単独テント泊で広河原から鳳凰三山を経て夜叉神へ縦走(観音岳・薬師岳)

鳳凰三山タイトル3

念願のオベリスクにタッチできたことで、なんだか今回の登山の80%の欲望を叶えた気分になってしまった私。だが、自分の計画した登山計画ではまだ中間地点にもたどり着いていません…。その気の抜けた心で歩くのは…けっこうシンドかったです。

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01オベリスクから観音岳へ

地図オベリスクから観音岳
オベリスクの岩にタップリベタベタとしたら…次は観音岳を目指して歩きます。

オベリスクから赤抜沢ノ頭まで移動すると…。
アカヌケ沢の頭
直進したくなる道の足元にこのような道標があって、進むべき道を教えてくれます。
こんな気配りのしかたが、カワイイです!
石で道標が作ってある
矢印に沿って迂回して、ほんのチョットのピークを登る。
頑張って登る
振り返れば、さっきまで居たオベリスクが薄雲の中に…。
特に見えるオベリスク
そして、進行方向をみれば…観音岳を目の前に鞍部への急坂の下り道が始まりました。
遠くに見える観音岳
本日初めての長い下り坂…。
疲労とザックの重みで脚がカクカク……。
まだ笑っていはいないんですが、こう…踏ん張りが聞かないんですよね。
急な下り
そして鞍部まで着くと…お約束の登り返し!
それを目にした途端…心が萎えかけた…。
絶望的な程の登り返しじゃないんですけど、やっと下りに慣れてきた頃に登りかと思うと…なんか気持ち的に疲れちゃって…。
足取りも重く進み始めますが、登りを歩いている間…心の中のアイツが

You、南御室小屋はやめて、鳳凰小屋にしちゃいナよ!

と囁いています。
その囁きに拍車をかけるのが、この分岐店にある看板…!
鞍部にある看板
疲れた身体に…すっごい誘惑じゃありません?
ここでしばらく悩んだよ…。
ほんと悩んだ!

進む方向にはて観音岳の山頂が振り返れば地蔵岳と赤抜沢ノ頭が見える…。
ああ、私はどちらへ行こうか…?

とりあえず、とりあえず観音岳までは頑張ろう!

岩場急登を登るイラスト
観音岳からも鳳凰小屋へ通じる道はあるんだから、そこでどうするか考えればいい!
観音岳へ向かって歩き出す
そう決めたら、砂地っぽい白い道をひたすら登ります。

目の前を歩く一人の男性が心のパートナーですが…私が勝手に思っているだけなので、彼はあっという間に消え去り…相変わらずのALONEな登山が続きます。
ALONEなまま、しみじみ歩いていると彼が休憩していたりして追いつき、そして追い越せると…チョット嬉しい…。

つかず離れず誰かが近くにいる…

泣いているイラスト

ほら、ひとりで登山していると勝手にペースメーカーさんを作ったりしません?
登山道にあまりにも誰も居ない時って、高速道路の運転と同じで、同じペースの人と程よい距離感で歩けるとホッとする。
滑ったら落ちそう

でもさ〜…きっとアチラから見ると
やだぁ…神もボサボサ、顔もやつれた変なBBAが憑いてくる。
って思っているかもしれませんね…だから彼らはサッサと消えるのだろう。

その気持もわかる!私も得体のしれないオジサンにベタ付きされるのヤダモン

がっかりしているイラスト

そんなコトを思いながら歩いている内に
標高2841mの観音岳山頂に着いた!

12時48分観音岳山頂に到着

観音岳山頂

02観音岳から薬師岳、そして薬師岳小屋

地図観音岳から薬師小屋まで
観音岳は鳳凰三山の中で一番高い山!
だが山頂はあまり広くはなかった。むしろ一番狭い?
山頂で地図を再度確認すると
観音岳と薬師岳への道標
…観音岳山頂から鳳凰小屋までと観音岳山頂から南御室小屋まで…どっちが近いかは一目瞭然!

観音岳山頂から鳳凰小屋がずっとずっと近いよね…

不安を感じているイラスト
お空もだんだん曇ってきたし…鳳凰小屋でいいんじゃない?と思ったりもしますが…。

せっかくなら薬師岳も行きたい…!

口笛を吹くイラスト
観音岳から薬師岳への道は、どうやらハイマツ帯のなだらかな道っぽい。
しかもなんとなく…下り…!薬師岳までは比較的楽そう。

もうチョットだけ頑張ってみようか!

頭を掻いているイラスト
重いザックに辟易しつつも歩きだしてみた。
観音岳から見る薬師岳方向
観音岳から薬師岳へ向かう右手には北岳がドカーンと見えているハズなのですが、広がり始めた雲のお陰であまり見えない…
雲で全く見えない北岳
時おりチラっと見せてくれる姿が正にチラリズム感覚
北岳方面を見ながら歩く
けれどもこの稜線歩き、アッチを見てもコッチを見ても楽しい。
白砂の稜線歩き
こちらも白い砂地道。
なんだか錆びた看板
すっかり茶色くなって読めない看板も…。
ひたすら白砂の稜線を歩く
この頃になると雲がモクモク湧いてきて、その雲が稜線で分断されて面白い景色が広がり始めています。
山頂らしき雰囲気
結果…地蔵岳から観音岳までの苦しさを忘れてしまうぐらい、観音岳から薬師岳への道のりは楽でした!
観音岳から30分ほど歩いた所で2780mの薬師岳山頂に到着です。

13時16分薬師岳山頂

薬師岳山頂の看板
薬師岳の山頂は広く、大きな岩が点在している不思議な雰囲気のある山頂。
荒涼とした雰囲気の薬師岳
そうそう、このオブジェってここから夜叉神峠まで幾つかあったけれど…何のため?
夜叉神からたくさんあったオブジェ
晴れていれば…ここからドカーンと見えていたであろう北岳を心の中で描き…
全く見えない北岳
歩いてきた道を振り返る…。

もうすっかり雲が空を占領してしまい…お向かいにある北岳が全く見えない。
薬師岳山頂
でも柔らかな日差しが気持ちよく
いま来た道を振り返る
薬師岳の山頂もマッタリとしている人がちらほらと目に入る…。

う〜ん…私もマッタリ

苦笑いをするイラスト
している場合じゃない!
だってここまで来たら南御室小屋までたどり着かないとテント泊ができないじゃない!
ここから一番近い薬師岳小屋にはテント場はないのだ!

ここで座り休憩したい気持ちをグッとこらえて薬師岳小屋方面に向かって歩き出します。
薬師岳山頂に別れを告げる
薬師岳小屋へ向かって下り始めると、登りの人がちらほら…。
薬師岳に登ってくる人がぞくぞくと
白砂の道はまだまだ続きます。
白砂の道が続く
季節は10月…
山頂付近の紅葉
見て!この紅葉!
紅葉ゾーンに突入
空が曇っているから鮮やかな色合いで写っていないのが残念だけど、紅葉と白い砂地のコラボレーションがとってもキレイ!

あ〜本当に来てよかった!鳳凰三山!
紅葉と山
鳳凰三山の紅葉のハイシーズンはいつなのかしら?私はこれで十分満足だけど…。
紅葉ゾーン1
黄色の紅葉と深い緑の色合いもいいし
紅葉ゾーン2
紅葉のトンネルもステキでした。
紅葉ゾーン3
樹林帯、ハシゴ三昧、ゴーロ、岩場、砂地、不思議な雰囲気…どれもこれも私好みで本当に満足度の高い山です。
小屋の前まで来て、南御室小屋への方向を確認しようとしていたら…
薬師岳小屋前
小屋の中から長身イケメンなスタッフさんが出てきて…ついつお甘えてしまった。

南御室小屋はあっちでいいんですよね?

喜んでいる顔のイラスト
そんな初心者的質問に彼は…

Go-to-ロード!

よく意味はわかりませんが、まっすぐ進め!ってことえでしょう…。
目と心の保養をさせて頂いいて薬師岳小屋を後にした。