはコースタイム通りじゃん
もともとのコースタイムが短い山なので、せかせか歩いても登山時間は縮まらない。
そう、こういう山はノンビリ歩いた方がいいのだ。
ここで「金時神社ルート」と「金時登山口ルート」が合流します。
標識の右手方向は明神ヶ岳、明星ヶ岳へ伸びる稜線。
また「箱根町立仙石原中学校 金時山清掃十周年記念」の石碑が建てられていて、休憩ポイントにもなります。
上の写真を見てもらえればお分かりの通り、たくさんの登山者さんが休憩していて…
めっちゃ写真が取りづらかった!
個人情報の保護の為に黒く塗りつぶしておりま〜す。
金時山へ
金時神社分岐から山頂までは約20分です。
山頂まであともうひと踏ん張りだ。
…だが…ここから先が結構しんどい。
写真にあるように…まずは階段登りが延々と続く。
一通り階段を登った先にまたも階段。
階段が終わったと思ったら、岩道。
もう、そろそろ、金時山山頂しょっ!
って思う分…なかなかつかない金時山山頂にじれる。
あともうチョットが長く感じるロジックにハマってます。
私が上の写真エリアを歩いた時は完全にガスっていて見えなかったんだけど…ココは晴れていれば右手の開けている方面の展望が良さそうよね?
この上りの先にロープが設置されていた箇所があったかな。
ロープであって、鎖ではないので…そんなに危険でもないけれど初心者でも登れる山!ってコトで設置されているのかな?
確かに歩きづらい場所なのは確かなので、上る人と下りる人同士で道を譲りあいながら通過。
この階段を登りきれば…金時山山頂だ!
見て!下の写真の…
天国への階段みたいな登山道。
こうして登りきった先が!
金時山山頂だ!
そうよ〜!写真で見るような、富士山の絶景と青い空が広が…
アレ?ガスってる。
なんでー!
時間は9時45分、ガイド登山地図が示すコースタイム通りの時間で上りましたよ。
次回「観光ついでに短時間登山・金時山(3)」に続きます。
次回でおしまい…さすが…短時間で登れる山!