唐松岳から五竜岳の楽しい稜線をテント泊の重みと共に歩む(1/3)

タイトル唐松岳五竜岳1

週末の天気予報が良くなったのと家庭の事情で急きょ決めた登山。急に決めすぎた為、どこがいいのか考えて…一番お手軽に稜線歩きを楽しめる唐松岳を〜五龍岳を選択。天気に恵まれた楽しい山行の思い出です。

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目次

01家をでることを決める

この週末に向けて…ダンナは自宅での勉強に忙しい…ヒマさえあれば何かの本を読んでいて、邪魔できない雰囲気。なら私が居ないほうがいいよね?

気にしないでいいよ〜でも邪魔はしないでね

会話する夫婦のイラスト
いや、きっとするよ…私は。ならば…そっと身を引く感じで…

今週末、登山に行くことで留守にしてあげるのが内助の功よね?

と、ダンナの為を思って…登山へ行くことにしました。あくまでダンナのためですよー。
それに、月・火・水…と日が進むにつれて週末の天気予報が良くなっていくんですもの!2017年の夏は週末は大体が雨という悲しい夏の中、やっと現れた晴れマーク。
登山、今行かなくていつ行くの?

今でしょ!!

林先生のモノマネをしているイラスト
で、本当に急に決めちゃいました。

バスはかろうじて白馬行きを確保できたが…朝発…白馬地域に着くのは12時になってしまう。
そうすると初日に行動できるのは良くて4時間か…どうしようかと地図を見ていると…今まで歩いたことのない唐松〜五竜〜鹿島槍区間が目に入ってきた。

月曜日会社を休んで2泊3日用意すればこの区間歩けるよね?

座って地図を見ているイラスト

初日に3時間半、2日目に12時間、3日目に5時間。かなりハードかもしれない…。
そして、結果は唐松岳〜五竜岳〜遠見尾根で下山となったが、それは結果的に楽しい登山となったので良かった。
ちょっとでも無理かな〜?と思った時には諦める、欲張らなければいいこともある。そのことを学んだ登山だったと思います。

で、五竜山荘に着いた時に遠見尾根下山を決めたので、家を出発する時には八峰キレットを通過する気まんまんな私。
ヘルメットも用意して久々に被ってみる。

いやあ〜ヘルメットかぶるとホント変なんだ。私!

ヘルメットを被ったイラスト

だから本当は被りたくない…。ダンナもその頭を見て笑っている。
けれども、けれどもね、安全のためにはヘルメット持って行かないとよ。
あーあ…頭のでかい私でもオシャレにかぶれるヘルメットってないかしら〜?

02唐松岳登山道までの移動

確保した白馬行き高速バスの出発時間は6時半、八方バスターミナル到着は11時30分過ぎ。
そこから計算すると、12時半には八方尾根スキー場のグラートリフト降り場にはついているはず。
全てのコースタイムを幾度も脳内でシミュレーションをしながら朝6時にバスタ新宿に到着。

バスタ新宿にある時刻表

荷物を置きバス乗り場を確認し、さぁトイレへ行こうと思うと…女子トイレすごい行列!!!!
こりゃ〜参ったな〜…と思いながら並び…並び…やっとトイレのエリア内に入ると、中では女の子たちがメイク中でごった返している。
そうか…これからアッチコッチへ出かける女の子たちはココで完璧に整えてから行くのか…。
女子たちの間をかいくぐりながらトイレの長蛇の列に並び、今後はバスタに着く前に駅構内のトイレを利用することを心に誓いました。

バス出発時間の6時35分のちょっと前にバス乗り場に移動。
バスの乗車受付は乗るバスの真ん前で行われているので受付をすまして無事乗車できました。

バスタ新宿のバス乗り場

後は乗っていれば白馬に着くだけ、楽チン楽チンだと思っていたが…そうだ‥6時半の出発のバスが渋滞に巻き込まれないわけがない。
私達がスキーへ行くとき、渋滞が嫌で都内を4時に出ているコトをすっかり忘れていた…。
新宿を出て白馬に着いたのは新宿を出て6時間後…すでに1時間の遅れが発生していた。

八方尾根スキー場アダムゴンドラの乗り場

八方尾根スキー場のアダムゴンドラ乗り場でチケットを買う。
荷物の重さ15キロ以上だと追加で荷物料金がかかるので、売り場にあった体重計でザックの重さを計ると14.5キロ…ギリギリセーフ!
それに加えて自分の登山靴とペットボトルの水の重さを考えると17キロ位を持って山を歩くのか…あまり考えたくないですね。

八方尾根スキー場はスキーシーズン中に幾度も滑りに来る、通い慣れたゲレンデだ。
ゴンドラから見える街並みが…真夏なんだから当たり前なのだが、雪一つなくてかなり違和感を感じます。

八方尾根スキー場アダムゴンドラに乗って上がる

ゴンドラの終点、兎平にあっという間に到着。

兎平に到着

冬はコブまみれの兎平の斜面も草に覆われてフッサフサ。
ここから向かって右手にある4人乗りアルペンクワッドリフトに乗ります。
乗っていると周りの人達が脚をブラブラさせて乗っている。

兎平のクワットリフトに乗る

なんかブラブラしたくなちゃうんですかね?

黒菱のリフト降り場に到着

クワットリフトを降りると今度は左手にあるグラートリフトに乗り換える。

グラートのリフトに乗る

いつも滑る斜面の下が、実はこんな風になっているかと見ながら乗る。
この斜面…上から滑り降りてきて、何とか向かいの黒菱平リフトまで勢いつけて登り切りたいけど…登れなくてピューっと下がるのよね…。

そしてグラートリフト降り場に到着した。

グラードのリフト降り場

朝、家を出て電車・バス・ゴンドラ・リフトと乗り物に頼って移動してきた道のりもこれでお終い。
ここから先は自分の足のみで進むことになります。

03八方尾根トレッキングコースを進む

地図八方トレッキングコース
八方池山荘の前で準備を整える。
もう、下山してきた人たちがくつろいでいるが私の登山はこれからです…。
また、リフトで登ってきたトレッキング散策の方もまだまだいて周囲は賑やか。

13時30分登山開始

グラードのリフト降り場から登山を開始する

登り始めは歩きやすい木道の道を緩やかの上がっていきます。
子ども連れもお年寄りもたくさんいる。そして、私の行動開始とほぼ同時にスタートした大人数のおそらくテント泊の団体さんもいた。

木道の道を登る

自分と同じよう目的の人がいるとちょっと心強い

登山者がたくさんいる

木道左側通行ではっきり書かれているのがありがたい。

木道は左側通行

ほら、よくあるじゃないですか…木道で鉢合わせ。譲り合いできない人と鉢合わせると面倒なんだ。

お天気は天気予報の通り、とても気持ちいい天気!
ああ、思い切って来て、本当によかった!

木道と青空

しかし登山開始時間はかなり遅いという事もよくわかっている。
前を歩いている団体さんたちの姿が心強くもあり…テント場獲得のライバルでもあるのだ。

木道を進むテント泊の団体

団体さんが開けた場所で、みんなで上着を脱ぎ脱ぎしている間に抜かさせてもらう。

道標がある

八方尾根トレッキングコースには印象的なケルンがすごく多く、目印になるので心強い。

ケルンが出てきた

午後2時になっても天気は凄く良いのでチリチリと肌が焼けていく…。

石畳を上る

30分ほど歩いても周りに人が多い、よく見るとみんな気軽なファッションだ。
あ。遊歩道歩きの人が多いんだ…登山者は…あまりいないかも…!

石畳の階段を上がる

歩き続けると、とても大きなケルンが出てきた。

大きなケルンが現れた

ここから見える白馬の山並みが迫力満点!
白馬の山々が見える

ここには「白馬連峰展開図」という看板があるので、あの山がコレね〜と確認できます。

白馬の山々の解説

そして、進むべき道が長〜く続いていくのが見える。

道を進む

右を見れば八方池が見える場所まで来ると、時間帯のせいか?だいぶ人が少なくなる。

八方池が見える

だんだんと人も居なくなってきたな〜と思ったら…トレッキングコースも折り返し地点となり

ケルンとその先に進む日

いよいよ登山道が始まります。

唐松岳登山道注意書き

こちらに、なんとなくだが…強そうな雰囲気を持った男の人が座っていた。

只者ではない人のイラスト

ジョジョの奇妙な冒険で言うならば空条承太郎みたいな感じ?

唐松岳登山道入口

何者かしら?とチラリとだけ見て先に進むことにする。

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