さあ、いよいよ今回の登山の核心部であるくさり場と吊り橋ゾーンに入ります。ココが歩いてみたくて登りに来たのですが…思っていたよりは、ハードでした。
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前回の記事は…
九ヶ岳から吊り橋まで
12ある岳のうち、九ヶ岳までたどり着いたので、残る岳は3つ。
一ヶ岳からココまでの道のりを振り返ると、十二ヶ岳までは余裕だろうな。
ま、チョット怖い吊り橋とくさり場がチョロチョロってあるだけだろ
って、この時は思ってた。
登山前に登る山の危険箇所は調べてから登りに行っているつもりですが、三大キレットや槍ヶ岳、劔岳みたいに有名な山じゃない低山だと、その鎖場について詳しく紹介しているサイトを見つけられないので…実際は現場へ行ってみて
思ったより鎖場多いじゃん!
って目に合うことが多い。
今回の十二ヶ岳でもそうでした。
動画サイトなら、十二ヶ岳について詳しく紹介している動画もありそうですが…見るタイミングがないのよ。
って、ブツブツ言っている間に十ヶ岳に到着。
九ヶ岳から6分で着いちゃった。
十ヶ岳を過ぎたら、しばし登り。
その先にはトラロープが垂らしてある道が現れた。
登りの人には必要ないトラロープだったと思うので、きっと悪路時に下りの人の手助けになるトラロープなんだろう。
ま、鎖場、鎖場って言ったってこんなもんだろうな〜
低山だし。
って、傲慢に思っていたら…急な登りがでてきたよ。
頼りにして登るにはチョイ心もとないトラロープが垂らしてある。
ここもトラロープに頼らず登れました。
登った先がちょっと開けている感じになり…。
十一ヶ岳に到着。
十ヶ岳から14分ほどで到着しました。
今までの峰と峰間に比べると間が空いているわね。
残るは最後の峰の十二ヶ岳。
そのまま進んでいく間に見えた、あのこんもりが十二ヶ岳かしら?
今いる場所から考えると…
十一ヶ岳から十二ヶ岳は距離がありそうね
まあ、今までが楽すぎたんだ。
気を引き締めなおして進もう。
そのまま進んでいくと、前方に人が居た。
私を抜く人は居ても、私が追いついた人は居なかったので…チョット嬉しい。
でも、私が追いつけたのには理由があった。
急な下りだよ。
鎖場だよ。
前の人が降りきり、離れて行ったのを確認したら、私も降りる。
ほら!なかなかの下りでしょ?
その先にはズルっと滑ってしまいそうな斜度の下り道が登場。
そして、再び岩の下り。
………待って!
私はなんで…こんなに下っているの?
最後の峰である十二ヶ岳が一番標高の高い場所でしょ?
十一ヶ岳から、こんなに下ると…十二ヶ岳への登り返しがキツくなるってことよね?嫌だわ〜。
なんて思ったって、道は下るんだから下るしかない。
もう一つついでに岩場を下りきって…ついに来たよ十二ヶ岳名物の吊り橋。
この橋…短いんだけど…揺れるらしく、前を歩く方々がキャッキャッはしゃいでる。
吊り橋前にはこのような注意書きが
オッケー!
注意されなくても…私はひとりだ。
前のグループが居なくなったので、私も渡ってみると
揺れる〜揺れる〜
縄と鎖で固定された橋はよく揺れた。
高所恐怖症の方は苦手な橋かもしれない。
ひとりなので、この橋を渡って、戻って、もう一度渡って…と吊り橋を十分満喫した。
吊り橋から分岐点まで
吊り橋を渡った先には鎖場オンパレードが始まる。
そう!十一ヶ岳から下った分を登り返すのだ。
縄のロープが設置された岩場を登り、
縄と鎖が設置された岩場を登り
黄色と赤のロープが設置された岩場を登り
鎖が設置された岩場を登り…
最後に縄が設置された岩場を登る。
それぞれの写真の鎖やロープが違うことから、全ての鎖場がそれぞれ別物だというコトが証明できたことでしょう…。
鎖場好きの方にはフルコースな登山道でしょ?
私も十分満喫した!
ココを過ぎれば十二ヶ岳の核心部はオシマイ。
メインイベントが過ぎ、平和な登山道へ戻ると…
十二ヶ岳まで長いな〜まだ?
って思ってくる。
そう、十一ヶ岳を通過してから35分。
いまだ十二ヶ岳に着かない。
ゲームのラストダンジョン並みに十一ヶ岳から十二ヶ岳までは長い。
それもこれも、1〜11までの感覚が短すぎたせいだ。
桑留尾分岐から十二ヶ岳山頂
何やら道標が見えてきた。
私が今回の登山の下山に使う、桑留尾方面への分岐点だ。
十二ヶ岳山頂まで行ったら、下山時はココまで戻って来ることになる。
この分岐を過ぎれば、十二ヶ岳山頂はスグ。
先に吊り橋を渡っていった人たちの声が聞こえる。
10時30分に十二ヶ岳山頂に到着
7時15分に毛無山登山口を出発し、毛無山山頂に8時35分に到着。
そして毛無山山頂から2時間かけて十二ヶ岳山頂に着いた。
低山登山にはちょうどいい時間だね。
十二ヶ岳山頂からも富士山が見える。
ちなみに上に写っているピンクのザックは私の物。
小さいけど、レインも防寒具も登山必需品全部入れてあるよ。
山頂はあまり広くない。
けれども複数の祠と山頂標識があった。
こちらの祠には最上権現と書いてある。
賽銭箱があるのだが、ココまで取りに来るの大変だろうな。
山梨県の山は山頂から富士山を愛でる山を紹介する記事を多く見るんだけど、十二ヶ岳は富士山が見えなくても十二の岳と鎖場や吊り橋で十分楽しめる山でした。
こういう山を今後はもっと見つけて登りに行きたいな。
次回「鎖場と富士山を満喫!毛無山&十二ヶ岳(終)桑留尾へ下山編 」に続きます。
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