冬は滑るばかりの白馬。バックカントリースキーツアーに入って幾度かは山方面へも行ったことがあるけれど、なかなかゲレンデを飛び出してまでは登りに行かない。
けれども、年々「スキー < 登山」になりつつある昨今、冬の終わりとともに山への思いも募ってきたので、滑り馴染んだゲレンデではなく、ちょっとお山近くまで散歩に出てみることにしました。
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INDEX
ー 塔ノ岳から新大日まで
ー 青空の下を楽しく歩く
ー 八方池で我慢ガマン
01リフトに乗って登山口まで
まずは八方尾根スキー場のリフトを利用して、リフト最終地点のグラートクワッドリフト降り場を目指します。
初めて八方尾根スキー場へ来た頃は
と。ゲレンデ内で迷子になったものですが…。
ここ数年は八方尾根スキー場で滑る機会がかなり増えたおかげで、どのリフトに乗ればどこそこまで行けると自分で判断して移動できるようにまで成長できました!
紫外線をたっぷり含んだ日差しが眩しい〜!
けれども雲一つない、真っ青な空は見ているだけで心も晴れる〜!
最後のグラートクワッドリフトに乗って、これから向かう白い山を見ていると早く登りたくてウズウズしますよ。
こちらはグラートクワッド下り場の目の前にある八方池山荘。
今シーズンのスキーのランチに初めて入ったのですが、マンガの量が半端ない〜!
私がここに泊まったらきっとマンガを読みふけって終わりそう。
リフト降り場の向かいに、唐松岳方面への入り口があります。
その入口近辺にはビーコンチェッカーや雪崩情報なども記されています。
八方もいつの間にかこういうコトを始めたんですね。素晴らしい〜!
ゲレンデのバーンからは一段分高い場所への雪の斜面。
そこを板を脱いでツボ足で登ってゲレンデとの境界線を越えます。
ちょっと登った先の平らな雪面でスキー板にスキーシールを貼り付けます。
ここら辺りは風景を見に来たスキーヤー、ボーダーさんもたくさん。
装備を見れば、冬山登山者、ツボ足のボーダーさんも多い。
何だかスキーシールなんて仰々しい?なんて思ったりもしましたが…まあ、練習も兼ねているのでシールをつけて登ります。
ホントは仲間がいた予定だったんですが、諸事情でスキーへ来れなかったので一人で登ることに…。
そう他の仲間に告げて一人歩き出しました。
そう、自信がないコトに対してはかなり後ろ向きなのが私の登山。
02青空の下歩く
スキーシールをつけると、スキー板が後ろに滑り下がることなく上り斜面を登れます。
昔のバックカントリースキー仲間がいなくなってしまったので、久しぶりのスキーシールをつけての登り…シールが噛みつかない斜面だとちょっとズリッと滑りがち…こういうのも経験なんですよね…。
上手い人はスルスル登っていく。
ツボ足の若者たちにもドンドン抜かれていく〜!
唐松岳を正面に見て、左手に白馬の町並み。右手に白馬の峰々。
の言葉しか出てこない楽しい雪山歩き。
ふと左手を見ると、階段が。
ああ、この階段は夏に唐松岳へ登った時に登った階段。
あの時はジグザグと登っていきましたが、階段が木々が雪に覆われた今はひたすら直登!
おお!ケルンが見えてきた。
八方尾根スキー場から八方池までは大きなケルンが点在しています。
今日みたいに晴れきった日ならなんの問題もなく歩けるこのルートですが、ちょっとでも視界が悪ければ現在地を見失うとか…そんな時にケルンは心強いんでしょうね。
途中ですれ違った登山者のオジサンに
帰りは楽だね〜
と声をかけられました。
うん、私がいまいち雪山登山に踏み切れないのはやはりスキーが好きだから!
スキーで登れるならスキーで登って帰りはサーッと滑って帰ってきたい…さらにその滑る斜面がパウダーだったら尚良しなわけで…。
ほぼ、雪に覆われた斜面ですが、時おり何かがヒョッコリでている。
夏に登っておくと、冬の山も更に楽しいってこういうことですね!
また、大きいケルンが出てきた。
白い山にケルンかっこいー!
今回、この写真たちをパソコンに落として、管理アプリで整理していてギョッとした一枚…。
得体の知れない生物が写っている!
…
……
………先程のケルンの別の顔です。
人は点が3つあると顔に見えるといいますが、これは鼻の部分まで…作り手さんソコんトコ狙ってる?
相変わらず山座同定ができないのであそこに見える山が何だかわかりません。
スキーシールで登っているおかげで対して疲労を覚えず、あっちこっちを見ている間に気がついたら八方池近くまで来ていました。
夏山だと、ここに来るまでも長く感じたんだけど…なんでだろう?スゴく楽に来れた。
う〜ん…これは検証のために今シーズンの夏の唐松岳ももう一度来ねば!