初めての単独テント泊は燕岳で(前編)

目次

05テントを設置しよう

一度も座り休憩することなく登ってきたので、燕山荘の中で休もうかとも考えましたが、この先もっと天候が悪くなることを恐れ早急にテントを設置することにしました。
燕山荘でテント泊(¥500/人※2012年9月時点)の申し込みをすると、テントに括りつける札を渡されます。
私が到着した時点で張ってあるテントはたったの1張り。
噂では大人気の燕山荘のテント場なのにこんなにガラガラでいいのかしら?どこにでも張れちゃう!状態ですよ!

でもどこに張るのが一番いいの?

グランドシートを持って悩む顔

テント場をうろうろ歩き回りながら平坦そうな場所に設置します。風も雨もさほどなかったので、手こずることなく無事テント設営が終わり、燕山荘で渡された札を結び付けた。
テントを設置
おお…これで完璧…私、1人でテント泊装備で登り、1人でテント設置ができた!

この年齢で初めて味わう達成感でイッパイ!

満足気な顔
30分(^_^;)ほどかけて張り終えてもテント場にはたったの2張り…。
ほんと、毎日アルペン号で一緒だった方々はどこへ行ってしまったのかしら?そして、天気の方は残念ながら回復しないようだ…燕岳がある方向もこんな感じ…。
設置したテントの中で悶々と願う。

晴れてくれないかしら…

テント内で頭をかいている
今の時間はまだ10時半…今日という日はまだまだたっぷり…。
燕岳への登頂は明日の朝のお楽しみにとっておいて今日は燕山荘〜大天井間の稜線を散歩してみることにした。

06楽しい稜線歩き

地図燕山荘から大下りの頭
曇っている燕山荘周辺
燕山荘の裏手にある登山道から大天井へ向かう道はほぼ平坦、周りは相変わらずガスっているため、不安を感じたらいつでも燕山荘へ戻れるようにダラリ、ゆっくりと歩く…
曇っている燕山荘周辺2
少しずつ、雲がバラけ始めたきもする…
曇っている燕山荘周辺3
するとみるみるうちに…
燕山荘周辺天気
雲が消えて…晴れてきたよ〜!
燕山荘周辺天気が回復燕山荘周辺天気が回復し周りも見えてきた
この間歩き出してからわずか5分ですよ!山の天候は変わりやすいと聞くけれどここまでとは…!
空がどんどん晴れて行く様を見ながら歩くのはとても楽しいけれど、これだけ早く天気が変わるのを見ていると悪天候に変わるのもあっという間だよね〜ということで天気を気にしながら、とりあえず蛙岩まで歩いてみようと決めました。
蛙岩を目指す

11時13分蛙岩に到着

蛙岩
この岩、ものすごく大きいです、この後の山行でも何度か見ましたが…。

一体どこがカエルなんだろう?

考えている後ろ姿
もともとカエル嫌いの私ですし、月で餅をついているウサギも見れない私はその姿を発見することができません。
蛙岩道標
まだ12時には時間があるし天候もどんどん晴れているので、マイルールを決めてもうちょっとだけ歩いてみることに。そのルールは
12時なった時点で燕山荘へ向かって引き返そう
進む先を見れば雲がある側ない側、稜線上できれいに分かれてます。
尾根で雲がわかれる
すごいな〜なんでこんな風になるのかしら?見ていて飽きない…どころか雲の動きが面白くて目が離せない。
この稜線歩きは道迷いする可能性が低く、大天井へ向かって右側に槍ヶ岳が見えてとても楽しい道でした。

11時28分大下りの頭に到着

大下りの頭
ここまで来ちゃいました。この先にはものすごい下り坂の登山道が眼下に広がっています。距離も相当ありそうな感じ…。
続いていく登山道
実は大天井ヒュッテのカレーを食べたいなあと思っていたりしたのですが…。

ここを下って登って食べて戻ってくる…?

大天井への道のりを考える
帰りの時間や体力をも考えると今の私には無謀な賭けだ。それに時間的にも切りもいいのでここで稜線歩きはストップすることに。
いつの日かこの先にある大天井にも行きたいな〜と思いながら燕山荘への帰路につきます。
尾根帰り道
相変わらず周りに誰もいないので嬉しさのあまり小唄を歌いながら歩く。誰も居ないのでニヤニヤしながら歩いていても大丈夫!
空も清々しいくらいの青。
青い空
蛙岩も通り過ぎ
カエル岩の間
燕山荘も見えてきた。
燕山荘が見えてきた
燕山荘周辺に帰ってきた頃には周囲がハッキリ見えるまでお天気が回復!振り返れば槍ヶ岳も見えます。
槍ヶ岳
こうして楽しい稜線歩きを終えて燕山荘へ帰宅しました。

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