電車とバスで雲取山を日帰りで登ってきた(前編)

2011年7月に鴨沢ルートを日帰りで登って、その距離の長さに辟易した雲取山。この春、再び同じルートを単独で登ってみることにした。

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012017年は雲取山の年!

東京都にある山の中で一番高い山「雲取山」。
標高は2017m。そして今年は西暦2017年。
と、いうことで雲取山は2017年の山として記事やニュースで取り上げられています。

雲取山はテント泊も単独登山もしていなかった2011年7月に友人らと登った。
当時は車で行ったので、登山開始時刻も6時ぐらいだったはず。
しかし今回、私は公共機関を利用して行くことにした。

なぜなら仲間がいないからだ!

不満そうな顔

雲取山にはコースが幾つかあるが、今回登ったコースは前回登った時と同じ「鴨沢ルート」
このルートを再び選択した理由は、数あるコースの中では比較的日帰り向きとは書いてあるからだ。ただし…片道5〜6時間!
鴨沢なんて名前がつけられていると、鴨がピヨピヨしていて、カワイイイメージがあるが…地図に記されているコースタイムがちっとも可愛くない!登り5時間?ということは下りは3時間ぐらい?
鴨沢ルートは急な登り道が少なく、その分距離が長いので、登り時間に比べて下山時間が縮まることはあまりないだろう…

公共機関を利用して日帰り登山をするには…結構タイトなスケジュールじゃない?

燕岳へ行く
はい、その予感は見事的中しました。

中央線を乗り継いで奥多摩駅を目指す

朝早くの中央線は立川駅まではわりかし平和だったんです。が、立川駅からの乗り換えBattleが始まりました。
登山者は我先にと乗り換えの電車の空席を確保します。
え?え?わ〜っ!と思っている間にどんどん埋まる椅子。

さらにその先の青梅駅での乗り換えでは、先ほどの立川での乗り換えで学んだ人たちが、またドドドッ!と空いている席を求めて押し寄せる。まさに椅子取りゲーム…!
電車の車両は乗り換える度に削られて短くなっているので、電車の中が登山者ばかりになっても席は空きはしないのです。

席取り合戦に乗り遅れた親子連れはボー然。
私は立川での乗り換え時にちょっと離れた場所からてくてくと歩いていたら、後ろから走ってきた山ファッションの人にぶつかられて憮然。

ホームで人にぶつかっておいて…そのまま無言で去るとは…山ん中ではさぞかしマナー守ってんだろうな!

激しく怒っている顔
その後も延々と電車に乗り続け、ケツもホントに痛くなった頃にようやく奥多摩駅に到着。
電車の扉が開いたと同時に、バス停に向かってまたまた大移動!
リンリン!リンリン!
熊よけ鈴を鳴らしっぱの人がいますね…相変わらず…。

改札を出て、ドドドッと大勢の人が並んだのは、駅を出たスグ右手にあるバス停に停まっていた日原行きのバス

えっと私の求める雲取山方面行きは…多分…これだよね?

一定方向を見る

と駅の正面にある、道路を挟んだロータリーに止まっているバスへ向かうが、そのバスが停車する予定の停留所名に鴨沢の言葉がない。
鴨沢バス停には行けない? 
不安に感じてバス停に立っていた乗務員さんに聞くと

この時間帯7時30分のバスは鴨沢バス停には行きません、鴨沢バス停行きのバスは1時間後になります。
でも大丈夫ですよ
鴨沢バス停の2つ前のバス停の留浦までは行きますので、そこから鴨沢バス停まで歩いて8分ほどで着きます。

とのことで一安心。臨時便もでている大人気の日原行きのバスを見ながら

あと1時間もバスを待つと時間がキツイ…川苔山へ予定変更したほうがいいかしら?

登山装備を背負って汗だくになって登っている姿
と思い始めていたのでホッとする。

奥多摩から留浦まで40分くらい位かかったでしょうか?
ものすごく丁寧な運転手さんで、悩める人、ここで降りても大丈夫か不安そうな人には一言かけていらっしゃいました。
年に数度、レジャーでしか来ない人ばかりなのに…なんて優しい…。

02電車、バスを乗り継いで鴨沢登山口を目指す

地図雲取山留浦から小袖駐車場
バスはようやく終点の留浦に到着。ここで降りた人は私を含めて8人ぐらいだったかな?
留浦バス停にはトイレがある。トイレにずっと行きたかった私にはホントありがたい!もちろん水洗ですよ。
留浦バス停のトイレ
その後朝食を食べながら、今の時間8時15分からこれからのかかる時間を再び計算…行程に全く時間の余裕がない。
登山靴の靴ひもを結び直し、日焼け止めを塗りたっくたら…まずは鴨沢バス停まで移動!
留浦バス停から鴨沢バス停へ
バス停を降りて、道の進行方向へ8分ほど歩けば鴨沢です。
鴨沢バス停
登山届提出場所はどこかしら〜?と探すとバス停のベンチの奥の場所にありました。
バス停ベンチ横の階段を登り、右手のアスファルト舗装された坂道を上がる。
鴨沢バス停裏から登る
坂道はジグザグと登っていく道になっていて、ターンする場所に駐車場と出店が…お店の人から
これから登山?頑張って!
の暖かい声に励まされながらアスファルトの道をしばし登ると…ようやく土の道が見えてきた。
鴨沢バス停裏から登る2
さあ!いよいよ登山だ!ってことじゃないことを私、知っているんだから…。
この山道チックなのはすぐに終わって小袖駐車場に出るのよ…この山道はウオーミングアップみたいなもんよ…。
鴨沢から小袖駐車までの林道
山道を20分ほど登れば…そこは小袖駐車場。
小袖駐車場
周り一面に自動車が停められています…う〜ん、スゴイ…。そしていつの間にか小袖駐車場にできていたトイレ!
ここってずっとトイレが無くって…車中前泊者も駐車場管理者も大変だったんだろうな〜と思って見ていたら、駐車場に立っていたスタッフらしき人からこちらをドウゾ!とシールを渡されました。
雲取山2017シール
おお〜!これが噂の2017アピールね!と、ありがたく頂きました。

駐車場を背に祠を前に見て、左手のアスファルト道を歩く。
再びアスファルトを通って鴨沢登山口
3分ほど歩くと左手に「雲取山」と書いた道標が出てきました。

9時0分鴨沢ルート登山口に到着(留浦から45分経過)

鴨沢登山口
さあ、いよいよ長い長い鴨沢ルートの登りが始まります。コースタイムは本やネットの情報によると所要時間は5〜6時間…私はどの位の時間で雲取山山頂にたどり着けるのでしょう?

03鴨沢ルートから樹林帯を歩く


鴨沢ルートはなだらかな土の傾斜から始まる。鴨沢ルートに入った途端…下山者とすれ違う!すれ違う!

鴨沢ルート1
公共機関を使ってきたことで私の登山開始時刻が遅いのだ。
この高さの山ならば6時には登山口に着いていたいところだが、時間はすでに…9時!

遅いよね…

不安になっている

下山してくる方から「今から登りか〜」と言われる始末。
気持ちが急いて、ついつい…足が早くなる。しかも、さっきまで一緒だったバスの仲間たちは全然見えない…
公共機関を使って雲取山を登る人たちはやはり健脚でないと許されないのか…とだんだん不安になる…。
鴨沢ルート2
鴨沢ルートは全体的にコースはなだらかな登りになっているため2017mまで上がるにはそれ相応の距離がかかりますし、木に囲まれた道を延々と歩くため…非常に距離が想像以上に長く感じる…!
道ははっきりし、道標もアチラコチラに立てられているので精神的不安がないのが救いです。
鴨沢ルート道標
ひとりで黙々と登りながら、友人らと来た時も「あ〜いつまで続くー!」と言いながら登って降りたコトを思い出し

下山時に…あの歩けども歩けども下山口に着かない…が、待っているのか…

モヤモヤしいるアップ顔
とちょっと気が重い…。
緩やかな上り道をセカセカ歩く…下りの人はいるが、登りの人は全くいない…それが本当に焦る。
私の今シーズンの目標は「歳もとってきたし、周りを楽しむ登山」だったはずなのに〜!シーズン初めからぶっ飛ばし…。
鴨沢ルート3
ようやく登りの人に追いついたが、テント泊装備の人。

ゆっくり登って、今日は山に泊まるのか〜いいな〜…

ちらっと見る
セカセカ歩いて…登って…ようやく

10時04分室所に到着(留浦から1時間49分経過)

鴨沢ルート堂所の道標
休憩されている人もいましたが、帰り時間を考えるとゆっくりしている時間はないので、止まらず進む!

鴨沢ルートの唯一の難所を上げるとしたら…やはり、ひたすら歩くこと。
この記事を読んでおられて、まだ鴨沢ルートで雲取山へ行かれていない方…ほんと長いですよ!ちょっと大げさかもしれませんが…
こんだけしつこく書いて、感じ悪かもしれませんが…変わらない風景の中を延々と歩く覚悟を持った方がメンタル的に楽かと…思うんですが、どうでしょう?
堂所以降の鴨沢ルート1
室所からも変わらない風景の中を歩く…。
だいぶ疲労も溜まってきたので、ゆるい上りでも辛くなってきた…。

確か…七ツ石小屋までが遠かった気が…

登山装備を背負って汗だくになって登っている姿
結構歩いたハズなのに風景が変らないのは…精神的にきますね…。
堂所以降の鴨沢ルート2
はあはあ、歩きながら前を見ると数人の人が休憩しているポイントが見える…おお…あそこが…!

10時37分七ツ石小屋下(留浦から2時間22分経過)

七ツ石小屋と巻道の分岐点
樹林帯をセカセカ登り、ようやく七ツ石小屋と巻道の分岐点まで来ました。
ここの分岐で雲取山への近道とこの上にある七ツ石小屋への道が選択できます。

七ツ石小屋は過去に行ったからいいや!

冷めた顔で下る
と巻き道を選択しました。小屋に寄る時間もとれない…いや、寄ってもいけど下山時に時間に余裕があったらでいいやでスルー。
なんか、ホント、時間に追われている感じですね…。

過去の記憶にあったUターンに近い木の橋を渡り、ほぼ平坦な巻き道を進む。
巻道の橋を渡る
ここが終わればぐあ〜〜〜と景色が広がるブナ坂へ出るはず!
ブナ坂への巻道を歩く1
あとちょっと!と思って歩くが…この巻道は記憶より遠かった…。
ブナ坂への巻道を歩く2
ほら、あとチョット、あそこの超えればブナ坂?って思いながら歩くと…たいていその距離は長いよね…期待は裏切られるのよ…フフ。
なんかもう、やけくそになって歩く、歩く…。
先が見えない曲道を見かけ、あのカーブを曲がればブナ坂?と思うが、着く度にアレレ?を繰り返し…

11時7分ブナ坂の道標に到着(留浦から2時間52分経過)

ようやくブナ坂へ着きました…。これで樹林帯歩きは終わり、これから先は楽しい稜線歩きと雲取山へ続く、ちょっと急な上り道が始まります。
ブナ坂の道標に到着

「電車とバスで雲取山を日帰りで登ってきた(後編)」に続きます


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