南アルプスにある鳳凰三山…ご存じですか?この魅惑的な名前に一目惚れ、登ってみて二度惚れした、私の「もう一度登りたい山ベスト3」に入った山の記録です。
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INDEX
01心惹かれる君の名は…
バテバテ山ガールと北岳の肩の小屋でテント泊(前編)で北岳へ登り、そしてその下山時の休憩時に友人が下山方向に見える山を見て言った一言。
え?何?その横文字…?
へ?何?その中二病をくすぐられる名前…?
友人の説明によると、北岳の真向かいにドーンとそびえ立つあの峰々、あれらを総称して鳳凰三山って呼ぶそうだ…。
さらに、その真ん中に突き出た岩はオベリスクと呼ばれる・・・。
このブログを読んでいる皆さんなら想像できるでしょうが、私…そういう呼び名に弱いの…!
いつか鳳凰三山へ、オベリスクへ行くことを心に誓った日でした。
02友人らと登ったドンドコ沢コース
その機会はそうそうに訪れました。北岳登山から1ヶ月ちょい経った頃に脱初級者?仲間のサポートを受けて大キレット・ジャンダルム縦走でお世話になったKさんに
のお誘いが!
で、どこに行く?の話題になった時に、心の中で思ったことを直ぐに口にしてしまう私は…
ゴーイングマイウェイの私の一言で鳳凰三山へ行くことに。
メンバーは私、Kさん、北岳で一緒に登った山ガールと友人Xの計4人。
鳳凰三山は夜叉神峠から登るコースや広河原や御座石鉱泉からなど様々なルートがありますが、今回はマイカーで一番ラクにアクセスできる青木鉱泉からドンドコ沢コースを登って、鳳凰小屋にテントを張ってオベリスクまで行くコースにしました。
※ゴメンナサイ!地図を書く時間がとれず…いつの日か書きます。
この時に歩いたドンドコ沢コースは急登だったそうですが…そのことをあまり覚えていません…。
スタートする青木鉱泉の標高は1,150mでテントを張る鳳凰小屋の標高が約2,400m。高低差が約1,250mもあったんですね!そりゃ急登だ!
確かに…下りを歩くのは危ないからと下山は御座石コース通って下山したんだっけ。
さて、ドンドコ沢コースのスタートは青木鉱泉からになります。
2日間の駐車代1,500円を青木鉱泉にお支払して登山開始。
この時、山への登山道は工事の為に閉鎖されていたので迂回路の工事現場を通過して橋を渡り、堤防前を渡るなど登山道とは似つかわしくない道をしばらく歩いてから…やっと山の中へ。
まずは歩きやすい登山道を登っていきます。
ドンドコ沢の登山道は頭上は木に覆われ、足元もたくさんの草が生い茂っていました。
しばらく登ると、南精進滝に到着。
そう、このドンドコ沢コースは4つの滝があるのです。
その滝は南精進ヶ滝、鳳凰の滝、白糸滝、五色の滝と名付けられているそうです。
南精進滝からしばらく歩くと鳳凰滝との分岐。
ところどころ崩落した箇所がでてくるようになり…
ここら辺りから急な斜面が続くようになった。
白糸の滝が見える場所に到着。…ってこの滝は白糸の滝だったかしら?
滝の間近までは近寄れなかったと思う。
更にてくてく上り…
最後の滝ポイント、五色滝に到着。
こちらの五色滝は落差約50mという大きな滝!
しかも滝壺近くまで行けます。
わ〜!と滝を見に行く中で山ガールちゃんが
山ガールちゃんは疲れているからと滝の手前の登山道で座り休憩に…。
そう、北岳に続いて彼女は疲れていた…。
そんなこととはつゆ知らず、はしゃいでいた私。それが追々切ない決断をすることに…。
私は滝のおかげでこのコースの苦しさを感じていなかったと思います。
滝を十分に満喫したら、また登る!
足元の土は砂礫のようなジャリジャリとした感触が感じられるようになってきた。
気がつくと木々が開けて…そろそろ見えてくるはずだよ、地蔵岳のオベリスク!
山小屋ももう直ぐだね〜、テントを張ったらオベリスクだ!と思っていたら…。
山ガールちゃんが不意に立ち止まり…止まった。
今回もグロッキー状態になってしまいました…。
ちょっと休憩して…あ、だめ…って感じでヘロヘロと座り込む。
座り込んで動けない彼女の状態を見ていて、Kさんが
今日のオベリスクは諦めて鳳凰小屋にテントを張ろう!
明日は時間の関係でオベリスクは登らず下山で
そう…先程書いた切ない決断とは…
オベリスクを目の前にして、オベリスクを断念…!
これだけ近くなったんだから、無理してでも登ればイイじゃんと思われるかもしれませんが、私にとってはKさんは山の経験豊富な絶対的リーダー。
その彼が決めたことなので、もちろん従います。
Kさんはパーティーがバラけるコトはしない人なので、山ガールちゃんが先へ行って下さいと言っても、友人Xが一足先に行ってテントを張って待ってましょうと言っても、
バラけちゃダメダメ〜
4人4様それぞれ思うことはあった中でのオベリスク断念でした。
が…でもね、私は本来パーティーはこうであってほしいと思っています。
そう、山は逃げない。
と開き直って、ここで十分に休憩をとってから鳳凰小屋へ向かいました。
歩き出した途端にオベリスクがちらっと姿を見せてくれたのが嬉しかったな〜。
あの小さく見えているオベリスクが
いつでもいらっしゃい…
と言ってくれている錯覚を覚え…近いうちに必ずリベンジしようと決めて鳳凰小屋でテント泊をして下山で終わった登山でした。
と、ざっとドンドコ沢を経由して鳳凰小山で行った思い出を綴りましたが…読んでもらえてお分かりでしょうが、記事にできる程この登山コースを覚えていないのです。
おそらく4人で、頼れるKさんも一緒だったことで自分自身が判断し、考える登山をしていなかったせいだと思われます。