前回の栂池BCの次の日に行った、八方尾根スキー場からのバックカントリースキー。こちらも登山というよりはただの写真の羅列とそのコースの情報にもならない個人的な思い出なんですが…一応…山にまつわる思い出なので、アップさせてください。
白馬八方尾根スキー場
白馬八方尾根スキー場はご存知ですか?
私は仲良くしてもらっているスキー仲間のホームゲレンデということで、スキーワンシーズン中に8回ぐらいは訪れるスキー場です。
こちらの八方尾根スキー場はスキーのみならず、グリーンシーズンは唐松岳への登山の起点としても有名なので、訪れる登山者も多いのでは?
今回のバックカントリースキーはこちらの八方尾根スキー場のリフトで行ける一番高い場所から登って滑ってきました。
まずは…リフト乗り場。
なんですが…3月中旬の白馬とは思えないぐらいの雪の無さ!
例年ならココらへんも雪でまだまだ真っ白なんですよ〜!
八方尾根スキー場に設置されているリフトを乗り継いで八方尾根スキー場の一番高い場所にあるグラートクワッドリフト降り場へ到着。
国際第一ペアリフトからここに到着するまで60分ぐらいかかるのかしら…。リフトでそれだけかかるということは…歩けば何時間もかかる距離なんだろうね〜。
ここの降り場は夏山登山でも唐松岳への起点になる場所なのですね。
ほらほら!
八方池山荘さんに見覚えあるでしょう?
ここから、バックカントリースキーは始まる。
なのでスキー板にシールをくっつけたり、上着の脱ぎ着をして体温調整。
ビーコンチェックも忘れずに!
このゲートを通過すれば、スキー場外になります。
そういえば…数年前にはなかったこんなゲートはなかったわ。
それだけ…なんとな〜くこの先へ行ってしまう人が多いのかしら?
ゲートを通過した先に広がるのは白馬三山!
夏の白馬三山は茶色いが、冬の白馬三山は真っ白!
さあ、行くよ!
一度ゲレンデを振り替えって、数時間後に同じ場所に無事戻って来れることを祈る。
これはバックカントリースキーのみならず、登山時も同じことをしています。私。
夏山の時は、八方池山荘からの登りは木道を歩くのですが…冬は雪に覆われて木道は見えない。
そして、この日は風が強いため、雪面がガチガチに凍っていて足元が滑り…登るのが大変でした。
登っては滑り、登っては滑り…を繰り返し…途中で嫌になってアイゼンを装着!
バックカントリースキーでもアイゼンがあると断然登りやすい!
そうそう、今回は男3人
1)栂海新道を一緒に歩いた超人(BCも超人)
2)果てしない体力と怪我をしても滑る超人(今回初BC)
3)登山歴が長く、こよなくヤマノススメを愛する超人(今回初BC)
と女の私1人だったので…体力的にきつかった…。
でもね…そこはひとり登山経験を積んできたきた私…。
周りに流されることなく、マイペースで登ったわ!
後ろにひとりいたので…ちょっとでも私を置いて登っていこうとしたら
それでも先に行こうとしたら…
保護者に言いつけるなんて…子どもかよ…なんて見苦しいんでしょう…私。
でも、いいの、パーティーがバラけないためならひっくり返って暴れてやるわよ!
向こうからパーティーを組んでバックカントリースキーへ行きたいです!って言ってきたんだから容赦しないわよ!
こうして出だしをかな〜りゆっくり登っていくと…上りだして30分ほどの場所にある小屋に到着。
八方尾根スキー場から唐松岳への登山をされたコトがある方なら記憶にあるのでは?
その近くには…見慣れたあいつが出てきたよ。
このコース名物のケルンたち。
この子達と再会できて嬉しい。
この日はとにかく天気がよくって…周りの白き山々もよ〜く見えて…もしも単独だったらずっと写真をとっていそうな美しい一日でした。
ですが…そこは団体行動…仲間に迷惑をかけないよう、写真よりも登りに頑張った!
その結果、上のような小さい写真は同行した友人から貰った動画のキャプチャ画面です。
画像があまりにも荒いので、どうしても画像が小さくなってしまいました。
そして次に会ったケルンは
人の顔にしか見えない第二ケルン。
ココらへんから風が強くなってきて、体感温度が下がる。
ちょっと寒いな〜上着を着ようかな〜?どうしようか〜?
と考えている間に…
第三ケルンに到着!
夏の唐松岳への登山も第三ケルンまでなら楽なのよね〜。
ここまでなら遊歩道チックだったし。
ここからは滑った斜面がよ〜く見えるように!
うわわわ!早く滑りたい!
でもでも、滑っちゃうと…ここらの風景ともおさらばになるから…もっとココに居たい!
欲と欲に挟まれて、無意味にテンションがあがる〜!
あまり滑りに行かないけれど、八方尾根スキー場のお隣りにあるスキー場の白馬47のコースもよ〜く見えるよ!
白馬47はフォーシーズン、7日日いつでも楽しく遊べるってコトからつけられたってきいたけどほんと?
ちなみに私は
と勘違いして、どえらい恥をかいたことがコトがあります。
え?どうして恥をかいたかって?…大人だったらわかるでしょ?
滑り出しはもうちょっと先まで登った先で…と栂海新道の男が言うので、
もうちょっと登る。
この先はちょっと痩せ尾根気味になってきた。
痩せ尾根は…夏山で慣れているからか?あまり怖くはない。
だだ、今回BC初デビューの友人は大変だったみたい。
こうして痩せ尾根を下って上った先から、やっと滑り出す。
すでに滑った後のある斜面…そこからいかに自分の楽しいラインを滑るか…滑り出しの選定がこれまた楽しい。
じゃ!滑るよ!
この斜面は…気持ちの良い滑りで間違いなし!と思ったら…
雪がフカフカよりモソモソしているため、雪の圧に足が負け負けで滑るのがきっつい!
スキーのレベルでは今回のパーティーでダントツで一番下手な私はかなり苦労!
下るだけの滑りなのにすっかり疲労。
滑りきった先で、昼食。
そしてシュプールと板のコラボ写真。
ああ。なんて。自己満足な写真!
世には自分の滑ってきたラインをわかっている人がいるそうですが…
私はまったくわからない!
この数本あるどれか一つが私の滑ったシュプールなのは間違いないけど…わからない!
昼食を摂っている場所の近くにもこの先も滑れば〜?と誘ってくる斜面が広がっていますが…この先へ進むと…二度とゲレンデへ戻れません。
このどこまで滑れる?そしてどこで引き返す?の判断がバックカントリースキー初心者には難しいです。
今回は経験豊富な仲間がいてくれてたので、とっても安心して行動することができました。
ということで…ここから登り返す!
登りはやっぱり辛いので、ついつい右手気持ちよさそうなバーンへ滑っていきたくなるけれど…。
だめだめ!
あと、登り返しの斜面は風が吹かない場所&午後13時のせいか?とにかく暑かった〜!
雪山なんですけどね、最終的には薄手の長TとTシャツで行動していました。
それもで日焼けをしないように、ゴーグルとフェイスマスク…でも焼けた。
また、テーピングテープをかかとに巻いていたけれど…。
それでもできる靴擦れのコンチクショー!
第一ケルンの側まで登り返して…登り終了。
もう一度地図をアップします。
この赤線を登って滑ったわけです。
こうして楽しいバックカントリースキーをスキーシーズン最後に味わえて幸せでした。
その後はゲレンデへ戻って滑ったのですが…。
栂池、八方と2日続けた疲労が足にガッツリ来ていて…まともに滑れない〜!
踏ん張りもきかず、なんでもない場所で転ぶ…。
他のメンバーはなんともない〜と楽しく滑っていく…その後ろ姿を見て思ったことは…
と、今回のバックカントリースキーレポも、情報にもなんにもならない私の思い出だけで終わります。
バックカントリースキーは夏山登山よりもリスクが格段に上がるので、あまり詳細を書くのも…と思うところもあるからです。
私もバックカントリースキーへ行くときは、経験豊富な仲間と一緒&天候と雪が安定している時。と決めています。
バックカントリースキーに興味がある人は、一度バックカントリースキーツアーに参加してみてからががいいと思います。実際私もそうでしたし。
白馬エリアなら…カラースポーツさんを幾度か利用しました。
以上で、山レポというか…私の思い出レポを終わります。