03合戦小屋から燕山荘まで
さて、合戦小屋を出て自分が優先チームはさっさと進みます。
さっさと登るのは苦しいけれど、この辛い登りを1分でも早く終わらせたいので自分が優先チームに属しました。
空は相変わらずいい天気〜!けれども登るだけで精一杯だったので写真はほぼ撮らず…。そして自分が優先チームの友人C男に幾度このお願いをしたことか…
友人C男から返ってきた返事は…
ヘラヘラ笑って言われます…
と友人C男に向って毒づきながら呼吸を整えている脇を…休まずゆっくりと淡々と歩く初老の方に追い抜いていかれました。
この方、合戦小屋を出てからすぐの場所で私達が追い抜いたけれど、結局私達を抜いて登って行かれました。その歩みを見ながらああいう登り方が理想的なんだろうね…と思った。
さて、その後も登り続けると燕山荘がちっちゃく見えてきた!
体力に余裕の友人C男はちょこまかしながら振り返りは「まだっすか?」「だめっすね!」って顔している…なんだかその姿が実家で飼っていた犬を彷彿させる…
子どもの頃、犬を追いかけてはこんな顔で逃げられたもんだ…。
もう、周りの他人に聞かれてもいいから、そいつに向かって毒づきながら登ってます。
息はゼエゼエ。顔は汗まみれ。足はガクガク。
もう、いっその事座って休もうか?と、もうひとりの自分と相談しながらも一歩一歩足を進めていくと…燕岳と燕山荘の分岐点へたどり着きました!
左に進めば燕山荘。右に進めば燕岳。の看板に従って左に進むことに、燕山荘に上がっていくための石段があるのですが、このもうチョットの石段を登るのがツライことツライこと。
先に登っていった友人C男が階段の上から余裕の表情で見下ろしてます。
口からゲホゲホッ!とかヒュ〜…とかの奇音が漏れつつも石段を登ります。そして、やっと…
14時04分燕山荘へ到着
階段を登り切った先に…目の前に燕山荘がそびえ立っていました。
朝8時50分にスタートして14時に今日宿泊の燕山荘へ到着!…当時は小屋泊装備で5時間かけて登りました!
ザックを降ろし、しばし放心…こみ上げてくるものがあったでしょう?って?いやぁ全くなかった!
疲労が溜まり過ぎると気持ちがめっちゃ後ろ向きになりますね…。
仲間が来るまでどれほど待つのかわからなかったので取り急ぎチェックインすることに。
燕山荘の外観は赤い屋根と茶色の壁のカワイイ山小屋。内部の雰囲気も素敵で掃除も行き届いていて人気の宿というのも納得です。
予約した旨を告げ、宿泊の手続きを済ませて残りのメンバーを待つことに…
のんびりチームは30分後、メタボチームは1時間後に無事到着し全員集合。
と思っていたら、今日中に今いる燕山荘からチョット歩いて燕岳へ行くそうだ!マジで〜?
本当はさっさとぐうたらしたかったけれど、1時間近く休憩したおかげで体力はかなり回復し気持ちは前向きに…
まあ、近いなら行ってみてもいいかと燕岳へ向かって歩き出すことにしました。