脱初級者?仲間のサポートを受けて大キレット・ジャンダルム縦走(西穂高編)

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03間ノ岳から西穂高岳へ


こうしてやっと着いた間ノ岳は…岩の上にペンキで山の名前が書かれているだけのピーク
間ノ岳山頂の標識
このあっけなさ…いいね〜!

間ノ岳を過ぎると赤い岩肌が出てくるようになった。
岩肌が赤くなってきた
間ノ岳と西穂高岳の間は、さらに浮き石が多くなってきました。
落石を起こした所

実際、私も落としました。
浮石の上をズルっとしてしまうと、傍にあった石がその衝撃でカラコロコロと石が落ちていった!
石が落ちていく左下方向とは反対の右下側に人が居たのですが、思わず…

ラーーーーーーーク!

ラークと叫ぶイラスト
と叫ぶコトができました。
ラクなんて…イザって時に叫ぶことなんてできるかしら?私…と思っていたのですが、きちんと大声で叫ぶことができた…!
イザとなると叫ぶんですね。
下に居た人も石が落ちていった軌跡を見届けてから歩きだして行った。

だんだんと外界が見えてきた。
奥穂高岳から西穂高岳の深層部から出てきた証拠。
外界が見えてきた
外界に気をとられて、落石を起こさないように慎重に歩く。
一度落としてしまったのでかなりの反省モード…。

派手な難所はなくなったが、ガレ場を歩くのは精神的にも身体的にも気を使うので私のようなせっかちには疲れます。
再び上り
目の前に広がるピークを見るたびに西穂高岳チャン!って思いたくもなりますが…違う…。
頑張って登る
今日一日でワンシーズン分の岩場を登って降りた気がする…。
またも上りが現れて
疲労もだいぶ溜まり…目の前に広がるピークが憎らしいコト…。
迫力あるピーク
そうして…赤い石が多い岩場のピークに着いた。
その名の通り…そこは赤岳
赤岳山頂を過ぎれ次のピークに繋がる…下り…。
そして下る
ああ、もう何度登って降りて、登って降りてを繰り返しただろう…
延々と続く岩場
ちなみにココの鎖場を登るのが苦労した気がします…。五頭身なので岩場の足場の位置が離れていると苦労するんです!
結構登るのが辛かった岩場
そろそろ最後だからって…気を抜きそうになるけど…クサリは容赦なく現れます。
鎖場のクサリ
今ままで岩オンリーだった稜線にハイマツが生え始めると…ちょっと安心。
ハイマツと岩場
次にたどり着いたピークにはP1と書いてある…。
P1の印

このP1って何ですか?

喋っている
Kさんから帰ってきた答えは…
さあ?
でも、でも分かっている。この縦走もそろそろ終わり。
進行方向には最後のピーク…
前に西穂高岳
振り返ってみると今まで歩いてきたピーク…。
振り返ってみると
名残惜し…くもなく、さっさと西穂高岳へ着きたい!と願いながら歩く。
疲れの為

早く着きたい〜まだー?

しょぼくれている顔

と思っていましたがこの2つのピークのアップダウンはさほど大きくないです。
西穂高岳への最後の上り
目の前に広がる人がわらわらいるピーク。
なんか細い棒も立ってる。
間違いないあれが西穂高岳だ。
西穂高岳へもうすぐ着く
もうちょっとで西穂高岳だ…でもまだ気を抜かないぞーと思った時にKさんが
西穂高岳着いたね〜!
なんてフライング発言!

ちがーーーーーーーう!まだ着いてないー!てか、先に言わないでー!

怒っているイラスト
そして…一歩一歩登り…木の看板を見ると
西穂高岳山頂の文字が…!

やったー!西穂高岳へ着いたー!

大喜びの顔のイラスト

10時16分西穂高岳に到着

西穂高岳山頂
奥穂高岳〜西穂高岳縦走無事に通過できました!

ふと、手を見ると…大キレット、北穂高岳、ジャンダルムを越えて西穂高岳まで一緒に旅してきたグローブの人差し指と親指が擦れて破けていました。
幾度も幾度も岩と摩擦してきた結果……ではなく!スマホ用のグローブだったのでその部分が薄かったのー!
なので、岩場三昧をされる方!グローブはちゃんとしたのを用意して行きましょう!

親指と人差し指がヒリヒリだっ!

ザイルを持つ姿のイラスト

こうしてKさんのサポートを受けて歩いた大キレット・ジャンダルム・奥穂高岳〜西穂高岳縦走は終わりました…。
けど、けどね!西穂高岳から新穂高ロープウェイまでの下山が…結構きつかった…次回「脱初級者?仲間のサポートを受けて大キレット・ジャンダルム縦走(7)西穂高岳から下山編」に続きます。次回でやっと終わります!


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