04三俣峠を目指す
13時07分三俣山荘を出発
三俣山荘を出た場所ある標識で道を確認する。大体の道は、テント場の後方から分岐していくらしい。
なので整備されたハイマツの道を越えて、テント場に向かう。
テント場にある道しるべを再度確認。
三俣山荘のテント場はとても広い
雲ノ平テント場も良かったけれども今度は三俣山荘のテント場にも泊まりたい。
これから先はまた登りになります…鷲羽岳の下り道で見えていたからわかってはいたけど…頑張ろう!
テント場脇を通りすぎ、ちょっと登って振り返ると…さっきまで居た鷲羽岳の全体がどーんと見える
こうやって見ると、人間の足ってなんだかんだ言って進めるんだと感慨深いです。
そして見ての通り、可愛くない上りが始まる。
オムライスはちゃんと消化されパワーの源になっているのにやっぱりしんどい。
無理せずゆっくりゆっくり登る。
さぁ!どんどん追い抜いていってくれ、後ろを歩く皆様!
この岩場で声を掛け合ってお兄さん、彼は今日黒部五郎岳まで行くそうだ。
早くお風呂に入りたいですね
そうしたことを言って去っていった。そうだね…私も山から降りたらふやける程お風呂に浸かりたいわ!
岩場の道がやっと終わるとこの先に登るべき山がうっすら見えてくる…
今回は木道を結構歩いたが、こんなデザインの木道もあるんですね。
双六小屋に行くのは三俣蓮華岳〜双六岳を経由していく稜線コース、稜線コース+巻道と巻道がある。
時間も午後なので今は無理して三俣蓮華岳を上ったって何も見えないよね!私の巻道選択は正しいよね?そう思いながら登る。
そしてようやく着いた三俣峠
14時07分三俣峠に到着
三俣蓮華岳はガスで真っ白だ。何も見えない。
ガスも激しく同意してくれている…。迷うことなく双六小屋・巻道へ向かって突き進む。
05そして双六小屋へ
黒部五郎岳だって、いつか行きたいんだから…その時に登ればいいのさ。
三俣峠から双六岳の巻道は緩やかな下りから始まった。
ガスも濃く、残念なことに周り視界は良いと言えないのだが、高山植物と何だかドカンと広がった道のおかげで楽しく歩める
時たまガスが晴れると周辺の山々が見えて嬉しい。
あの稜線の上からはどんな風景がみえるのかしら?
と思ったらすぐがする…山の天気はほんとコロコロ変わりますね。
ここの道は全体的に視界がよく歩いていて本当に気持ちが良い
その見通しの良さが時たま残酷な道を見せつけてくれる…。
巻道だから楽だと思っていたのに…岩場の上りが目の前に広がっているじゃないどういうこと!
ここでか観念してプチ休憩。
アミノバイタル系ゼリーを飲む。
思い出してみればこのアミノバイタル系を取ったのは今回初めてだ。
もっと初めから取っていればこんなにバテなかったのかしら?
10分ほど休んだら再び登り始める。
岩場は昨日の薬師沢〜雲ノ平でお腹いっぱいなのに…。
山をゆっくり登り上った先に現れた階段を上り…
あともうちょっとのハズの双六小屋がなかなかつかない、あーしんどいなぁと思っていると雪渓が現れた。
今日は双六小屋まで行くと旦那に連絡をしたいのだが三俣山荘からここまで全く電波が通じない…三俣山荘も双六小屋付近も電波が通じないことを事前に調べ、ダンナに通知済みなので今日も連絡できなくても問題ない。
そういえば、数年前に来たときに電波を求めて双六岳山頂まで行ったんだよなぁ…。
双六岳の山頂もステキだったから、また登りたけれど残りの体力が無理と叫んでいる。
再びなだらかな道を歩く、この道お花好きさんだからきっと楽しい道だと思う。
やっと着きました巻道分岐!ここまでくれば双六小屋もうすぐだ。
とても辛くて長かった今日のコースも、もうお終いかと思うと…どれもこれもあっという間でした。
鷺羽岳の登りを選択した直後は
あーやっぱりやめとけばよかった
と思ったりもしたが、歩き終わってみれば…いやいや今日のコースはなかなか良かったもんだと我ながら自画自賛。
眼下に双六小屋が見え始める、あーもうちょっとで双六小屋!
小屋が見えているんだからマッタリ下っても良かったのだが、私のポリシーとして16時までには宿に行こうと決めているのでセカセカ降りる。
そうさ、どうでもいいポリシーのために頑張って降る。
15時58分双六小屋に到着
そして15時58分双六小屋につきました!
16時前に着けた!偉いぞ!私!
この後の双六小屋でのマッタリタイムや初めて迎える登山4日目の朝のアレコレは、次回・最終話の「雲ノ平・水晶岳を目指して単独テント泊で縦走(5)双六小屋〜新穂高温泉編」に続きます。