03舟井戸から大ダワ分岐まで
前回は向かって左手の緩やかな道を下っていったが…今回ぜひとも岩場をチャレンジしてみたい!
地図を見ながらこの右手の斜面を上っていくんだよね〜って思って見上げていると、後ろを通っていたカップルが私が進もうと思っている登りを見ながら
こんなトコ歩く場所なの〜?
な〜んて不安なコトを言ってくれるじゃない!
だって地図はこっちでオッケーだし、登山道もハッキリと見えているし…。
エイッ!と歩きだすと…
よりによってそのカップルは舟井戸で座り休憩…。
きっと私を見ている。
きっと私のことを「あ〜あ、あのオバサン行っちゃったよ」って話している…そうに違いない…。
勝手に被害者意識を持ちながら登っていくことに。
下り道で怠けていた呼吸機能が再びゼエゼエと言い出して苦しい〜!
そして、目の前にあるピークを登りきった先に現れたのは…
鋸尾根Ⅰ峰
独標・一二四〇米
なんだかかっこいい表示じゃないの〜!
こんなカッコいい表示は不帰嶮(かえらずのけん)以来よ!
この先にきっとすごい岩場が現れるのね〜!
ワクワクして進むが…
アレレ? アレ?
坂を下ったり、坂を上ったりとはしたけれど…岩場じゃないじゃん…。
と、意気消沈して進む…すると…現れたよ!岩場!
えっと…写真に撮り忘れましたが、ほどほどの岩場がありました…。
2018年はまだ岩場っていう岩場を下ってなかったので、身体が慣れておらずチョットおっかなビックリで下る…。
年々、登山の感が戻るのに時間がかかっている気がするわ…。私。
そして、この先の道はと言うと…下り終わると、また登り。
平らな道かと思うと、また登り。
川苔山から鳩ノ巣駅まで下りが中心だと思っていたので、登ったり降りたりがしんどくなってきて、ちょっと…このルートを選んだことを後悔し始めた頃…
再び現れたよ岩場!
この鋸尾根の岩場は見ての通り小さい石も混在しているので、下り道は滑りやすいので常に気を使います。
このルート、私が歩いた時は下りは私だけでしたが、登りの人はチラホラすれ違いました。
確かにこのルートを登って、川苔山山頂に〜百尋ノ滝の滝を見るコースもいいかも…。
岩場…好きなんですけど…
ほら、私、贅沢な女なので…北アルプスの壮大な岩場だとなんだかチャレンジ精神が沸くのですが…。
里山の…しかも周りに誰もいないので万が一何かあっても気がついてもらえない岩場下りはただただ修行です。
あーしんどい!って思いながら岩場を降りきれば…今度はドーンっと下り坂。
今までの登山で疲れた足に岩場で疲れた心。
そんな2つを兼ね備えた私が今、求めているのは…
だいぶしんどくなってきたので、以前通った緩やかルートへエイっと移れないものかと思うが…そんなコトできる訳がない。
自分でこのルートを選んでおいて…なに言ってんだか…。
細めの登山道で左に転がったり、捻挫しないように気をつけながら歩く。
なんて考えて歩いていたら、また岩場。
岩場を下りながら…もう、岩場はお腹がイッパイでございます。十分堪能いたしました…そう思っていると…。
岩場を終えた先に広がる、ちょっと急な下り坂がコレまた憎らしい〜!
もうソロソロ大ダワの分岐点が見えても良いんじゃない?と思いながら下っていると…
見えた…見えたよ!
この道と穏やかルートの合流点に!
と一通り下ってから下ってきた方向を見上げる。
と、全てを終えた後に自分に対して…苦笑い。
そして大ダワ分岐点まで来たー!
11時35分大ダワ分岐点に到着
私の記憶によると、この分岐点から後は鳩ノ巣駅までひたすら下り…うん!後はまったり下るだけだったんですが…
地図を見ていると…向かって右手のルートにコブタカ山、本仁田山って書いてある…。
時間は11時半…今日の登山を終わらすには、まだ早くない?
そう言えば…奥多摩駅で今日は何かイベントをやりそうな準備をしていたわね…確か奥多摩マルシェとか…?ちょっと気になるじゃない?
それに…
鳩ノ巣駅から乗れば、奥多摩から来た電車に乗るので…もしかしたら座れないかも?
奥多摩から乗れば、奥多摩マルシェってイベントが見れた上に始発電車だから…まず座って帰れる!
岩場には疲れたけれど…まだまだ歩ける気がする…このまま鳩ノ巣駅に下るか?コブタカ山、本仁田山を経由して奥多摩駅に行くか?
どうする?私?
次回「川苔山での道迷い経験を単独周回登山でリベンジ!(後編)」に続きます
てか、地図を見ればバレバレですね。