人生初の日帰り単独登山を塔ノ岳でデビュー(後)

塔ノ岳レポ後編タイトル

無事、塔ノ岳山頂に辿り着いた私。ここに辿り着くまで多少の不安はあっても何の問題も発生しなかった。ひとり登山って結構楽勝じゃん!って思っていた私の鼻を折る出来事がこれから起こるのです…。

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前話:人生初の日帰り単独登山を塔ノ岳でデビュー(前編)はこちら

目次

鍋割山稜を歩く

地図塔ノ岳から鍋割山
晴天下の塔ノ岳山頂に別れを告げて、鍋割山を目指して歩き出すことに…。

10時26分塔ノ岳出発

塔ノ岳山頂から出発
塔ノ岳山頂から鍋割山のピークまでの距離は2.8kmほど。
まずは塔ノ岳から来た道を戻り、金冷しの分岐まで戻ります。
下り始めると登ってこられる方とすれ違う場面も増えてきて「こんにちわ」と挨拶しあう。ただすれ違って挨拶するだけだけど、ひとり登山だと人恋しくなっているのでその一言でも人と触れ合えてなんか嬉しい。
また、登る人の辛そうな表情を見て

うんうん、辛いよね〜私も辛かった


と、心のなかで勝手に共感しつつ木道を一気に下る。

10時35分金冷しの分岐に到着。

金冷シまで戻ってきた
下り道は楽なので、あっという間に金冷しまで戻ってきました。
ここで進行方向から右に折れ鍋割山へと向かいます。
鍋割山稜はブナの原生林が広がる比較的おだやかな下りと登りが続くコースです。
延々と続く木の階段
ところが鍋割山方面へ進みはじめた途端、人の気配は少なくなり…誰もいない稜線歩きとなりました。
今から思えば、登山道なんてよっぽどの大人気登山道でもないかぎりそんなもんよ〜とも思いますが、当時は「人気の登山ルートを選んだんだから、登山道には必ず人がいるはず」と思い込んでいたんですね…ふふ。初々しわ。
下り階段が広がる
さて、鍋割山料は緩やかな階段道が続きます。
鍋割山は塔ノ岳より低いので、下りの方が多く快適に進んで行けるはず…だったと思う…。
この道程にも道標が立っているので初級者には心強いですね。
鍋割山稜の標識
大倉尾根経由で登ってきていると脚に疲労がたまっているようで、時折現れる緩い登りでもちょっとしんどい。
また、前後に人の姿が見えないので登山ルートに確信を持って歩いているつもりでも、少し不安になってくる。こんなにはっきりとわかりやすい道なんですけどね。
大きな木
しばし下って登り。そんなことを繰り返しているうちに大丸へ着きました。
大丸からは緩やかな道となり、相模湾や富士山が望めると書いてありますが…よくわからなかった…。
広がる山脈
ただね…なぜだかね…あんなに塔ノ岳山頂が晴れていたのにね…ここら辺でなぜか…ガスってきました!
ガスが出てきた

なんでなの?ひどい!

みるみるガスに覆われていく登山道。一瞬、塔ノ岳へ戻ろうかとも思ったけれど、鍋割山へ続く道はハッキリしている。なので、ガスの中を黙々と歩くことに…

ザックの中にはレインウェアもヘッドライトも入れてあるから大丈夫!

と思いつつもガスの中を1人で歩くのはかなり気が滅入る…どうしちゃったの?天気よ〜!家を出る前に確認した天気予報は晴れだったのに…。
ガスだらけ
その後も鍋割山稜コースでは時々人とすれ違えたりしたのですが…皆さん鍋割山から塔ノ岳へ進まれるようですれ違ってはガスの中に消えていくという…まるで…お昼のワイドショー「あなたの知らない世界」に出てきた再現フィルムを目の当たりにしている状況です。

塔ノ岳までの道のりと今歩いている道のり落差に「もしかしたら私は鍋割山稜のどこかで滑落して…今はもう…そして延々と鍋割山稜を迷い続け…自縛霊になったのでは?」と自分に問いながら歩く。
鍋割山稜の道標を再確認
道標を信じて、地図を確認しなgら歩く…歩く…二俣分岐を過ぎて小丸を越え、しばらく、木の階段を下ります。
そして、最後の登り返し。
この登りきったところで…鍋割山の山頂のはず…ガスの合間からうっすらと赤い屋根の小屋が見えてきて…鍋割山に着きました。

11時17分鍋割山到着

鍋割山山頂到着

鍋割山到着

はい!恋しかった鍋割山に到着!視界は…ダメダメ。では登山者はというと…
鍋割山山頂周辺
鍋割山稜にほぼ人が居なかったので鍋割山にこんなに人がいることにビックリ!

皆さんこれから塔ノ岳を目指すのかしら?

山頂には鍋割山荘があり、そこの鍋焼きうどんが名物。
鍋割山荘
山頂は広く、展望図盤・ベンチも設置されていて休憩するには良い場所だと思います。また、鍋割山荘にはチップ¥100で利用できるトイレがあります。

使用したトイレットペーパーは持ち帰るんだよー

山荘の中でも外でも皆さん鍋焼きうどんを食べている。
鍋割山荘付近
本日、初めての単独登山の目的の一つに鍋焼きうどんを食べる!があリましたよね?

でも〜

でもでもでもでも…でーーも〜

天気はどんどん悪くなっていくようにみえる…
しかも鍋焼きうどんの出来上がりを待つ人が外まで並んでいる…。
私は…初めての単独登山の私は…今、鍋焼きうどんを食べるべきか? 今回はあきらめて、安全第一で下山を優先するべきでは? 大切な決断を迫られた時にどうしても頭の中に出てくる彼…。

ファイナル・アンサー?

う〜ん、う〜ん…また今度!ファイナル・アンサー!

鍋割山や山荘をちらっと見て再び歩き始めることに。

次回こそ、鍋焼きうどんを食べにくるね!

そして…ここで食べるときは…みんなでワイワイ食べたいです…。
その後の登山で2回ほど鍋割山荘を通過しましたが…未だ食しておりません…。

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