瑞牆山荘からスタートし大弛峠への下山の8月の金峰山縦走。ひさびさの高山登山は…暑さとの戦いでした。
大日小屋から大日岩
さぁ靴ずれ対策のテーピングも巻き直したし…金峰山へ向かって進むことにしましょう!
あら…足元近くに大日…?なんたらと書いてある看板がある。
ちょっとよく読めない…。
でも大丈夫!
ほら!あそこに道標が設置されているから。
今回の登山コース、赤リボンよりも道標の方が多い気がするわ、ホント。
大日山荘からも上りの道が続きます。
事前情報によるとここから先はひたすら登り。
でも、久々の登山なのでこのような岩道も
と、なんだか嬉しい。
しかもこの先には私の大好きな鎖場まで現れた。
この鎖場は上りに頼る…と言うよりも下りや雨の日用に設置された鎖場の気がする。
またもや出てきた注意喚起看板。
読んでみたら、あれ?
短歌?
うん、語呂合わせ合うわ。
あ!また現れたよ道標。
登山道も明瞭で、迷いを感じることなく登っていけます。
だから…登山道でずっと一人でも…大丈夫。
登りも下りもダーレも居ないけど…大丈夫。
またもや出てきた道標は…すでに崩壊状態。
その近くに積み上げられた石のオブジェが…
うんk…っぽいなんで思っちゃダメよね!
その次にはまたも現れた楽しい鎖場。
今回のこのコース…ずっと登りなので、自分の体力測定。
そして、鎖場と登山のカンを取り戻すにはいいコースかも?
上の写真の鎖場も登りよりは下りの人が使うのに必要そうな鎖場と思ったので、登りの私はあえて鎖を触らずに登ることにチャレンジ。
鎖場の通過待ちを待つ誰かもいないので、登り方を考えながら登れる、いい機会!
この鎖場を通過すると…
あら〜なんか明るい場所に出た!
10時28分大日岩に到着
おお!これが大日岩ね!
ま〜〜〜あ!なんて大きな岩かしら!
どう頑張っても私のカメラに入りきらない大きさだわ!
その大きさをどうにかして伝えたくて、色々撮ってみたけど…
ダメだこりゃ。
全然カメラに収まりきらない、偉大なる岩だ。
さあ、先へ進もっと。
大日岩以降もモチロン登り。
そして、またもや道標。
ここは2170m鞍部。
この標識付近から大日岩が見える。
本当にでっかい岩だね〜!大日岩。
大日岩から砂払いノ頭
ここから先も…樹林帯の登りが続く。
ずっとずっと登り…。
疲労も蓄積してきました。
ここらへんで下りの人とはすれ違うんだけど…私を追い抜いていく登りの人がいないの…。
行動時間…やっぱり遅かったんじゃない?
と、出発時間をあと1時間早くしておかなかったことに…後悔がぐるぐる。
あと、とにかく暑い!
朝、瑞牆山荘についた時は
って喜んでいたんだが…時間は日が頭上に輝くお昼時。
天気予報ではあっちもこっちも真夏日予報が出ていた8月。
木々に直射日光を妨げれていても…めっちゃ暑い!
ちょっとなだらかな道に心癒されても…。
すぐに登りよ!
暑くて、暑くて…汗が額から顎を伝ってボトボト落ちる。
脱水になるのが怖くて、ペットボトルの麦茶をガボガボ飲みました。
我が家はヤカンで麦茶を作っているので、今回の登山ではソレを入れてきたんだけど、なんと!熱中症対策には麦茶もいいらしいですね!
「教えてもらう前と後」 2019年8月6日(火)放送内容『【すごい麦茶パワー★夏の富士登山SPご来光&御朱印】』という番組で、麦茶は、体温を低下させる栄養素が含まれている上にカフェインがあまり含まれていないので、脱水を防いでくれるって言っていたらしい。
そうか〜そうよね!
麦茶はミネラル豊富だって言うし…きっと今回の登山の影からサポートをしてくれているのね!
登山道に頻繁に立てられている道標も登山者をサポートしてくれているけれど…
疲れている今…砂払ノ頭まで、あと何分とか、あと何キロって書いてくれたらいいのに〜と甘えの心もムラムラと…。
で、順調に突き進んで来た今回の登山ですが…あれれ?チョット登山道が分からなくなった…。
暑さと暑さと疲労で脳がピンと働かないせいかしら?
登山道は何処へ〜?とキョロキョロしていたら…左手に道が!
うんうん、こっちか〜…
登り道じゃない平坦な道なので歩き休みができて、グーよ!good!って思いながら歩いていたら…この道、途中で消えた!
なんか…違うかも?
でも道沿いに「千葉県知事選挙」と書かれたポケットティッシュが落ちている。ってコトは…人が進んだ証拠よね?
不安を感じるなら…さっきの場所まで戻りましょう。ラララ〜♪
と、登山の鉄則を守り、先程の登山道はどこだ地点に戻り、周りをよ〜く見ると…今進んだ進行方向とは逆の方向に赤テープが見えた!
危ない危ない!うっかり道を間違えるところだったわ!
疲れていると…ついつい楽な道を自分が進むべき道だと思いたくなるのよね!
でも…上の写真が、つい進んでしまった登山道ではない道だけど…行きたくなる気持ち…分かるよね?
で、先程の道を思い返すと…あそこにポケットティッシュがあったのは…
…踏んでないよね?私。
さあ、取り直して進む先は、登り道。
ひたすら、ひたすら登り続けます。
瑞牆山荘から富士見平小屋までのコースタイムは巻けて登れていたので、このあとも
と思っていたんだが…次の目的地の砂払ノ頭に着かない……。
巻き巻きどころか負け負けの姿勢でよろよろと…最後の急坂を登る。
ほんと、この頃…一歩一歩を踏み出しては
疲れた〜…暑い〜…。
の繰り返し。
でもそれを続けることによって…
11時39分砂払いノ頭に到着
やっと、やっと、やっと〜!
標高2420m付近の砂払ノ頭で森林限界突破!!
見晴らしいいぞ〜!
ここまで…瑞牆山荘から富士見平小屋、そして大日岩から砂払ノ頭までほぼ登り!
それを地味にコツコツと登ってきたからこそ、嬉しさ倍増のこの景色!
急登を我慢して歩いてきたご褒美!!
これから先は見晴らしの良い稜線を金峰山へ向かって進むのみ!
けどねぇ…8月の金峰山。
稜線に出ても暑かった〜!
次回「瑞牆山荘から大弛峠まで金峰山単独縦走(3)金峰山」に続きます。